What's good in Helsinki
今日はとにかく3,4時間街を歩き回ってみた。美術館から図書館まで。ずーっとトラムも使わずに!
たまに家族に電話をして、街並みをシェアしてみたり、たくさん写真を撮ってみたり、お店の人に話しかけたり、とにかくひとりで歩いてみた。そしたら、いくつか気づいたことがある。
まずは、空間の静かさ。お店もカフェも気づいたのは、大体BGMが無いということ。とにかく静かで、お店に人がいなければ物音ひとつしない。カフェにもたくさんの人がいたけど、みんな自分の読書や考え事にふけっていて、グループでいる人たちはみんな会話に集中してた。歩いている人はとにかく寒くて、顔の周りを何かしらで覆っているからあまり周りを見ず、足元と隣の人にしか必然的に注意が向かない。だから、私がひとりで日本語を話していても、こけそうになっても誰も気にしない。
外はツーンと寒く、屋内は心地良い暖かさと照明がそこで流れる空気を言葉にできないほど穏やかにしている。
美術館では、「この椅子に座ってみて、感想は?」「○○の意見は?」とか見てる人を考える人に変えてしまう工夫がそこら中に溢れていた。図書館には男女共有のトイレ、子供が大きな声を出して遊べる大きなスペース、作業する人が真剣に取り組むスペースなど広い空間にたっぷりと、みんなが好きなように過ごせる工夫が詰め込まれていた。
確かにこんなに寒い中では、外には長くいられなくて、服ももこもこ一択で、周りを気にしすぎる余裕もないし、そしたら自然とSNSってつまらないものになるのかなって。見渡しても5メートル先くらいの人はもう見えないし、1日中暗くて時間の流れも不思議だから、自分の考えに没頭するにはぴったりの場所だなと思った。
けど、確かに暗すぎるな、太陽が無さ過ぎてこれはこれで大変。
ただ、自分のことに自分のペースで集中するにはもってこいの場所だと思った!