過去の熱量は未来をも突き動かす
過去の栄光に縛られたくはないが、過去のことを振り返ると前向きになることができる。
私は、家庭環境やら幼い頃の逃避思考のせいか、一人暮らしを始めた大学生から急速に病んでいった。
今思えば、これは好転反応だったと思う。衝撃が大きくて何年も苦しんだが、あの時の絶望が今の私を作っている。
そんな私が、死なずに生きてこれたのは確実にバンドのおかげだ。
Duff(熊本)とNOTITLE、前者は10年間、後者は後期にドラムとして活動した。
ドラム+コーラスというスタイルを認めてくれた各メンバーには本当に感謝している。振り返った今だからこその感謝だ。
私は、音楽が好きだった。表現者になりたかった。歌手になりたかった。15歳で諦め、大学に進学した。
バンドでボーカルをしよう!
そう思ったが、考えてみれば私はバンド音楽をほとんど聞いてなかった。
あれ?需要なくね?
現実は甘くないと早々に知った。
そんな時、新歓ライブというものがあった。今でも尊敬しているジャイさんのドラムを観て、衝撃を受けた。
上手さなんてわからない。ただ一言だ。
なにこれ楽しそう!!!
ジャイさんの笑顔にやられたのだ。心からの笑顔があんなにも輝くものと初めて知った。
がむしゃらに練習した。
そしたらなんやかんやあり、オリジナルバンドを組むことになった。
それが、Duff(熊本)だ。
※同時期に出来たバンドでDuff(京都)というメジャーバンドがあるのでお間違いなく
Change
https://youtu.be/nMB2w7aF7Ow
この曲を初めて練習した時だったか、
「ねえ、ハモれる?適当にハモって。」
と言われて適当にハモった。
その時に衝撃が走った。
あー、なんて(ボーカルの声は)ハモりやすいんだ。
変な言い方だが、声の重なりがすごく心地よくて、私はコーラスに専念しようと心に決めた。
と言いながら主張が激しい曲がこちら。
ツナガルコトバ
https://youtu.be/WpAcYGLL-SM
でもこれは、ボーカルがハモリ部分まで作ってくれたものなので、ボーカルに感謝。
We could shine
https://youtu.be/NW0zLrjFlOg
この曲が一番しんどかった(酸欠)
あの時、私は確かにクリエイティブな人間だった。
私は表現者だった。
その事実が今の私を後押しする。
今更ながら、ありがとうございました。
今は表現者とは言えないかもしれない。
ただ、私が私の可能性を否定せずに済む事実がある。
過去は振り返るものだ。そして未来の糧にするものだ。
私のメンタルが落ち着いたのも
私が今こうやって生きていこうとしているのも
私という人間が確立したのも
バンドがあってこそだと思っている。
熱量を知っている人間は強いのだ。
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