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潔さはこれからの”強さ”かもしれない【モンスターズ・インク-サリー】
これを書いている人は…
奥さんと子供とディズニー+のおかげでディズニーやディスニー映画が好きになった、組織開発や行動経済学を研究中の32歳臨床工学技士(医療職)です。
ディズニープラスというディズニーの番組を配信するサブスクリプションに登録したら、子供がディズニー沼にはまりずっと観ているので、自ずとディズニーの映画をたくさん見る羽目になっているんですが、学びが多いのですこしずつ共有します。
このnoteには多分に、【モンスターズ・インク】【モンスターズ・ユニバーシティ】のネタバレが含まれます。ご注意ください!
また、【モンスターズ・インク】【モンスターズ・ユニバーシティ】を見たことない人は、ブンブン無視していきますので、ご視聴してから以下をご覧になることをお勧めします。
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ご存じの通り?、モンスターズワールドのエネルギーの源は「人間の子供の悲鳴」です。
そのために「怖がらせ屋」という超エリート集団が組織され、大企業のモンスターズインク内でも、みんなから一目置かれる存在です。
しかも、モンスターズインクの前日譚を描く2作目「モンスターズ・ユニバーシティ」では、その「怖がらせ屋」を養成するための大学がいくつかあり、大学同士でしのぎを削っているようです。
サリーやマイクも、「怖がらせ屋」になりたくてモンスターズ・ユニバーシティに入学します。
人間界のドアに無断で入り、大学に危険をもたらしてしまったことで、大学を退学にはなりますが、その後郵便係からモンスターズインクに入社して、そこから上り詰めて怖がらせ屋になり、サリーは業績No.1、マイクはそのアシスタントとなります。
という前提のもと。
そんな二人のもとに、モンスターズワールドに紛れ込んだ人間の女の子ブーによって、モンスターズ・インクの根幹を揺るがす事実に気づきます。
人間の子供の笑いは、悲鳴の10倍エネルギーを供給することができる。
つまり、サリーやマイクの怖がらせ屋としての実績や記録は、これからは意味を成さなくなるということです。
ぼくは想像しました。
自分のこれまでの実績や記録が、意味を無くしてしまうようなイノベーションが起きた時、それを受け入れることができるだろうか。
しかもサリーはそれに気づいて、自分が社長に就任して新しい事業として確立させています。
普通だったら、怖がらせ屋にこだわり、執着してしまうような気がします。
サリーはあまりに潔い。
しかし、大学生のときは自分の家系と能力を過信し傲慢だったサリーが、努力家のマイクと出会って謙遜で実直な性格に変化したことを考えると、その潔さにも納得がいきます。
これからの時代、今の仕事が意味を成さなくなるイノベーションが起きる可能性はあります。
その現場に立ち会った時、潔く受け入れて変化することは、強さなのかもしれないと思います。