何かができるようになるということ〜バイク教習〜
2022年1月の話に遡るのだが、ホンダのレブル250納車。そう。アラサーもふもふ、32歳にして、中型バイクを購入したのだ。
久々に勢いでやってしまった。
新しいことに首を突っ込んで、何かができるようになるというのは素晴らしいことだ、と最近思う。
歳を重ねると、どうしてもフットワークが鈍ってくるように思う。
毎日新しいことが勝手に天から降って来ていた小中高校、大学時代と違い、社会人になってしばらくすると、新しいことは格段に減る。
経験値が増えて予測がつく分、とりあえずやってみよ！ではなく、まずは足元を固めて…なんて姿勢で動くことが増えてくる。それなりに限界あるよね、とかもわかってくる。30歳を超えると、新しいことをやらない理由もたくさん作れてしまう。
昔は、「何それ、面白そう」だけの思いつきですぐ動けていたのが、旦那からの「バイクはいいぞう」布教を受けても、でも、バイクは危ないし…、高いし…、教習所通うの大変だし…、この後妊娠出産と人生のステージ進んだらすぐ乗らなくなるし…とかとかとか。やらない理由はいくらでもでてくる。
でも、そんななかで、バイク教習をはじめて、卒検に合格して免許が取れて、バイクを手にして走れた😶😶😶😶😶✨
なんて素晴らしいのでしょう。（本気で自画自賛）
社会人になったとき、父に「これからも自分で何かを学んだり、力をつけていくことは大事だぞ、云々」ということを言われたけど、ようやく最近そのことを少しずつ実感しつつある。
コロナ禍で暇になったのを機に、大学生で免許を取ったきりだったのをペーパードライバー脱出して車通勤できるまでになったり、TOEICが500点前半から700点後半になったりして、じわり、じわりと、「おや、まだ自分って、やればできるじゃん？」と攻めの気持ちを思い出しつつ(?)あり。
コロナが思ったより長引いて、なんもやることないなあとごろごろのんびり過ごすのにも少し飽きて来て、異動後1年経って仕事も落ち着いて来たし…ということで、閑散期の2021年8月、、、ついにバイクの免許を取ろう、と決心がつく。
新しいことは想定外だらけだった。
コロナ禍での空前のバイクブーム(?)により、教習所への入校は1か月以上も先になり、仕事の閑散期の夏場にサクッと教習通って免許取って…という当初の目論見が外れ、繁忙期の秋冬に通うことになるとは、だいぶ想定外。
そして、何より想定外だったのは自分の身体の動かなさ！
なんやかんや、自分の運動神経は良いほうだと思ってたのだ。子供の頃は足速かったし、鉄棒得意だったし、中高もずっと部活やっててレギュラーだったし、大学もサークルとはいえ週7で結構練習してたし。体育の授業でも、マット運動でも走り高跳びでも、教わって何回かやったらできちゃうって感じだった。はずなのに、、
教習がはじまると、頭と身体がバラバラで思うように動けない。
1時間目でバイクの引き起こし。まず無理。笑
まあこれは女性ハンデがあるとして、続いてセンタースタンドを立てたまままたがり、エンジンをかけてギアを変える練習。「はい、アクセル戻してクラッチ握って、ギア上げてー」って、いやいやいやいや。
右手左手右足左足は1つずつしかできないのよ。ていうかそもそもクラッチと右足ブレーキって人生で初登場なのよ。
その後のコマでも、発進停止のたびにエンスト。一本橋も落ちてばっかだし、クランクは入り口から1つ目の角で曲がれなくて毎回コケるという有様。あれ、自分ってどうやってここまで生きてきたのか？と思わず振り返るくらい自信がなくなって家でうじうじしたりと消耗したり。
新しいことを始めるのって、始めるときにエネルギーが要るのはもちろんだけど、その後に走り続けるのも結構エネルギー要るよね。
最終的には、これまで自分が行き詰まったときってどうやって突破してきたのか？？を思い返した結果、できないことをiPhoneのメモにリストアップして、教官から受けたアドバイスをメモしてひたすら家でイメトレ（真面目）。あとnoteで♯二輪教習の記事をひたすら見たり、youtubeで教習動画を見て、意外とみんな苦しんでるなあ…と元気をもらったり。
そうだった、自分の愚直さというか、真面目さを思い出したりして。
文字に書き起こして整理してイメトレして…って、そういえば最近あんまりしてなかったけど、結構自分のスタイルの基本だったなあ。と立ち返る。
そんなこんなをしながら、第二段階からはペースと自分の身体と心の操りかたも少しずつ思い出してスムーズに進み、卒検も置きにいく走り（汗）でなんとか一発合格。
仕事が繁忙期に突入してしまい、卒検後免許取得まで1ヶ月ほど寝かせてしまったけど、2022年1月に無事免許取得。我ながらよくがんばった!!
「何かができるようになること」の良さを噛み締めたもふもふでした。あとはバイクを眠らせないようにちょこちょこ乗るぞ。
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