シャーロットで手に入る日本の食べ物
シャーロットは日本人があんまり住んでいないと思う。ニューヨークに在住していた時には日本食レストランも日本食材も比較的簡単に手に入ったのだけど、シャーロットに越してきてからは、Hatoyaさんという小さいけど陳列が天才的なお店以外は日本の食材を専門に扱っているお店はない。
Hatoyaさんには2ヶ月に一度くらいのペースで通っていて、うどんの乾麺とか、冷凍の明太子とか、味醂とか日本酒とかを買っている。あとは柿の種とどん兵衛か赤いきつね、懐かしくてベビースターも買ったりする。
昔は納豆を大量に買っていたけど、ここ1年くらい納豆を手作りするようになってからは冷凍納豆は買わなくなった。日本だときっと3、4パック入りで200円くらいなのかな、シャーロットだと4、5ドルするので、手作りした方が格段に経済的。
Laura soybeansという豆農家から納豆専用の小さい大豆を3キロとか買って、美味しい納豆を自分で作ることが出来るようになった。
すごく簡単で、味も良いし気に入っている。大量に出来るから食べ過ぎに注意しないと…。
最近は近所のウォールマートというアメリカのスーパーでもキューピーマヨネーズとか、ラ王とか、日清焼きそばとか、サッポロ一番の塩ラーメンとか味噌ラーメンまで売っているのを発見して、感心してしまった。
別のアジア系でもない普通のスーパーにはコアラのマーチとポッキーももちろんあった。フルーツのグミもあった。
日本人が多く住んでいる土地でもないのに、シャーロットでもラーメンブームが起きて、色んなラーメン屋さんが出来ていたりもするから、インスタントラーメンなどの日本食もアメリカの大衆受けするようになっているんだろうか。
近所のオーガニックを売りにしているスーパーにもアジアン食材のコーナーが小さいながらもあって、海苔とか味噌とかライスヌードルとかが売られている中に、何故かサッポロ1番の塩ラーメンと醤油ラーメンが混ざって並んでいた。
塩と味噌の方がいいのに、と思うも、オーガニックからは程遠いサッポロ一番がこの店にあっていいのか、と疑問に思う。
もしかしてラーメンは日本の健康食品と誤解しているんだろうか。
あと、シャーロットではどんなスーパーでも寿司コーナーがあって、一応寿司っぽいものがパックで販売されている。
ただし、高い、巻き寿司っぽい(日本のものではなくて)ものが一パックで15、6ドルする。ファーストフードで外食するのよりも少し高いくらいかな。でもクオリティを考えると、法外に高い。
そして申し訳ないけれど、日本で育った私の口には合わない。
シャリの味付けが濃くて、食後に異常に喉が乾く。
そのシャリがこれでもか!というくらいに力を込めて握って握って固く丸くなっている。シャーロットでは5年近く住んで色んな場所で寿司を食べてみたけど、程よく握ってある寿司に出会ったことがない。どうしても日本食が恋しくて切羽詰まったら、握りではなくて、まだMakiを頼んだ方がいいと思う。
ただし、具材はクリームチーズをふんだんに使ったりするので、何が入っているか注意してから頼まないとすごいものが出てくる可能性もある。
マンゴ、ハラペーニョ、スパイシーイェローテイル(ハマチ)、オニオンフライにスパイシーマヨネーズをたっぷりとかけたものとか、そういう感じの組み合わせがざらにある。
日本の巻き寿司だと思って頼んだら、寿司が大爆発したみたいなビジュアルの物が出てくるので驚くと思う。
そして、そういうアメリカのMaki寿司にはコーラが合う。
日本の寿司とは違った食べ物だと思った方が良い。
それでも「もしかして、今回こそは美味しいかも」と思って何度かスーパーや近所の寿司も売っているテイクアウトチャイニーズ&タイのレストランなどで寿司を買ったけど、食べた後数時間はシャリの塩分で喉が乾き切って水をがぶ飲みしてお腹がタプンタプンで大変なことになる。
マクドナルドのハンバーガーを食べたあとにも同じ感じになるから、塩分の量が半端ないんだと思う。
私はダイエットもせずに痩せているけど、海外に住んで、美味しい日本食がなかなか手に入らない環境にいるからだと思っている。