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生後8ヵ月babyとヨーロッパ5週間③:赤ちゃんにやさしいエアビーの探し方

アラフォー夫婦が生後8ヵ月babyと5週間ヨーロッパ旅行をした記事その③「赤ちゃんにやさしい宿泊先の探し方」です。過去の記事はこちらから。

宿を探すにあたり、最初はホテルも検討していましたが、息子はまだつかまり立ちもするかしないかくらいの月齢のため、やはりキッチンもあったり、部屋の広さを考えると、エアビーの方が赤ちゃんフレンドリーというのが私の結論です。
・予算は1泊2万円(家族全員で)。
・飛行場に近いが、都心にも近い。
・子供がハイハイしてもケガしなさそうな家。(段差が無い、カーペットである、など。)
・エレベーターがある(ヨーロッパは基本ないと思ったほうが良い。そして、結果ない家も多く条件として断念した場所もあります。)
を最低条件として、あとは色々調べていくうちに、以下を追加条件としました。

宿泊施設のタイプ

まるまる貸し切りを選ばないと、いわゆるシェアハウスになり、3LDKの1部屋みたいなこともあります。それが良ければよいですが、赤ちゃんの事を思うと宿泊者は我々だけの方が気が楽だったので、今回はまるまる貸し切りを選択。

アメニティ・設備

日本の感覚だとエアコン・暖房って普通にあるでしょ?と思うかもしれませんが、無い家もあります。昨今の温暖化で我々がイタリアを訪れた時は40℃の異常気象でしたが、基本ヨーロッパは湿気が無く過ごしやすかったり、そもそも歴史ある建物に冷暖房の備え付けが難しかったりするので、夏は扇風機だけ、ってこともあります。

また、極力荷物を少なくするために洗濯機と、乾燥機も必須で選択。日本みたいに洗濯物をベランダで干すカルチャーではないので(干せる所もあります)、洗濯機だけではなく、乾燥機もあると安心です。ない場合は近くにコインランドリーがあるかを調べておくのも重要。パリの宿泊先の洗濯機が思った以上に小さくて、時々利用したコインランドリーは1000円くらいした記憶。そして、荷物を減らすためにヘアドライヤーは持っていかずに、備え付けのある家を選びました。

特徴でベビーベッドを選択

「ベビーベッド」ありを選択すると、
1.ものすごく赤ちゃんwelcomeな家
2.投資目的なビジネスホテル並みにアメニティがしっかりしている家

のどちらかに分類された印象です。
「1」のものすごく赤ちゃんがwelcomeな家に当たると、ベビーチェア、絵本、おもちゃ、ベビー食器などの用意があり、現地の絵本を読めたり子供部屋が用意されていたりと、それぞれの国の子持ちファミリーの雰囲気を体験できたのが楽しかったです。また、今回宿泊した家のうち2軒は、ホストの子供(大学生くらい)が出迎えて来てくれるなど、ヨーロッパではファミリービジネスとしてエアビーを活用する事が盛んなようでした。

注目の宿泊先でスーパーホストを選ぶ

今はスーパーホストという言い方はしなさそうですが、とにもかくにもレビューが高い人に絞りました。ちょっと宿泊費が高かったとしても、飛行機や電車移動で疲れている中で鍵がないだの、電話が繋がらないだのトラブルは避けたかったので、評判が良い人を選びました。結果、全ての宿泊先でのトラブルもなく、むしろ飛行機の遅延に対応してくれたり、空港まで迎えに来てくれたりととっても優しいホストの方々に出会う事が出来ました。

その他、エアビーでは「子供と一緒に」というオプションも選べて、子供にとっては夢のような家を選ぶことができます。1年ぶりにエアビーを覗いてみましたが、他にもオプションが沢山増えていました。

因みに私が宿泊した場所はこちら。

パリ:ルームシェアで出迎えあり
どうしてもバルコニーのある部屋に泊まりたかったのと、パリのファミリー層に人気なサンマルタン運河にも近く、マレ地区にも近くて色々な駅に近いこちらを選択。しかし、選択を間違えてルームシェアになってしまったのですが、結果ホストはとっても良い人でいかにもパリ!って感じのリアルライフを体験できたのは素晴らしかったです。親用のベッドしかないので乳幼児にはハードル高いと思いますが、リビングでよく過ごさせてもらいました。

ニース:出迎えあり
東京じゃ考えられないくらい綺麗で広くて、雑誌エルデコのような部屋でした。もう感激。子供の絵本やおもちゃなどもあり、可愛かったです。メインからは少し離れていますが、ニースはこじんまりとどこを歩いても絵になるので、歩いて都心へ行くのが待ったく苦痛じゃありませんでした。

ミラノ:出迎えあり
とにかくホストの方が子供が大好き!という感じで、始終子供に不便はないかと連絡をくれたり、清潔なお部屋で子連れには安心な宿。とってもかわいいお部屋で、マンションの入り口を開けると映画のような建物!PRADA財団へ行きたかったので、徒歩5分程度のこちらを選択。

ヴェネツィア:出迎えあり
ヴェネツィアは街全体がザ・観光向けでしたので、あまりファミリー感を感じられる宿は無く、その分子連れの観光客にも慣れていて、わりとベビーベッドありな家が多かった印象です。街中の宿泊先だと結構ワイワイしているので、ちょっと喧騒から離れた場所をチョイス。といっても、街自体がこじんまりしているので、どこも歩いて行ける範囲内です。
https://www.airbnb.jp/rooms/10112295?source_impression_id=p3_1728828859_P38NO-5m4YX29xmc

フィレンツェ:出迎え&駅までの送迎あり
「アレッサンドロほどいい人に出会った事ないよね」と未だに夫婦でもふと会話してしまうくらい、人生で出会った優しい人ベスト1。まるで以前からアレッサンドロ(ホスト)の子供だったかのように、暖かく迎え入れてくれて、google翻訳を駆使しながらフィレンツェを案内してくれて。同じ敷地内の隣の一軒家にいながら、適度な距離感で、バスのチケットもテーブルの上に置いてくれていたりと、本当に気づかいの人すぎて。もしフィレンツェに行くなら是非行っていただきたいです。フィレンツェでは、少し田舎のイタリアを味わいたくて、ドゥオーモなどあるメインからバスで30分ほどの郊外を選びましたが、その分周りのレストランも静かで素敵でアットホーム。本当に素敵な街でした。レモンやオリーブの木が沢山ある庭に長テーブルがあり、アレッサンドロの家族や親戚が十何人集まるとのことで、なんて幸せな生活なんだろうと、たった2泊の宿泊でしたが価値観に影響された宿でした。

ローマ:出迎えあり
ヨーロッパ旅行の中で一番赤ちゃんフレンドリーでした。ベビーベッドはもちろん、食器、ベビーチェア、おもちゃ、おむつ替え台など、生活していけるくらい完璧なアメニティ!エレベーターがないものの、階段で2階なのでギリギリ頑張れたかな。バス停も近く、コロッセオやメインの観光場所にはバスで行く必要がありますが、逆にメインからちょっと離れて、地元の人が行くような美味しいレストランが何件もあり、外食はローマが一番楽しかったです。

バルセロナ:コンドミニアム
エアビーで探したもののhotel.comなどにも掲載されているいわゆるコンドミニアムタイプのホテル。受付のお兄さんが日本好きで、凄くフレンドリーで優しかったです。夫が大のサッカー好きなので、FCバルセロナの本拠地カンプノウに近く、インターナショナルスクールなど学校も多くある、治安のよいエリアだったと思います。ホテルの目の前に地下鉄に直結するエレベーターがあるのが最高。どこへでもアクセスしやすく、利便性はパーフェクト!隣のお店が、朝はカフェ・昼はランチ・夜はスポーツバーとなるお店だったので、ピンチョスとビールばかり飲んでましたwスーパーも沢山あり、1週間近く滞在したので、たまの夜はワイン・パン・お惣菜・サラミなどをベランダで頂くなどできたのも〇。(目の前は道路なのでガヤガヤしているのですが、それも旅行という感じで〇)

リズボン:出迎えあり
リズボンはどこを見ても家がカラフルで可愛くて、そしてレストランやバーなども含めてインテリアがとってもおしゃれでした。外から見るとこじんまりしている家なのに、中に入ると広くて子供も沢山ハイハイハイハイしておりました。そしてリズボンはほぼどこの家も二階建てでエレベーターは無し。結構急な階段でスーツケースの上り下りが大変だった…。
https://www.airbnb.jp/rooms/28158671?source_impression_id=p3_1728830148_P390tyqpuyYFJ4av

ロンドン:出迎えなし
一気にロンドンとなると物価が高くなり、1泊3万円に予算を上げた気がします。ちょっといいところだと4万円くらい。中心地に近づくと小さくてごちゃごちゃした家が多かったので、少し中心地から離れた閑静な住宅街を選びました。とはいえ、バタシー発電所が再開発をしておりちょっと注目のエリアになっており、パブがあったり、バスは通っていたり(ロンドン滞在中2日間地下鉄がストライキ中)と、郊外でも不便性はありませんでした。特に可もなく不可もなくですが、カーペットの部屋で息子がどこでもハイハイできたのは〇。ロンドンは子連れエアビーの選択肢は少なかった印象。(もちろん予算を上げれば沢山あるでしょうけど。)

パリ:出迎えなし
現在エアビーには掲載されていませんでしたが、最後は蚤の市で有名なクリニャンクールの側に宿泊。日本に帰る前の最後の2泊だったので、空港に近くて、クリニャンクールをのんびり散策しようと選びました。ちょっと郊外の街、という感じで現地の空気をのんびり味わって、最後はサンマルタン運河付近でカフェでのんびりビールでも飲みながら過ごしました。

ヨーロッパへ行って知りましたが、とにかく子連れヨーロッパ旅行は当たり前。どこもかしこもディズニーランドくらいベビーカー連れ。中には1か月検診終わってる?ってくらい小さい赤ちゃんを抱っこ(抱っこ紐ではなく文字通りの手で抱っこ)で400段くらいのドゥオーモに登ってる人もいて、もうパワーが違い過ぎる。なので、エアビーもですが、観光地に限ってはレストランも子連れ観光客の受け入れ態勢が整っており、「え?!ベビーカー?!入れないから!」なんてことは1回もなく、イタリアでは全く前に進まないってくらい「チャオチャオ★バンビーノ(男の子)」と、絡まれまくりで、電車でもバスでも息子が泣こうが、全く誰も気にしない。美術館や飛行場は赤ちゃんファーストが当たり前で、パリのルーブル美術館も「ベビーカーの人こっち!!!」と誘導されて並ばずに入らせてもらいました。その分道は補正されてなかったり、地下鉄でエレベーターがあったのはバルセロナだけで、えっほえっほ長い階段をベビーカーを担いで下りる必要があり、パリの地下鉄に至ってはぐぐぐって思いもしたけど、総じて子連れでいる事が何かデメリットになった事はなかったです。

エアビーでの、現地までのやり取りも翻訳機能でほぼ問題なくコミュニケーションが取れ、現地ではホストの人が出迎えてくれるとレストランの情報が聞けたり(国によってはネットでレストランが予約できなかったので、ホストの方にお願いしたりしました)色々な話ができたりして(google翻訳なども駆使して)、現地の人と交流を持てたことはとても楽しかったです!