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年賀状deファンレター
今年もあっという間に師走。
年の瀬が近づいてきましたね。
私はこういうところに文章を書いているように、わりと手紙を書くのは好きな方でして、廃れゆく文化と言われていますが未だに年賀状を書いてます。
とはいえ出す相手は携帯を持っていなかった小学生時代に比べて圧倒的に少ない。親族3枚、友人1枚。
代わりに漫画家先生や作家先生へのファンレターを年賀状で出すようになりました。いつのまにやら増えてって、今年は11枚がファンレターの年賀状。身内の何倍だ。
もちろんレターセットにたっぷり想いをしたためたファンレターを出すのも好きなのですが、期限が決められている年賀状は、いつか書こうとだらだら引き延ばしてしまう私にはいい機会なのです。
しかも最近Twitterで見かけたのですが、ハガキは不審物確認の開封が不要なため手紙よりも編集部での作業が減るらしいです。知らずに年賀状を送っていましたが、編集部さんのお手数をひとつ減らしていたみたいです。偉い私。
ちなみに耳タコかと思いますが、作品の継続には、トレンド入りよりもハッシュタグコメントよりも作家先生への直接のリプライよりも、編集部への実名でのダイレクトアタックが何倍も効果的です。
編集部経由するものであれば、昨今はホームページからファンレターとしてメールを送れる出版社も増えたので、そっちが楽だわ〜という人はそこから是非。
私は過去に某編集部に、好きな作品の電子書籍に紙書籍には載ってる部分が載ってないことを嘆き、悲しみ、載せてください!と熱い想いを直接書簡で送ったところ、要望は通り、返事まできました。ダメ元だったので驚きました。実名ダイレクトアタックはそのくらい力を持っています。
さて、年賀状の話に戻ります。
学生時分は年賀はがきを買っていました。しかし年賀状をくれる友人や親戚の数も読めなかったので、余ったり足りなかったり。
困った私は4年前から百均のハガキに変えました。ちなみに年賀状は、実家から持ち出したプリンターが壊れたあの日から手書きです。プリンターがある環境になっても、手書きが楽しくなってしまったのでそのままです。
ご存知かと思いますが普通のハガキでも、切手の下に赤字で「年賀」と書いて四角で囲えば年賀状扱いです。これなら過不足もなく、ハガキは通年懸賞等にも使える。年賀状のお年玉くじ(下にあるやつ)がないのだけが申し訳ないけど、あれをよくよくチェックしてるのなんて私も含めて少数派だと思ってます。景品も年々粗品になってきてますしね。
とはいえとにかく美術的創作の才能がない私。どーんと「あけましておめでとうございます」とか「謹賀新年」とかオシャレに描くデザインサンスがない。これがかなりコンプレックスでした。
そこで昨年から導入したのが市販のスタンプ。
ハガキの3分の1弱のサイズで、でかでかと「あけましておめでとうございます」と可愛い文字とイラストで囲まれたスタンプ。それを好きな色のインク台で押して、さらに色鉛筆で隙間に色を塗ります。かなりアガります。
百均でもそういったスタンプを売ってることを知って今年は買い足しました。ポイントは毎年使いそうな大きいスタンプは干支に関わらず使える絵柄を選ぶことです。
定型文はあまり書きません。スタンプが「あけましておめでとうございます」と言ってくれてますからね。個々人に対して伝えたいことをたっぷり書けるのもストレスフリーです。
細々としたところを飾るのは好きなので、端々に正月らしいマスキングテープを貼ったり、小さな干支のスタンプも押したりしてオリジナリティを出します。
もちろん切手も前々からチェックしておいて、好みの切手を貼り付けます。正月用の干支の切手を貼りたい方は発売後即売り切れが多いので急いで買ったほうがいいです。
ファンレターって何を書いたらいいのかわからない、という方に。
・まずは、「○○先生、はじめまして。」などの挨拶必須。
・自分がどの作品のファンであるか、作品名を出して「□□を毎回楽しく読んでます!」といった感じの言葉を、自分なりに思いを込めて改変してください。
・先生のこの一年のご活動のなかでも自分が嬉しかったことを心を込めて書く。
・文末には翌年(届く頃には"今年"ですよ!)の先生の益々のご活躍を祈る文章や、「今年も応援してます!」などといった一言で締める。
それだけでじゅうぶんハガキは埋まります。むしろ書き足りないことに気づくでしょう。そしたらレターセットと好きな切手を買って思いの丈を手紙にして送りましょう。(タイミング的には新刊・新作が出たときや先生の誕生日に送ると喜ばれると言われていますが、私の知る限り先生方はいつお送りしても喜んでくれてます。)
ちなみに、今年の年賀状の受付は12/15からです。
まだまだ間に合いますので、さあ!年賀状deファンレター!!
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