縄文杉へ
行ってきました。
4泊5日の屋久島の旅。前半は仲間と、ライフストーリーを共有する集い。
後半のフリータイムにマンツーマンでガイドさんをお願いして、一泊二日で縄文杉へ。
6.5ℓのバックパック、マット、寝袋、ウェア、トレッキングシューズ、ソックス、トレッキングステッキも新調し、私としては準備万端。
早朝に出発して、最初の9キロはほぼ平坦なトロッコ道、これだけでもかなりの距離。
しかし、本当の意味で縄文杉への道のりと言えるのは、実は最後の2.5キロでした。
屋久島は植物にとって過酷な土地です。
土が少なく、岩だらけ。ですが、雨が多いので、倒木に苔が生え、そこに種が落ちて、初めて発芽することができます。
発芽した植物は岩と岩の間に深く根を這わせます。なので、どの植物も根が強い。
過酷な大地と、恵まれた水のバランスが、逞しい根を持ち、何千年も生きる巨木を育てるということに、不思議なめぐり合わせと大きな意味を感じます。
そんな環境なので、最後の2.5キロはそんなむき出しの屋久島の岩と木の根と、木道の長い階段を上っていく道のりです。
普段歩かない生活をしている私にとっては、この登りがなんとも辛い。
呼吸を整え整え、一歩一歩。ほぼ、修行の様相です。
でも、ガイドさんだけでなく、下って来る人達が道を譲って待っていてくれたり、頑張ってと声を掛けてくれたり、長く厳しいながらも、人の情を感じながらの道のりになりました。
待ち焦がれた縄文杉との対面は、もうすぐ…。