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【詩】もう二度と

わたしは
この地で終わるのです
あなたを迎えにゆくことも
あなたの手をとることも
もう二度と
できはしないのです
ならばせめて
あなたの頬に降る
雨になれたら
あなたの首を撫でる
風になれたら
あなたの耳に響く
潮騒になれたら
あなたの目を耀かす
夜空の星に
なれたら

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