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推し短歌


#推し短歌


「梅咲くまで待つ」と沖縄のブルペン

広がったユニホームの余白



私の推しは、
今季中日ドラゴンズでヘッドコーチを務めている
落合英二ヘッドコーチです。
彼の選手への向き合い方や、ご自身の体験を元にした考え方、そして周りの人想いの優しい心が好きで、応援しています。

実際に取材させていただいた時、
真剣で温かい眼差しを選手に向ける姿に
再び心が動いたのを覚えています。

この句を詠んだ背景

9月25日、中日ドラゴンズの梅津投手が1177日ぶりの白星を掴みました。
梅津投手と落合ヘッドには深い関係性があります。

まる一年投げることができない手術。
決断にも、私たちの計り知れない葛藤があるはずです。

落合ヘッドも、ドラフトの年に怪我を負い、
その後も痛みや新たな怪我に悩まされてきた
選手人生を送った方でした。
(下記記載、中日ドラゴンズ公式YouTubeより)

その経験があるからこそ
梅津投手の手術の決断を後押しし、
「オレは待つ」と言えたのだと思います。

昨年のトミージョン手術、そしてリハビリの日々。
長い期間を経て、8月31日に復活登板を果たします。
しかし、試合を作るも敗戦。
9月13日にも試合を作るが、勝ち星は付かない展開。

もちろん無事に投げてくれているだけで嬉しい。
しかし、落合ヘッドとの関係を知った上だと
勝ち星がついて、やっと1つ区切りになるのではないか。
そんな勘繰りをしていました。

そして、梅津投手は9月25日、
1177日ぶりの勝ち星を掴みました。

https://youtu.be/BQ89jIN7qls?si=sa4cXlT2WCFB1UGC

(公式YouTube担当の岡田さんは、ホームゲームで勝利した日は必ず当日夜に振り返り動画をアップロードします。深夜になってもファンのために動画を作ってくれる…岡田さんも私の「推し」です!)

インタビューからも、
そしてハイライトに加えられた
落合ヘッドと梅津投手のコミュニケーションからも、
2人の絆が伺えます。

この1日を振り返って、 #推し短歌  を書きました。


この句の解説

「梅咲くまで待つ」と沖縄のブルペン

広がったユニホームの余白


中日ドラゴンズの春季キャンプは沖縄で開催されます。
梅津投手と落合ヘッドが手術について話し合ったのが、
22年沖縄春季キャンプでした。

前述記載の記事の通り、
梅津投手はブルペンで涙を落としますが、
落合ヘッドは「オレは待つ」と口にし、
手術の決断を後押しします。

時が流れて、
梅津投手の身体はとても逞しいものになっていました。
リハビリ期間中も身体のビルドアップに努めた結果です。
ドラゴンズのホームユニホームは白地に青文字。
より「白」が強調されて見えたのが印象的でした。

やっと掴み取った、白星。
今の梅津投手は白色がよく似合います。


余談 「星」

私は、この短歌内に「星」という言葉を使いたいと思っていました。
野球の世界では「勝ち星」「白星」と形容されるように、
勝利の証として用いられることが多いためです。

またこれ以外にも、少し“個人的な解釈”が
今の現状と重なると思い、用いる予定でした。

星は私たちの住む地球というフィールドからは少し離れた場所にあります。
さらに、星を私たちの見えない線で繋いで、「星座」として身近な存在に落とし込んでいます。

上に貼ったYouTubeの一部分にもありましたが、

もし少し離れた場所にいっても
ちゃんと地球からは
落合ヘッドが繋いだ線は「星座」となって
梅津投手やファンからきっと見えています。

他の選手と繋いだ「星座」もそうです。
それぞれがその個人を守るものになるはずです。
星座が古来から親しまれているように、
きっと、この先ずっと。

私は、私の推しと出会えて本当に幸せです。
人生で何人いるでしょうか、
こんなに応援したくなる人に出会うなんて。

今、応援したい人「推し」がいる皆さんは
是非ともその存在に感謝しながら
全力で応援するべきだと思います。
後悔のないくらい、全力で。

推しは、推せる時に推せ
これこそ、ファン冥利に尽きると思います。


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百道あん
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