一言でまとめられない私の仕事の話
お久しぶりです。
2022年も1/12が終わりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、今千葉の実家に帰ってきています。
そして、東京の会社で働いています。
ずっと「好きなことで働く」っていっててなにやっとんねん、と思う方も多い(自分調べ)と思うので、ここに至るまでを包み隠さず書いていこうと思います。
沖縄で泡盛というお酒の魅力を知った私は、「日本の酒もっと知りてぇ〜」と思い、新潟で地酒の販売店に就きました。
日本酒というと、海外でも売れているし若者にも飲まれているのだからさぞ売れているんだろう...と漠然とそんなふうに考えていましたが、実情はそうではないという事実に気付かされました。
内閣府の調査資料よりhttps://www.cao.go.jp/cool_japan/kaigi/syurui/11/pdf/siryou3-4.pdf
1300蔵ほど全国に日本酒メーカーが存在するものの、ほとんどは収入が生まれていないということです。
特に中間販売業者である酒屋さんでは、特に厳しい状況の中で経営しているということを身をもって実感しました。
この現状を打破しなければいけない…!
そんな正義感に燃えていた私は、どうやったら売上があがるのか考え続け、毎日お店を、変化をさせていきました。
売り場の導線を考え商品の配置を変えたり、地域のインフルエンサーの方の商品を置かせてもらったり、サイトの設計を変えて購入しやすい方法を考えたり、SNSを毎日配信したり、、と日々改善をしている…つもりでした。
しかし、半年を過ぎたころに問題がありました。
それは、周囲の反感をかって、行動できなくなってしまったことです。
なぜそうなったかの問題は色々と考えられますが、3ヶ月かけて追及した結果、2つのことが見えてきました。
1つ目は、今売り場にくるお客さんだけを大事にすればなんとかなるというお店の観念です。
でも後々に気づくのですが、売上を上げるためには、確かにその観念は大事だと思います。
特に歴史がある酒屋だったので、バブル期に一度店舗を訪れたことのある中年〜高年齢の方が定期的に購入してくれて成り立っているお店でした。
そのため店内は、一度来てくれた人に対しては丁寧に親切。でも、どことなく「一元さんお断りな雰囲気」を醸し出していました。
その意図を汲めなかった私は、とにかく変化を求め「どうやって新しい人に来てもらおう」という思考だったので、店舗のスタッフとのそのズレを埋めることができなかったのです。
2つ目は、自分の力が足りなかったことです。
私は未だに自分のやってきたことは間違ってはいないし、お店にとってもこれからのデータになって生きると思っています。
でも、私がしたかったことと会社がしてほしかったことは「お店の売上をあげること」だったので、それで言うと、全然結果が残せませんでした。
そして、その「結果」というのが周囲を動かすためには必要で(それ以外の方法も全然あると思いますが)私には人を動かすための力がなかったということです。
そんなどん詰まり状態に対して、私はこの先どうするかを悩みました。
この場所で数年働いて改善を繰り返してゆっくりと変化させて結果をつけるのか、それとも自分の力を身につけてから動くのか、そして後者を選びました。
そこで、何の力をつけるのか考えた結果、ウェブマーケターという仕事を選びました。
ネット購入に至るまでにユーザーはどんな動きをするのか、ということをデータを調べて、施策を作って、提案するという仕事です。
最先端のウェブマーケティングを行っている会社を見つけ、縁あってその会社に勤めることができたので、そこで自分の血と肉になるように頑張りたいと思ってます。
勤めて一ヶ月半。すでにクタクタな日々を過ごしていますが、毎日楽しいです。
これからのことを考えると頭痛が痛いくらいに悩みすぎてしまうので、うまく表現できないのですが、そんな私を見守っていただけると嬉しいです。