澎湖漫步生活 ~ポンフーそぞろ歩き生活~ 「宜蘭縣~礁渓編」
台湾は日本の九州ほどの大きさの国と言われてますが、
本当にたくさんの見どころのがあり、一周するのは何日もかかりますよね。
台湾の首都、台北市もたくさんの素晴らしい処がありますが、またその付近の地方ものどかで素敵な街がたくさんです。
今回、澎湖島(ポンフー島)に渡る前に会いたい方がいたので宜蘭縣を尋ねました。
コロナ前までは台北市で料理教室を主宰されていた
『郷菜 Shiang Tsai』(前名称:コリアンダークッキングスタジオ)
代表の林 品君さんとは、以前娘と参加した料理教室がご縁で
以来当店で使用するお茶の仕入れや台湾と日本を結ぶオンライン茶会等でいつもお世話になっていました。
台北での教室もとても素敵な部屋、しつらえのキッチンで、
小籠包や台湾の代表的な小吃料理、台湾茶などもを直に楽しくおいしく
学ぶことができる教室です。
現在は、宜蘭に拠点を移したとのことで尋ねることにしました。
旅の都合上、今回は彼女の教室には参加できませんでしたが、雰囲気など気になる方はリンクから飛んでみて下さい。
台湾人の彼女は、英語も日本語も堪能で安心して日本人でも現地の台湾料理作りを体験できますよ。→台湾料理教室 Farm To Table
台湾好き、料理好きの方はこんなプログラムも旅のひとつに入れたら
グッと台湾の魅力を体感できるのでとってもお勧めです。
本当はその日お天気がよければ跑馬古道というところをプチトレッキングして台湾茶でも…だったのですが、あいにくの雨だったのでゆっくり温泉を楽しむことに。と、いうわけで裸のお付き合いで森林風呂へ連れて行ってくれました。
林さん曰く、台湾人はあまり温泉は裸で入らないから、
ここは若い人は恥ずかしがってあまり来ないの。とのこと。。
なるほど、おっしゃる通り、林さんは例外ですが
私含め年齢高めのご婦人がいっぱい。もちろん男女別なんで安心の穴場。
近くにあったら毎日通いたい。さすがに内部の写真はなしです。
礁渓 Jiāo xī (ジャオシー)は宮城でいう、作並温泉とか秋保温泉のようなところで、
大きな観光温泉ホテルが多く立ち並ぶ源泉湧き出る温泉の街です。
炭酸温泉?らしく硫黄のような匂いがあまりしなかったと思います。
古き良き街の風情と新しい建物が混在して、しかも歩き疲れたら道に足湯がある天国な街。
写真撮り切れなかったですが、誰でも休める足湯が至るところにある気前のよさ。
そして夜はこちらへ。
夜は福哥石窯雞 Fú gē shíyという郷土料理店に林さんのご主人も交えて
連れていってくれました。
たくさんの見たことない料理の数々。筍は日本と同じ食感。
採れたてのシャキシャキの若い甘味のある筍をあっさりと鶏の出汁で煮たもの「雞汁悶筍」で感動の味。鶏肉もすごいボリューム。
鍋も豚肉も入って味はとっても食べやすく、どの料理も日本人に合う!
台湾料理はくせがあると勘違いされてる方は、一部の香りきつめの料理の印象が強いかもしれません。
実はそんなことはなく日本人の舌にも馴染む料理が多いです。
野菜も日本にはない水蓮という細長いシャキシャキした野菜で食感がとてもよく、その他、糕渣、西魯肉という名のさまざまな郷土料理。
まさしく、その土地で採れる野菜や産物で出来上がる料理は宝物ですね。
宜蘭の郷土料理を存分に体験させていただきました。
林さんご夫妻に心より感謝を。
2023年2月11日の時点の記録。
家族一名が先に帰国となり、ワクチン問題発生。
というか3回目だけ接種してない問題で帰国72時間前に3回接種してない人は陰性証明を取得しないといけない日本のその時点のルールなので、
まずは自力で宜蘭の大きな病院に直接予約に行きました。
厚生省HPから飛んでの台湾宜蘭縣で陰性証明を発行できる病院を探し、見知らぬ街を彷徨い行ったのですが、予想を反して
予約が終わってるとのことであっけなく塩対応され、タイムリミットもあるし困ってたところ、心強い林さんに助けられたのも救い。感謝×10。
林さんが知ってる小さな地元の病院で検査対応してくれるらしく、ことなきを得ました。
無事家族はお鼻グリグリ検査を経て、
めでたく陰性証明ゲットし先に帰国しました。
病院によって費用は違うと思うのですが、検査&証明書費用含め
今回約15,000円。海外行く方は3回接種してないとこのように段取りしないといけないという記録です。
今後その陰性証明の提示もなくなると思うのですが。期待。
実は私も…なんで帰りは少々その件が心配であり(計画性なし)
そんなこんなございましたが、宿泊は林さんお勧めの素敵なお宿
HOSTEL TOMATO番茄温泉青旅 をリザーブしてました。
乙女心をくすぐるおしゃれなホステルで入口には雑貨も購入できるようにショップになってます。
番茄 Fānqié (ファンチエ)とはトマトの事でトマトは礁渓の名産でもあるようです。お部屋もとってもかわいらしくセンスが半端ない。
かゆいところに手が届く最高のセッティング。
いろんなタイプがあり私たちはキャンプのようなしつらえの部屋にて。
温泉地だけあり、バスタブにも炭酸温泉が敷かれてます。
何日も泊まりたいくらい素敵なホテルでした。
次の日の朝は早くに移動だったので本来ならそのダイニングで朝食でしたがスタッフさんに具沢山のサンドイッチのお弁当を作ってもらいました。
感謝。
こちらのホテルはスタッフさんのホスピタリティも最高にいいし(しかも美人さん)また宜蘭に訪れるならここに宿泊したいと思えるお勧めのお宿です。
今回は宜蘭縣編。ここに記してませんが、思わぬ電車方向ミスをし、
ここでも心優しき見知らぬ台湾人の優しさに助けられました。
その件はまた別の話題で。
次はいよいよ本丸の澎湖島へ。
つづく