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アラサー女 南米1人旅 7日目 #2

ウユニで乾杯

ウユニ塩湖で時間を忘れて遊んでいるとウィリアムが特別に(?)ボリビア産の赤ワインとおつまみを準備してくれた。ウユニ塩湖で飲むワイン。言うまでもないが、最高である。

みんな映るから来て!と呼んだが不評だった私のカメラセンス

徐々に陽が傾き始めた。皆さっきまでわちゃわちゃおしゃべりしていたのに、沈みゆく夕陽に見惚れて風の音だけが響く。尊い時間だ。少し傾いてからはあっという間、山の向こうに引っ張られるようにして陽が落ちていく。沈み切った頃に思わずみんなで拍手した。振り返ると反対には満月2日前の月が現れている。この広大で真っ白な世界だからこそ見られる景色だ。

太陽とお別れして
お月様とこんにちは
燃えるように地平線が赤い

うしろ髪ひかれながらウユニ塩湖を発つ。ずっと綺麗だった。元来た場所で長靴を脱いでみんなと連絡先を交換しおさらば。同じツアーでまわったみんなありがとう!(ここには全然書けてないけどモロッコ人短パン半袖マンともボリビアンカップルともたくさん話せて、とても良い時間だった!ありがとな!!)

さて問題のホテル

ホテルのチェックインを手早く済ませてきゅ~さんとの夜ご飯へ!と思っていたが、ホテルの受付に誰もいない。電気もついていない。どこからか爆音で聞こえるテレビの音と、風に軋む洗濯干しの棒の音。カフェも誰かの荷物が放置されており真っ暗。「誰かいる??ハロー?」と言っても誰も出てこない。まじで怖かった。
途方に暮れていると15分ほどして少年がやってきた。子供なのに遅番なのだろうか。私の予約がちゃんと入っているか心配したがそこは大丈夫だったようだ。パスポートをみせると何も言わず鍵を取り、真っ暗な階段をおりて駅敷地内のワゴン車へ向かう。この間、ずっと暗闇のなか無言。mont-bellで買ったヘッドライトを持ってきていて良かった。少年は去っていき、ビビりながら一度ワゴン車に入ってみるも怖いのでとりあえず荷物を置いてきゅ~さんと合流することにした。

昼はこんなだけど、夜は真っ暗 怖かったよぉ

夜ご飯

夜の屋台メシも人だかりができてかなり賑わっていた。朝のうちにビールを買い込んでおいたので、テイクアウトで鶏肉の煮込みスープとリャマステーキを購入。スープは豪快にビニール袋に入れるスタイル。いいね。
今日も食に困らず生活できていることに感謝。1人で食べるご飯も美味しいが人と食べるご飯は心も温まる。きゅ~さんと彼女を紹介してくれた親友にも改めて感謝。(夜の屋台で日焼け止めを購入したかったがお金がなく、またきゅ~さんに助けてもらった。情けないことに500円程度も持ち合わせておらず。日焼け止めなかったら砂漠で皮剥け必至でした、本当にありがとうございます。それ以外にもペーパーやら宿のロビーやらたくさんお借りした。倍返します、必ず。)

夜ご飯 お腹いっぱい食べた
ハチミツ風味のビール 甘めで美味

またまた問題のホテル てか、ワゴン

明日も早いためお互いの旅の安全を祈り、また会うことを約束して21:30過ぎに解散。ホテル、というかワゴン車に戻り丸1日ぶりにシャワーを浴びる。外から見えそうな気もしたので部屋の灯りは最低限にしたが、さらに怖くなった。暗くても怖いし明るくても怖い。どうしたらいい?

海外ではシャワーヘッドが壁に固定されているものが多く、ここのも壁つけタイプだった。お湯も出るしヨシヨシと思ったが、シャワーの傾きが浅すぎて背伸びしないと浴びれない。まじで筋トレ。ヒラメ筋これ以上太くしたくないのにずっと背伸びシャワー。無駄に疲れた。

明日のバスは6:15発車。30分前にはターミナルにいなくてはならないため移動込みで5:20にアラームをかける。が、怖すぎて全然眠れない。とてつもなく疲れているのに、風に揺れるワゴン車に近くで聞こえる犬の鳴き声、車の走る音。ここで襲われたら逃げ道ないな、など不毛にもマイナス思考が増してきてどんどん怖くなる。気を紛らわそうとテレビをつけるとサッカーをやっていた。どこの国でもサッカーは人気だ。が、なぜかずっと同じ試合をループしている。こういうループ系ホラーあるよなとか思い始めたらもう眠れなかった。(ビビりすぎ。)
結局30分おきに目が覚めては5時に動き出し、寝不足のまま予定より早くホテルを出てバスターミナルまで向かった。

早朝のバスターミナル

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