アラサー女 南米1人旅 5日目
チチカカ湖周辺
朝5時、窓から差し込む朝陽の眩しさで目が覚める。クスコを出発してから約7時間が経過。そろそろお腹が空いてきた。マチュピチュの帰りの電車でもらったキヌアバーを食べてみる。まずい。甘ったるくて、パッケージの写真と全然違う。食べ物を粗末にするのは良くないと育てられてきたものの、これはちょっと厳しく3秒でご馳走様しました、すみません。
横に座っているペルー人のガールズ2人組は爆睡。その窓の奥にシャーマンのおじいちゃんの故郷であるチチカカ湖が見えてきた。海みたい。それを照らす朝陽。綺麗だ。窓の結露しているのがやや残念だが、美しい。ちなみにチチカカ湖はマチュピチュやクスコよりも標高が高くなんと約3,800mにあるらしい。こんなところに湖があるの本当に自然の神秘だ。さて、色々なサイトで調べていると今回通る国境のデサグアデーロはあまり推奨されていないルートらしく(といっても、ここ以外どこを通れば良いのやらという感じ。)国境警察官による荷物検査と称した貴重品や紙幣の抜き取り被害が多いのだとか。やや不安。デサグアデーロの前に別の街で休憩。一時停車し、みんなここでボリビアーノへ換金する。私もここで30ドルを240ボリビアーノへ換金。お腹が空いたので残りのペルーソルでスナックと水を購入し、残り1ソルと無事うまく使い切った。1枚は記念硬貨として持っておきたかったのでまじでぴったんこカンカン。プチハッピー。
いよいよ出入国審査
10:30 デサグアデーロへ到着。すぐに降りるかと思いきや、審査が混んでいるためバスの中で30分ほど待機。このバス、走り出すとやや寒いのに少しでも止まるとなぜか暖房が入る謎システム。私の席の真横に暖房があったので急にめちゃくちゃ暑くなってくる。そしてなぜかこのタイミングでとんでもない眠気に襲われる。夢の中で前職の会社の社長室(!)に呼び出され、そこにいくまでの長い廊下を先輩と共にひたすら歩き続けるというとんでもない悪夢だった。絶対に暑さのせい。(ちなみに前職は職場環境も最高だし、円満退社。お世話になり本当に感謝しております。)
前の席に座っていたおじちゃんに起こされ、バスをおり入国審査のために荷物を一度積み出して出国審査へ向かう。(陸路で渡る時はバスのおっちゃんが車内で出入国審査関連の書類を最初に確認してくれる。ありがたい。私はWi-Fiがなくてオンライン申請できなかったので、おっちゃんのスマホから情報を入力して、最後に出てくるQRコードを自分のスマホで撮っておいた。)外まで続く列。ジリジリと日差しが強くて立っているだけで汗ばんでくる。ポニーテールのお姉ちゃんがQRを出すよう言ってくるので、スマホ画面をみせる。問題なく通過。先にペルーの出国手続きをして、次にボリビア入国の列に並ぶ。我々のバス以外にもずらっとバスが並んでいるので、狭い室内に人が多く、これが結構待つ。
やっと私の番が来た。と、列を割ってきたアンデスの民族衣装を着たおばちゃんが何やら私に訴えかけてくる。何かわからんが多分急いでるっぽいな、と思いとりあえず ”Adelante”(お先にどうぞ)と言ってみる。通じた!昨日詰め込んでよかったスペイン語!そして雰囲気リスニングも合っていた!嬉しい!無事にボリビアの入国審査も終え、荷物審査もすんなり通り、バスに乗り込む。思ったよりスムーズでよかった。(が、スムーズすぎて書くことない。)ここから5時間ほどかけてラパスへ向かう。
16:20 想定通りバスが遅れ、すでに予定時刻を1時間すぎている。が、そんなこと忘れるほど美しいラパスの景色で私の気持ちは高ぶっていた。すり鉢状の街と言われるが、なるほど本当に街の真ん中に吸い込まれるかのようにしてバスが走っていく。
ターミナルに到着し、ホテルに向かう。歩いて10分ほどと書いてあったが、かなりの坂!ここで甘えてタクシーを選択してしまった。(ほぼ8kgを担いで高山の薄い酸素の中、急勾配の坂を上がっていくのは本当にしんどいのです。。。)Googleマップに入れておいたホテルに着くと名前がないとのこと。パスポートを出してもこれもダメで、よくよくBooking.com で予約した画面をみると違うホテルの名前が。そうだ、ラパスの安いところがあったから変更したのをすっかり忘れていた。宿泊するホテルまではここから歩いて16分、さっきのバスターミナルを挟んで反対側にあるという。めっちゃ葛藤した。が、タクシー使ってしまった。すでに30ボリビアーノ使っている、勿体無い。通りは車がかなり多く、急勾配でブレーキ・アクセルの連続。坂道発進って日本でほぼ使ったことないなと全然関係ないことを思いながら、無事ホテルに到着し、チェックイン完了。
17:20 あんなにバスで寝たのに、なぜか身体が動かない。1日お風呂に入れていないので今すぐシャワーを浴びたいが、一度ベッドに横たわったが最後。だらだらモードが始まってしまった。が、やらねばならんことはたくさんある。実は明後日からのウユニツアーがカードが利用できず、キャンセルになってしまったのだ。このツアーは2泊3日で最終地点はチリのアタカマまで行ける予定だった。そのため、この先3日分の行程を再度練り直す必要があった。さらに後半のチリは予定調整ができるようにほぼ何も行程を組んでいなかったためこのタイミングで本腰を入れて調べ始めた。身体は動かないが、なぜかめちゃめちゃ頭は冴えてるので、とんでもなく集中して一気に組み立てる。で、できたのがこのスケジュール。チリ縦長すぎ、舐めてた。何もかも遠い。ウユニであまりゆっくりしていられないためかなり詰め詰めの行程に。
■2/8
20:00 夜行バスでラパスからウユニへ
■ 2/9
5:00 ウユニ着
TODO:ウユニ→アタカマのバスチケットを取る
10:30 ウユニ塩湖ツアー参加
20:00 ツアー終了
■ 2/10
5:00 ウユニ→アタカマへバス移動
16:30 アタカマ着
■ 2/11
午前 フリー
午後 アタカマツアー
■2/12
アタカマからカマロへバス移動
カマロから飛行機でサンティアゴへ移動
■2/13
フリー
■2/14【帰路】
サンティアゴからメキシコ経由して日本へ
※日本へは2/16 6:45到着予定。
旅も折り返し。まだまだ後半も見たい景色がたくさんなので楽しみ。今日は疲れた上に夜1人で街を歩くのは怖いので、シャワーを浴びて22時過ぎに就寝。夜遅くまで音楽が鳴り響き、クラクションと犬の鳴き声が響くものの、そんなものお構いなしに爆睡できた。(あと、バスとは違ってめちゃくちゃいい夢見た。会いたい人がたくさんでてきた。帰国したら連絡します!)
明日も良い1日になりますように。