見出し画像

アラサー女 南米1人旅 1日目 #2

いざ成田からLAへ。
左隣は若い日本人女性、右は体の大きな黒人のイケイケお兄さん。
右の彼がまたよく動くかつCAさんに色々いう人で心配だったけど良い人やった。
クーラーないから暑いよねと言い合ったり、スマホのライトつけて一緒にAirPods探したりしてるうちに仲良くなり、気づいたら横で爆睡していた。
左の女性は初めての海外or留学っぽくてやや緊張しているようだった。
荷物を取ってあげたり、体調が悪いと言ったので大丈夫かとちょくちょく話したり。初めて海外1人で行った時の自分を思い出して思わずおせっかいおばさんしてしまった。最後ありがとうと言ってくれたので迷惑じゃなかったようで安心した。良い旅をな!と思いながらも、トランジットが気になりシートベルト着用サインが消えた瞬間急いで荷物を取り出し、足早に入国審査へ向かう。

アメリカの入国審査、ズラーーっと長蛇の列。本当に遅い。。
蛇行した待ちの列で何回かさっきのマダムとすれ違うたびに会話して、機内でマダムの横に座っていた青年を息子のように紹介された。「南米の方ですね!」とニセ息子はマダム経由で認識してくれていたそう。最後のマダムとのすれ違いののち、やっと見えてきた審査の先頭!「間に合うと良いわね!気をつけてね!」「良いたびを!」とここにてマダムとニセ息子とお別れ。

鋭い声で呼ばれるままに列についていくとやっと審査の人が見えるまでにきた。
前にいた高身長の日本人お兄さんと遅くね?めっちゃサボってるよね?ところでどこ行くの?とか色々話していたらやっと「NEXT!!」が聞こえた。やっときたね!またね!と一瞬の出会いとお別れ。
(ちなみに入国審査来るといつも中川家のグアムの税関ネタを思い出してしまう。)
規定事項を聞かれ、マチュピチュとかウユニとか行く予定だと言ったら、「誰と行くん?」と聞かれ、「1人やねん」と答えると「おお、まじで気をつけなね、でも楽しむんだよ!」と。コワモテマッチョ優しい、ありがとな!みんなの言葉をお守りにまじで気を引き締めていってくる、と改めて心に誓う。

さて急いで次のチェックインの手続きをとカウンターへ向かうと、
あなたのフライトもうでたよとのこと。
「へ?だって2時間遅れになって12:30発でしょ?今まだ11:20なんだが?」
「いやもう出ちゃってるから、ないのよ。機材がちゃんと届いたからその分早く行くことになって。」
「ええまじかよう。次のフライトは振替れるよね?何時に行けるん?」と聞くと
最終のクスコに明日3時と5時に着く便ならあるとのこと。
LA→リマ→クスコに行くはずが、
LA→サンティアゴ→クスコで17時着or LA→サンティアゴ→リマ→クスコで15時着
いやなんで乗り継ぎ多い方が早く着くんじゃと思いながらも、
これ以上飛行機による遅延が発生するリスクを鑑みて、あと乗換結構しんどいので無難に17時着を選択。
ただし、明日はその日のうちにクスコから、マチュピチュ村まで行く必要がありかなりリスクが高い。(15時着を選択するべきだったか、、と思いつつサンティアゴで暇を潰しているなうです。)

明日はクスコ→オリャンタイタンボ→マチュピチュ村なのだが
クスコからオリャンタイタンボまでは乗合バスのコレクティーボで2時間半かかるらしい。
タクシーを乗り合わせていけば1時間半でいけそうとのこと。ただ、白タクやぼったくり、強盗などのリスクもある。やや怖い。
オリャンタイタンボからマチュピチュへの最終列車が 19:20だったのでとにかく絶対にそこに間に合わせるしかない。タクシーだ。一択。結構勝負。
現地で同じ方向に向かう人を見つけて乗り合わせ&割り勘で交渉する予定。
舐められないように相場を調べ、大学で田村さんに教わった交渉学を駆使して(おそらく違う)戦おう。がんばれ私。

お腹が空いたので、15ドルのサンドイッチはやめて、5ドルのでっかいバナナマフィンを購入。アメリカ何もかもが高すぎるぜ。

前のフライトであまり眠れずのせいかやや頭がぼーっとする。
ぼーっとしたままゲート153番を間違えて135番で座っていた。
LIMAと書いてあり本来私が乗るはずだったフライトの乗り場。
どうやら同じ目にあったイタリア人男性が声を荒げてブチギレていた。
おかしいやろ!時間変更書いてたやろ!ってイタリア語でめちゃくちゃ捲し立てて、私の気持ちも代弁してくれていて同情したが、あまりにキレすぎだよ。もう落ち着きなよ。と思いつつ、そんな彼を横目に正しいゲートへ移動。

ここからまた10時間のフライトなので、洗顔と歯磨きを済ませようとお手洗いへ。手に持っていた補給したばかりのいろはすボトルをおくと、そのままペーパー捨てる丸い穴へと消えていった。いくらなんでもボケすぎやろ、私。自分で進んで捨てにいったのかというくらい見事に穴へ落ちていった。アメリカでは極力何も買いたくないと思っていたのに、結局高すぎる謎のミネラルウォーター(それしかなかった)をまたフライトギリギリに購入。自分のボケ具合にショック。無事LA→サンティアゴ(チリ)行きのフライトに乗り込んだ。


いいなと思ったら応援しよう!