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アラサー女 南米1人旅 6日目 #1

ラパス観光

今日は夜のウユニ行きバスまで特にやることもないので、ラパスを堪能する。朝7時に起床、いい夢で目覚める朝は清々しい。ホテルのモーニングがルーフトップにあるので風が抜けてとても気持ちが良い。パン・ハム・スクランブルエッグ・チーズ・パンケーキ・スイカ・マンゴーなど昨日バス移動でスナック以外何も食べていなかったのをいいことに、これでもかとたらふく食べて、部屋に戻る。

ざっとパッキングし、ホテルに荷物を預け、街へ出る。私のホテルは有名な魔女通りからすぐだったのでとりあえず通りへ出てみると、まず目に飛び込んできたのはリャマのミイラ。ほえぇえ!吊るされておる!それも大量に!!!(グロ系無理な人は写真飛ばしてくださいmm)


ミイラリャマ 10回言ってみて、私は言えない

他にも怪しい草や、人らしきものが描かれた石ころなどいかにも魔女っぽいものがたくさんおいてある。一体誰がいつこれを使うのか!!!と思いながら、通りを下っていく。一本違う通りに入ると、ここは美容院がずらり。別の通りはカーペットや床材屋さん、その次は服屋さんと道ごとにサービスが分かれている。競合でこんな近くでやっててお互いマイナスじゃないかと真面目に考えていたが、恐らく理屈じゃない。ユーザー動線を最優先した結果の優しさだ。知らんけど。

ロープウェイでエルアルトへ

いろいろな通りをあてもなく歩き、そういえばケーブルカー乗ってない!と思い、ロープウェイ(カヘルトと言うらしい)に乗ってみることに。ラパスは街の高低差が激しいため、このカヘルトは現地の人の重要な足である。1回乗るのに3ボリビアーノ(日本円で65円くらい)とめっちゃ安い。複数路線が走っていて、私は一番有名な赤い路線にした。1つの箱に複数人で乗り合って街の上を目指す。途中1駅だけ下車できるようになっているが、その辺一体はお墓がびっしり並んだエリアなのでスルー。上から見てもすごい数のお墓だった。景色を楽しんでいると15分程で最終地点のエルアルトまで到着。


ミニチュアみたい
お墓びっしり この5倍はあった


エルアルト 標高4,095m

エルアルト、観光地らしい場所は特にないが、街を見下ろせるスポットがあるらしくそこまで20分ほど歩くことに。直感的に街の雰囲気がラパスと違う。ちょっと不穏な感じがするな〜と思っていると、歯が1本しかないおじさんに絡まれる。こういう時は無駄に愛想を振りまくと長引くので、スペイン語なんにも分からないフリをしてとにかくスルー。

野良犬との戦い

絶景ポイントに向かう途中にも写真スポットがあるとのことでそこにも寄ってみることにした。大通りを少し入ったところにあり、誰も使っていない公園を横切り向かうと急勾配な階段が。なるほど、これを降りた先にあるのかと思い下っていくと、野良犬を発見。やや遠目に見ると寝ていたようなので刺激しないように静かに通り抜ける。やっと階段を降り、写真を撮っていると野良犬2匹目を発見。おっと。これもまた刺激しないようにそろーり来た道を戻ろうとすると、めっちゃ吠え出した。しかもこっちに向かって走ってくる。距離はそれほど遠くない。やばい、これは噛まれたら終わる。さらに割と近距離にいたさっきの犬も起きて一緒に吠え始めてしまった。とんでもない高さの階段を死ぬ気で走った。忘れてはいないだろうか、ここは標高4,000m超え、富士山より全然高い。だが、そんなことは頭にない。狂犬病で死ぬのは嫌だ!!まだやりたいことたくさんあるし、ここで死ぬわけにはいかないのだ!!!!

狂犬病ワクチン

実は昨晩たまたまボリビアで犬に噛まれた男性のブログを読んでいたので野良犬には特に注意をしていたつもりだった。男性は狂犬病のワクチンを打っていなかったため、事後ワクチンの接種が必要だったのだがラパスにはワクチンがなく、なんとチリまで行く必要があったのだと。さらには72時間以内に打てなければ、ほぼ確実に死に至るという。狂犬病、恐ろしや。

それを読んでいたこともあり、必死だった。高校生の時の100m走よりも早かったと思う。猛スピードで階段を登りきり大通りまで走るとやっと犬の鳴き声が遠のいた。さすがに階段上までは追ってこなかったようだ。まじで助かった、危なかったぁぁ!と思った時にありえない心臓の鼓動。ドキドキやバクバクを超えてドンドンという音。どう考えても心臓に負荷がかかりすぎている。空腹な上に酸素が薄い中での階段ダッシュ。そりゃそうだ。しばらく息を整えようにも酸素がたりず、手足だけでなく顔の頬まで痺れを感じた。初めての感覚。何となくエルアルトの空気が合わず結局そのままの足でラパスまで降った。若干標高も下がったおかげか心臓ドンドンはドキドキくらいまで落ち着いた。


不穏な空気 道幅がやたら広い

ランチタイム

お昼すぎ。流石にお腹が空いてきたので、街中でランチ。調べたお店は観光客ばかりで、なおかつ値段が高かったので、B級グルメを求めて別のレストランを探すす。するとやたら証明写真が置いてある謎のお店を発見。13時を回っていたからか客が1人もいない。これ以上空腹を我慢できなかったので入ってみることに。とりあえず腹持ちが良いものを、と鶏肉のスープヌードルを選択。「ヌードルじゃなくてライスもあるけど?」と聞かれたので迷うことなくライスを頼む。20分くらい待たされる。暇。証明写真がずらりと並んでいたので知り合いがいないか探してみた。暇つぶしにちょうど良い。もちろん誰も知らなかった。「ごめん、ライス切れてたからヌードルで良い?ってもう作ったけど。」なんやねん。と思いながらも美味しかったのでよしとする。

店のコンセプトが知りたい まじで誰なんだ
食事中どこをみても誰かと目が合う

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