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小銭貯金のススメ
教典 71 「小銭貯金のススメ」
もう、かなり前の話になるが、高齢のおばあちゃん(70歳は超えてたと思う)が、小銭貯金1億円をある団体に寄付したというニュースが流れた。
そのおばあちゃんは、とにかく「質素倹約」をモットーに生きてきた。
テレビに映ったおばあちゃんの家は「ザ・昭和」そのものだった。
きっと、今の若者がみれば、レトロですごくかわいいお家にみえたかもしれない。
って、そんなことはどうでもよくて
このニュースをみた当時の私には、貯金がなかった。
貯金どころか、アカウントにもちょっと書いてるけど、うちのだんなはクレジットカード3枚持ってて、ひどい時は給料全額分のお金をカードで使うこともあるくらいの浪費家である。
おかげで、毎月、見事なまでのまっかっか家計である。
そんな私でも、財布に小銭は入っている。
だったら、極端な話。
今、写真のブタさん貯金箱(my貯金箱です)に1円をチャリンと入れる。
それをそのまま1年放置すれば、確実に1円貯金できるわけです。
じゃあ、それを10円、100円すれば?
1円以上のお金が「確実に」たまる。
1年放置できたということは、そのお金は1年使わなくても生活できたお金です。
小銭というのは不思議なもので、まっかっかの家計であっても、財布の中が空っぽになることはない。
あくまで私の場合であるが。
みなさんの財布も、空っぽってことはないでしょ?
私も、
ゼロより1円でもあるほうがいい
という思いから、小銭貯金を始めた。
ルールはたったひとつ。
1年後の同じ日に、貯めたお金を通帳に入れる。
それだけ。
理由は、モチベーションを保つため。
1年と区切れば、1年でどれだけ貯まるかという基準もわかるし、1年たったら貯金箱が空っぽになってまた始めるわけだから貯金箱を「意識」する。
そうやって、どのくらいたったかな?
現在の私の通帳には
150000
という数字が記載されている。
ちなみに、郵便局だと手数料かかりません。
1年ってね、始めると長いけど、その日は必ずやってくるんですよ。
で、始めて3ヶ月くらいは、めっちゃ意識して小銭をチャリンチャリン入れるんだけど、半年もたたずに、普段の生活になって、気づけば1年たってるって感じ。
だからね、正直、たいした金額にはならない。
けど、貯金ゼロより1円でもある方が、どう考えてもいいに決まってるよね。
っていうかね、この1円をバカにしちゃダメだと思う。
1円なんてあるもないも変わらんやん?
って思ってたら、まぁ、それでも生活できんことはないだろうけど、1年後、バカにしてる人の通帳は白紙で、ちょっとでも貯金してる人の通帳には数字が記載されている。
どちらを選ぶかはあなた次第です。
また、そんな頭悪いことせんと、もっと簡単にお金を貯める方法があるよ。
っていう人もきっと、必ずいるでしょう。
ごめんなさい。
私には、これが合ってるんです。
私はこれでいいんです。
私は、写真のブタ君といっしょに歩んで行きます。