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Photo by
cotori9
まだ無理だから
午前中、居残りの仕事してたら、後ろで声がした。
振り向くと、Mさんの後ろ姿があった。
声かけようとしてやめた。
そのままMさんは去ってしまった。
Mさん、私服だった。
たぶん、何か物品取りに来たんだと思う。
後ろ姿なのに。
一瞬なのに。
Mさんの後ろ姿が目に焼き付いて離れない。
声かけなくて良かった。
まだ無理だから。。
ここで声かけてしまったら、それがどんな状況になったとしても、またMさんのことで頭いっぱいになってしまう。
最悪、ときめいてしまう。
それだけは嫌だった。
もう、戻りたくない。
この感情がなんなのか?たぶん、名前はない。
ただ事実だけ言うと
まだMさんを普通の人として見るには時間がかかるということ。
MさんとはFさんのように友達にはなれない。
特別かそうでないかの2択だ。
そうでない方を選んだのなら、このまま離れた方がいい。
たぶん、Mさんも同じだったと思う。私のうぬぼれだとしても。。
だから、あのままこっちに戻ってくることもなくそのまま去った。
そういうとこだけ、私たちは似ている。
もし、縁があるのなら、きっとどこかでお互い引き寄せられると思う。
だから、私はこのままがいい。
このままでいい。
いい加減、前に進まなきゃ。
Mさん。元気そうでよかったよ。