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3日目_公共交通(+ちょっとUber)で行く!2019年11月NZ旅行

=この日の利用交通機関=
◆ツアーバス(Jucy Cruise)

ニュージーランド3日目。今日は宿泊地のクイーンズタウンから日帰りミルフォードサウンドツアーに参加。旅行前に現地ツアー専門のVeltraで取った。ひとり1万2千円くらい。

【キッチンが開かない!朝食はパン屋へ】

朝7時集合と早いため、6時前に起きて準備。宿泊しているHaka Rodgeは7時半にならないとキッチンが開かない。早朝利用の際は受付にある鍵を持って行っていいからね、と前日説明を受けていたのだが…。その鍵がまあ開かない開かない。どーあっても開かない。10分くらい格闘したんだけど開かなくて遂に諦めた。

仕方ない。外で朝食買って軽く食べよう。

朝6時。開いている店は…。あった!パン屋!Fergburgerのお隣のパン屋が開いていた。これは嬉しい。

店はFergbakerという。バーガー屋さんが経営してるのかな(しているようです

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小さいパン屋でイートインスペースはない。店の前にベンチがある。

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どれもこれも可愛くって目移りしちゃう。

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自分でトング使って取る方式ではなく、カウンタで「あれとこれください」と注文する。緊張しますね…。

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アップルパイを購入。昨日と同じく湖まで行って(ほんの2分くらいの距離)ベンチに座って食べた。

【バスを待つ】

集合の10分前には集合場所(上記の赤い看板下)にいたんだけど。この集合場所、ちょっと分かり難い。目印になるようなものなーんにもないんだもん。The Station Information Centreの前。せいぜいテーブル付きベンチが目印か?すぐ近くにiSite(観光案内所)があるのでそちらと間違えそう。
既に大型バスが1台停まってるがバックパッカー風の人が荷物を詰め込んでいる。これじゃない感。だが表示が何もない。電光掲示なんてもっとない。運転手っぽい人に直接訊くしかない。やだなそういうの…緊張するじゃん…。

豆ちゃんが訊いてくれたら、やはりそのバスじゃなかった。間もなくそれは出発し、あとは何もない。でも待っている人はいっぱいいる。集合時間である7時を過ぎた…。ドキドキする。

すると7時5分頃、角を曲がって大きなバスが現れた。あとから気付いたけど、今回はVeltraを介してJucy Cruiseという会社のツアーに参加したから、バスに描かれた会社のロゴを確かめれば良かったのね。でもまあ違う会社のペイントしてあったりするかもだから確実な方法ではないけれど。

日本のような添乗員さんはいない。運転手が出席チェックをする。なんとなく列になって、順番が来たら名前を述べる。これ日本でもいつも思うが、予約した画面とかチケットとかそういうの一切見せないで、名前だけ申告して出席チェックするのってどうなんだ?問題起きないんだろうか。日本でもNZでもイギリスでもそうだから、起きてないんだろうなあ。不思議だ。

ところで私は予約時、名前をフルネーム大文字で記入した。そういうもんじゃないの??運転手さんに名乗った時、「なんとかかんとかキャピタルワハハ」って笑われてなんだなんだ?と思ったら豆ちゃんが「“大文字だから重要人物かと思ったよ”て言ってた」と訳してくれた。言われてみれば、ちらりと見えた乗客リスト、大文字で書いてあったの私だけだったわ。恥ずかしい。ていうかフルネーム大文字だとそういう風に思われるんだ。確かに強調っぽいもんね。

【出発です】

さてようやく出発です。席は完全自由席。日本はきめられていることが多いけど。椅子は柔らかくて座り易い。しかもトイレ付。日本と遜色ないどころか、窓が巨大。これ凄い。

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多国籍なバスだった。こういうツアーに参加するのはニュージーランド以外の人だろうから当然だ。見た感じ、私達以外にも日本人夫婦やインド系の家族、あとヨーロッパ系の人達がいた。隣はイギリス人だったらしい。とても若々しい3人連れだった。

出発してすぐ、前から順繰りに回って来たオプションのランチメニュー。船の中でも軽食は買えると聞いていたが何があるか分からないのでオプション付けた。ま、メニューは2種類で「肉か野菜か」である。肉のパスティに決める。あとで運転手さんが注文取るらしい。

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それにしても、出発してすぐこの景色である。

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窓越しですよ。信じられますか?

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事前にニュージーランドのこと色々調べている時、ニュージーランド留学センターさんに「バスツアー:運転手が運転しながらひたすら話続ける」と書いてあって、ハハハと大して信じもしないで流してたんががこれマジだった。

しゃべるしゃべる、ひたすらしゃべる。よくまあ運転しながらそんな話していられるなってぐらいしゃべってる。もっとも私はリスニング力もないので何言ってるか全然分からなかったけど。たいていは景色の説明をしてくれていたようだ。あとは「クイーンズタウンの地価が上がって家賃が高い」とかいうボヤきもあったそうだ(豆ちゃんが訳してくれた)。

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山の向こうから上がって来る太陽の光が見えたと思ったら、40分ぐらいするとすっかり日が上がってとってもいい天気。緑地にぽつぽつ見える白いのって、もしかして…?

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羊だ!ニュージーランド来て初羊。もう気持ち悪いぐらいいる。いや凄い量。北海道なんかもこんな感じなんだろうか。

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凄い景色なのに隣のイギリス人ちゃん達は全く窓の外を見ない。ほとんど寝ている。なぜ!?もっと見た方がいいよ!!――と思ったが、この2日後ぐらいに彼女らの気持ちが分かるようになる。

8:50トイレ休憩。全く何もない、住宅街のようなところで降ろされる。トイレだけがあるような場所。初の現地公衆トイレで、ドキドキしたがとても綺麗だった。以降、利用した全てのトイレが綺麗だった。凄い。

【高速の?サービスエリア】

9:40再びのトイレ休憩。降りなくていっか、とバスの中にいたら運転手がさんが来て「20分間の休憩だよ。バス移動させるから降りて」と言った。そうだったのか、アナウンス全然聞き取れなかったよ…。停まる際は当然アナウンスしてくれるんだけど、リスニング力がアレというのとぼそぼそっとしゃべるんで数字すら聞き取れなかったのだった。何時出発か分からなかったら必ず運転手に確かめましょう

この辺りで運転手さんがオプションの昼食の希望を聞く。そして昼食券をくれる。クルーザの中で引き替えるらしい。それまで大事に持っておく。

軽食屋と土産屋が合わさったようなお店。こういう形態の店は今後何度も出て来る。

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日本の高速のパーキングとは違って、大きな道の途中にぽつんと一軒あるような店だったり、観光用の店が幾つか並ぶ通りだったり色々。というか我々が今まで通って来た道は高速なのか?日本の高速のイメージとは違う。高架じゃないし、防音用の壁もない。とにかく「景色を見ろお前ども」という強いメッセージを感じる道だ。

さてさて驚きなのが日本語表記の多さだ。しかも下手な日本語じゃない。「注文とお支払いはこちらです」なんて、日本でもお目に掛かれない綺麗な日本語である。かつてニュージーランドに大挙した先人達に感謝するばかりだ(多分『指輪物語』の方々だろう。あなた達がたくさん行ってくれたお陰でこういうことになったのだと思う。ありがとうございます)

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アイスクリームを食べている人が多かったのでつられて注文。ラズベリー&ナッツだったかな。大きい。

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そう、大きいのである。ニュージーランドの商売はちょっと変で、見本より商品の方が大きい(笑)。普通逆でしょ。前に並んでいた男性が注文したアイス、大きくてダブルなんだろうなーと思ってシングル頼んだら、その男性と同じ大きさになった。おかしいぞ!絶対2回掬ってたぞ!それダブルって言うと思うんだけど!ありがとう!

あとニュージーランドの良い人エピソード。同じ列に並んでいたご婦人が、アイスを受け取って支払いをしようとちょっと屈んだらコーンの上のアイスが全部ボトッて落ちちゃって!おばちゃんすごくでかい声で「OH!!」て叫んでた。もう笑っちゃってたけど。店員さんすぐ替えを用意してあげていた。

もういっこ。こういったお店ってお湯のサービスしてるのか?日本でももしかしてあるのかな。「水筒にお湯入れたいんだけど…」って人が何人かいた。有料なのかちょっと不明。交渉次第で色んなことが出来るね。

【写真タイム】

バスに乗車。またもや1時間くらい走って停車(11時)。この頃気付き始める。「長距離バスは1時間に一度停車する」という法則に。これは「ミルフォードサウンド」ツアーじゃない。「ミルフォードサウンドクルーズとそれに伴う絶景を見る」ツアーだ。

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このように写真スポットで停車し、乗客を降ろして撮影タイムを設けてくれる。ちなみにここにはトイレはなかった。

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有名な場所なのだろう、他のバスツアーや個人の車が幾つか停まっていて、人が思い思いの場所で写真を撮っていた。だが上記のように人を一切映さない撮影も余裕で出来る。

ここでも気付き始める。「ニュージーランド、人が少ない」という法則に。だって今日は日曜だ。なのに同じツアーの乗客はバスの座席に対して半分くらいしかいない。11月ってハイシーズンに入ったところでしょ。なぜこんな人がいないの。

ま、そんな疑問をよそにバスは進む。上記のような撮影スポットでは、運転手が「そろそろ行くか」と思ったらクラクションを鳴らして出発を促す。色んな車停まってるからそれが自分のバスなのか分からないけどね!

【ミラーレイク】

10分くらい進んだところでまた降りる。ミラーレイクと呼ばれる場所だ。その名の通り、山が湖に映ってまるで鏡のよう!というスポットらしい。

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しかし、むむ…!

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距離が近い為に山と湖を同時に映すことが…難しい…!

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縦で撮るとギリギリ。なんとか映るかな。

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これ、夏になると湖の上に生えている草が少なくなって、鏡の部分がもっと広がるそう。肉眼だと充分見えるだけど。自撮りは無理だと思う。

ここ、観光スポットなのだが大きな駐車場がないようで?路肩にバスを停めるようなかたち。湖沿いに50mくらい桟橋が掛けられていて、そこのスタート位置から降ろされ、私達が見ている間にゴール地点の階段を上がったところまで移動してくれている。

ちなみにここもトイレはありません。

バスは本格的な山道へと突入する。私達はたまたま右側に座っていたがこれが大正解。クイーンズタウン→ミルフォードサウンドの際はぜひ右側に座って下さい。左側はずっと高い崖で何も見えない。右側は凄い。

ちょっと曇っている空。そこの一部が割れて、なんとも魔法のような景色が。

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ああもうロードオブザリングじゃん。

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あの道、ホビットが歩いていそう。

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途中12時頃トイレ休憩があり(また!?)そこから進んだところが撮影スポットだったようで(また!?)数分の自由時間。いやあニュージーランドさん、ほんと「景色見ろ」パワー凄いですね。

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とっても綺麗な小川と、それ越しに見る雪山。夏もこのように雪化粧されているんだろうか。雪+山肌が見えている感じがとても良い。

みんな結構お水飲んでたけど…さすがにばっちいと思うぞ!

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本当に窓越しとは思えない。窓が綺麗で大きいとこんなに撮れるのね。

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ちょっと天気が…。

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【ミルフォードサウンド到着】

実はミルフォードサウンド、「1年のうち3分の2は雨」なんて言われているところ。ツアー申し込む時もそれが引っ掛かって、色々検索したら「クルーズ中はずっと雨。行き帰りのバスから見た風景の方が綺麗だった」なんてブログも…。私は天気に関して運の良い方じゃないし、こりゃ雨だなと覚悟していた。

ところがだ。着いてみたら、こんな。

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これは…これは快晴というやつでは?

実際目にしているのに半信半疑な気持ち。いやでもクルーズ進むにつれて雨が降って来るのでは?とか。色々穿っちゃう。

到着は12時45分で、7時に出発してから実に6時間弱の乗車だったが全然疲れていない。6時間なんてちょっとした深夜バスの乗車時間だよね。全く退屈じゃなかったし、何度もお店やトイレに寄ってくれたお陰でとても楽しかった。もう満足感に浸ってる。

降りると運転手さんがクルーズの乗船券をくれる。これを持って自分で船のところまで行って乗るらしい。終わったらこのバス停まで戻って来てね。えっ案内の人いないの。分からなくなったら怖いのでバスの写真と停留所の番号を撮っておく
もっと色々説明してくれてたんだろうけどよく分からず、とりあえずターミナルに行って、豆ちゃんがJucy Cruiseのカウンターで訊いてくれた。「チケット持ってるんだけど…」的なことを言うと「もうそれ持って行けばいいのよ!」みたいな感じであっさり終わる。直接乗り場に行くんですって。でもそれどこ…?

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軽くたじろいだがとっても小さい港なのですぐ分かる。駐車場とは逆のドアから出れば目の前は湖で、幾つもの船が停泊している。番号とかはない。Jucy Cruiseの船を見付けて、既に並んでいる人達の後ろにつく。何時乗船とかの案内はなし。10分くらいその場で並んで、13時頃乗船開始。係の人がチケットを回収し、あとは船の中を自由にどうぞ。

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入ってすぐ、1階に軽食コーナーがある。昼食の引換はいつでもいいようだけど、もう13時だしすぐ食べようかということで食券を渡してご飯を貰う。

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人間の性として(?)とりあえず一番上のデッキまで出る。あらまあ…これは…。

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こんなの…こんな綺麗な景色…。信じられない。ついでに言うと、人が少ない(何度目?)。映り込み一切なしの写真いっぱい撮れた。日差しが強いのでサングラスは必須

吹きさらしのデッキなので風が凄い。特に船が進むにつれてビューと吹く。しかし気温も高かったお陰で「寒い!」というほどではない(今当日の気温を調べてみたら最高31度だった。そんな高かったかな?)

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みんな基本的にそこそこ温かい恰好してるんだけど、例のイギリス人グループの1人が半ズボンで!よく外出てられるなーって思って、みんなでワイワイ写真撮ってるの眺めてたら足にびっしり鳥肌立ってた。風邪ひくよ…。

2階の室内には紅茶のドリンクバーがある。まあなんて素敵なの。しかも、しかも!ちゃんと牛乳がある!!これ大事。凄く大事。私は紅茶にもコーヒーにも、牛乳を入れたい。ポーション型のミルクは嫌だ。コンビニにコーヒーメーカーが登場して久しいが、どうかミルクではなく牛乳を入れて欲しいと思う。喫茶店のコーヒーはみんなポーション型だから注文しない。カフェラテとは違うのよ~。濃いコーヒーに牛乳入れたいの。

そんな私のワガママ…いや拘りをニュージーランドは叶えてくれる。パスティと一緒に牛乳入りの温かい紅茶を頂くなんて最高。

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室内には椅子とテーブル。いや皆さん!?そこで何してるの!?というぐらい、みんなまったりしていた。景色見ないのかい。

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トイレは一番下の階。ロゴがかわいい。

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運転手さん。とても余裕のある感じで運転していた。手前の塩とタバスコが気になる。ここに住んでるんじゃないの。

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前方後方にはクルーザが幾つも点在している。前を行く船がへっちゃきを滝に近付けるサービスしてて笑った。

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海まで出る。この辺りになると潮の匂いがした。

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それにしても天気が良くて。運転手さんも「今日は珍しいくらいの快晴」と言ってたそう。

暫く甲板にいたんだけど日差しと風が強くて一旦室内に。さっきトイレ行った時に甲板以外にも外に出られる場所が幾つかあるのを発見して、豆ちゃんを誘ってそっちに行ってみた。この船は操縦室の左側から階段が下がっていて、へさきに出られた。ここが凄く良くて!ベストポジションじゃん。椅子がないのが難ではあるが。こんな良い場所なのに人少ないし(だから何度目)。もうずっとここにいよう!

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360度どこを見ても美しい。そして人工物が無い。

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クルーザの運転手さんはバスと違ってそれほどしゃべらないんだけど、なんかいきなりしゃべり出して、スリー、フォー…と数をカウントしている。なんだ?と思ってらみんなが同じ方向を見ている。そちらには…!

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なんとアザラシ!!!わお!!日光浴してた。

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暫くすると再びアナウンス。不穏な空気を察した私はすぐに室内に入った。そう、この船も滝に突入するのだ!どの船もみんなやるのね。

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レインコートはラウンジで買えるらしい。もしくは持参したレインコートを着る人、特に防水装備をせずにウェーイと写真を撮ってる人がいたが、後者の方が多かった。大丈夫かい!?

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近付くにつれてみんながマジな顔になっているのを私は安全な操縦室の隣の窓から楽しく眺めた。同じツアー参加者の、インド系のファミリーも最初は余裕な感じで写真撮り合ってたんだけど、ここまで近くまで来て水も浴びると思わなかったのか、急いで右側の出入口から中へ入ろうとしたがそこ封鎖されてて。左側しか解放されてないの!私は右側にいたので彼らを助けようとドアをいじったんだけど開かなくて。係の人が「そこ開かないのー!」と言うんで、丸窓越しに「ダメだって!」とサインを送っといた。あと「頑張れ!」て応援しといた。ダメそうだったわ

豆ちゃんは果敢にも「ちょっと浴びた方がいい!」とか言って少し水しぶき浴びて来たみたい。私も左のドアを覗きに行ったが、ドアと階段付近に立って見ているおじさんがいて出られなかった。あなたがそうやって場所取ってるからみんな逃げ込めなかったんだと思うぞ!

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楽しいイベントも終わっても遊覧は続く。

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こんなに美しく見えていいの。まだ旅の前半だよ。これからどうなっちゃうの。

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クルーザなのでエンジン音は常にしているが、それとは別にブーンという音も聞こえる。クルージングとは別に遊覧飛行ツアーというのもあるそうで、小型飛行機の音も常にしていた。

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途中、小さな湾の方に入った時、飛行機の音が途切れてとても静かになった。あれがないとこんなに静かなんだね、って。

約2時間の船の旅は終わり。あっという間――とは言わない。とても満ち足りた気分だった。

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船を降りてからは自分でバスまで戻る。これも案内人はいない。特にどこにも寄らずに戻って来たらまだ運転手さんいないし。みんなバスの周りで手持ち無沙汰な様子で待つ。少しして運転手さん登場。バスに乗り込むが、あっつい!!結構暫く暑かった。

【復路】

再び、窓からの風景(15時頃)。

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「朝より滝が増えてるね」と運転手さんが言ってたそうな。気温が上がって雪水が溶けて、岩肌に沿うような滝が生まれていく。

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私の指がガラスに映ってるけど。

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綺麗だね、という言葉しか出ない。

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「景色を見ろお前ら」バスなので、天井もガラス窓

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帰り道、羊以外の動物を見た。これは馬?

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これは牛?

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これは…牛?

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アルパカ?ラマ?

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【帰着。ステーキを作る】

19:30頃クイーンズタウン帰着
帰り際にスーパーに寄って食材を買い込む。豆ちゃんは料理の心得があるので「ステーキ焼くよ!」と言って分厚い肉と野菜、チーズを買った。手前のパンは翌朝のご飯用のバーガー。

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共有キッチンは2つあるし、コンロは3か所もあるから人とぶつからずに料理が出来た。もっとも、料理器具や食器はあちこちに点在してるので隣のコンロに行って引き出しからフライ返しを取って来て、向こうのキッチンに行って塩コショウを取って来て…といった具合に、人が料理しているところを縫うようにして必要道具を獲得しなければならないが。
向こうのキッチンで、お父さんらしき人が寸胴鍋で5~6人のスープを作っててちょっと分けてくれないかなって思った。

しかし我々の夕食の豪華さったらないわ。

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こんな肉、最後に食べたのいつかしら?という分厚さ。サラダのドレッシングは豆ちゃんがオリーブオイルでちゃちゃっと作ってくれるし。
気温がやや高かったので外のバルコニで食べた。あまりに良かったので、豆ちゃんが「(荷物多いのに)モモさんキャンドル持って来てないの?」なんて言う始末。可燃物は持ち込めません!

最後に豆ちゃんは明日のお弁当も作ってくれた。サイコー。

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今宵もホステルは22時を過ぎれば静か。

【ミルフォードサウンド総評】

遊覧船は何艘もあるので、予約はしないでレンタカー等で自分でミルフォードサウンドまで来て、各ツアー会社のカウンターで直接乗船券を買うのもいいと思う。数十分に一本のペースで出てる。ルートに大差はなさそう。好みの船を選ぶのもいいし。金額の差は分からない。


それから、今回私達は日にちが決まっていたので事前に日本でツアー予約したけど、クイーンズタウンやテ・アナウなどミルフォードサウンド往復バスツアーを展開している街に連泊するなら、街の旅行会社で直接買うという手もある。少なくともクイーンズタウンは何軒もそういう店あったし、外に看板もたくさん出ていた。豆ちゃん曰く私達のツアー代とあまり差はなかったそうだ。天気が悪いとガッカリだからそこらへん予測しつつ、ニュージーランドに到着してからとか、直前に取った方が確実。多分だけど、満杯になることあまりないんじゃないかなあ…。だって日曜なのにガラガラだったよ。

クイーンズタウンからバスで5時間、と聞いた時はそんな長い間座ってるの無理!と思ったけどそれは全然心配ない。とにかく車窓からの眺めが凄いし、1時間に1度は「トイレ休憩」「カフェ・土産タイム」「撮影タイム」のいずれかがあるので飽きない。逆に言うと「寝たいのに眠れない」ということはあると思う。

私が利用したツアーはこちら(Veltra)。

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