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借金で困った時は【お金の話】
おはようございます。ももたろです。
前回の記事においては、
「借金はするな!金利を払う側に回るな!」
という内容をまとめました。
しかし中にはもう既に借金をこしらえている方もいるかと思います。
というわけで。
本日は既に借金(ここでは住宅ローンや自動車ローンではなく、消費者金融からの『キャッシング』によるものとします)をしてしまっている場合、どの様に対応すればよいのか考えてみましょう。
・まずは大前提
前提条件として。
借金をしてしまった場合、まずはその原因となった元(生活苦・浪費・ギャンブルなど)を改善または排除する必要があります。
これをしなければいずれまたお金を借りなければならない状況に陥ってしまうことでしょう。
個人の力で原因を排除できない場合は然るべき場所に相談する必要があります。
そして並行して固定費を削減し、無駄な出費を抑え、安定した生活費と返済する分のお金を確保しなければいけません。
”お金を借りた状態で無駄遣いできるお金はない”と心得ましょう。
とにかく速やかに借金を返し切ることに注力します。
・ケース①返済を安定して行えている場合
このケースの場合、真面目に返済を続けていればいずれは元本(借りたお金)を返し切ることができます。
ただし『キャッシング』を行う際に設定される金利(利息)は高率であることが多い(年率15〜20%で借入金額により変動)ため、可能な限り『繰り上げ返済』を行って元本を減らすと良いでしょう。
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出典:https://hibiki-law.or.jp/debt/hensai/
・ケース②返済を安定して行えていない場合
出来る対応から始めていきます。いくつかの段階を同時に実行しても構いません。
1段階目:繰り上げ返済検討
まずは『繰り上げ返済』を行って元金を減らし、利息と月々の返済額を減らせないか検討します。
不用品を売却するなどして資金を捻出し返済にあてましょう。
この時金利がより高い借入先への返済を優先します。
2段階目:債権者への相談
次に債権者(借入先)に対して「月々の返済額を減らしてもらうことができないか」「返済日を遅らせてもらうことができないか」等を相談します。
3段階目:おまとめローン検討
借入先が多数ある場合、『おまとめローン』による借金の借り換えを検討します。
『おまとめローン』とは?
銀行などから借りたお金で今ある借金の残高を一括返済し、その後は銀行から借りたお金の返済を行うローンのこと。
借金の返済先をひとつにまとめることで金利が低くなる可能性がある。
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出典:https://hibiki-law.or.jp/debt/hensai/16723/
注意点として『おまとめローン』を行うことで金利と月々の返済額が下がるが、返済期間が伸びることで結果として返済総額が増える可能性があります。しっかりと説明を受けましょう。
4段階目:近しい人からの借金
固定費を削減し、無駄遣いを控え、不用品を売却し、低金利のローンに乗り換えた。それでも返済に困窮する場合は次なる手を打つ必要があります。
この段階では親族や知人からの借金を検討します。
自らの現状を懇切丁寧に説明し資金援助を嘆願しなければなりません。
当然ここで借りたお金は何が何でも返却する必要があります。
5段階目:債務整理
個人で実行可能な全ての手段を試し、なお借金が残り返済が滞る場合。
ここに至ってもまだ打てる手はあります。
それは、弁護士に相談して行う『債務整理』です。
『債務整理』とは借金の減額や免除、支払期間の調整等により借金問題を解決する手続の総称であり、以下3つの方法があります。
・『任意整理』:裁判所を介さず、債権者と返済金額の減額や長期の分割での支払い等の交渉をする方法。
・『個人再生』:裁判所に申立てを行い、財産を残したまま借金を減額し残りを3~5年かけて分割で返済する方法。
・『自己破産』:最終手段。裁判所から支払不能だと認められた場合に、財産をお金に換えて借金の一部を返済し残りの返済を免除してもらう方法。
打てる手は、ここまで。
以上が借金返済のために実行できる手段でした。
借金を返済期日までに返せない場合。
その状況を放置すると遅延損害金が発生し、さらに債権者からの督促を無視し続けると最悪の場合財産を差し押さえられるリスクもあります。
”返さない”という選択肢はないのです。
「借金はするな!金利を払う側に回るな!」
「もしも借金をしてしまったら速やかに返済する!」
「借金に困ったら然るべき人にすぐ相談!」
これらを忘れてはいけません。
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出典:https://www.ac-illust.com
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それでは皆さん、今日も良い一日を。