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【お金にまつわるエトセトラ#16】固定費削減の話⑩『損害保険-2』
おはようございます。ももたろです。
【お金にまつわるエトセトラ#7】の記事から家計管理と固定費削減の話を続けています。
前回は損害保険カテゴリーの『自動車・バイク保険』を解説し始めました。
今回はその続きです。
☆損害保険
1)自動車・バイク保険
①『自賠責保険』の説明:#15
②対人・対物賠償責任保険:#15
③人身傷害補償保険:#15
④搭乗者傷害保険:#15
⑤自損事故保険・無保険車傷害保険:#15
⑥車両保険
必要度:不要(ただし状況によっては必要)
『車両保険』とは、契約している自動車が事故や盗難、いたずらなどによって損害を受けた場合に補償がある保険です。
契約内容によって
・衝突や接触などの事故による修理費
・火災、爆発、台風、竜巻、洪水などの偶然な事故による損害
・盗難による損害
・いたずらによる損害
が補償されますが、地震・噴火・津波によって生じる損害は原則として補償の範囲外となります。
なぜか?それは地震・噴火・津波が発生した場合極めて大量の車が損害を受ける可能性があるから。
保険は相互扶助で成り立つと以前解説しましたね。
つまり一度に多くの人に対して補償が必要になると、保険金を支払いきれないという事態が想定されるのです。
基本的に、固定費削減の視点から見れば車両の損害に対しては貯金で備えるのが合理的です。
理由は車両保険を付帯すると保険料がかなり上がるから。
と同時に車両保険を使うと保険の等級も下がるから。
修理費が浮いても結局翌年からの保険料が高額になります。
自車が全損し過失割合も100%といった状況は想定しにくいため、あまりコスパがいい保険であるとは言えませんね。
よって自分のうっかりが原因による軽微な損害ならばそれは貯金で賄います。相手が原因の場合は賠償金が支払われます。
自分の過失割合100%で自車が全損壊となる様な運転はそもそもしてはいけません。
ただし新車で購入し多額のローンが残っている場合などは…車両保険を検討せざるを得ません。
※”ローンを組む”ということは”車を一括で買う余裕がない家計状況である”と言えますね。
そんな時に車が全損したらローンを払いながら新しい車を購入する必要があります。このリスクは保険でカバーせざるを得ません。
そもそもそんな状況にならないのが一番ですが…。
ただしこういった場合も時間の経過によるローンと車体価値の減少に合わせて、必要最低限の保険を選択するなど定期的な保険内容の見直しは行う必要があります。
”固定費削減”を優先するならば車は現金一括払い(もしくは持たない)が一番。ちょっと背伸びをすると無駄なお金がかかる。
これは忘れない様にしましょうね。
⑦その他特約
必要度:不要(弁護士費用特約のみ加入を検討)
・弁護士費用特約:事故の損害賠償請求や刑事事件になった場合の弁護士費用や弁護士への法律相談費用を補償する特約
・他者運転特約:契約している車以外を運転した場合の補償
・新車特約:新車や新車登録から一定期間のみ加入できる
・車両全損時復旧費用特約:車両が全損した場合に代替自動車の購入費用や修理費が支払われる
・車内身の回り品特約:車両保険の補償外である車に積む荷物の損害を補償する
などなど。保険会社によって色々。
最低限の補償内容で済ませるならばオプションである特約への加入は必要ありません。
ただし弁護士費用特約のみ少額な追加費用に対する見返りが大きいため加入を検討する価値があります。
事故を起こしショックを受けた状態で相手方と話し合いを重ねるのは大変負担が大きいです。そんな時は弁護士に相談しやり取りを代行してもらえると非常に助かりますね。
以上。
前回から本日にかけて車・バイクの保険の見直しを行いました。
身の丈にあった車を一括で購入し、必要最低限の保険に加入する。
そんな事分かっているけれど…車好きの方にとっては辛い選択かもしれません。
生活に余裕を持たせられる範囲でどこまで車にお金をかけられるか。
よくよく検討して安全なカーライフを心がけましょう。
今日も良い1日を。