〈ネタバレあり〉最近観た映像作品の感想('22 4/18分)
気が付いたら前回の投稿から1か月経っていました。
その理由はまた今後書いていきます。
さて、ようやく書く気になったのでまとめてみましょう。
うーん、なんだろう、あんまりテンションが上がらないんだけれども。
いつもより陰キャムードが濃いかもしれません。
毎度のことながら、以下の作品を必ずしもお勧めしているわけではありませんし、考察もとくにしているというわけではありません。
参考までにどうぞ。
【王様ランキング】
アニメの公式サイト貼るのもあれなんで、2クール目のOPを貼ってみました。
これ見れば大体の雰囲気と内容はわかるんじゃないかと。
詳細について触れるのは面倒くさいので省きますが、私は初めて観たときからデスハー王のファンです。もちろんあのファニーフェイスも含めて。
類稀なる”ぬくもりファンタジー”
タイトルから安易に王様たちがランキングを競い合う話だと思っていましたが、全然違いました。
ものすごくピュアで、ハートフルで、・・・どう表現したらいいか、穿った感性に触れすぎた自分には、今適切な語彙が見つからない。
とりあえず、最近の作品でここまで誰も死なない作品は珍しいんじゃないかと思います。
ひとり残さず救おうという作者さんの限りなき愛を感じます。モブがモブじゃないなんて一体どういうこと?
平気でキャラクターを〇す作品世界にはあり得ない平和がここにはあります。
声優さんによって際立たせられるキャラクターの魅力
個人的にはミツマタ、ダイダの声が甘くてかっこいいと思います。
デスパーさんの可愛さはアニメの声優さんの話し方によっていっそう引き立てられているように感じます。
あらゆるものを奪われて誕生したボッジ
兄弟合わせて、ダイダらボッジ・・・そんな彼らのお父さんはどうしようもなく男くさい巨人族の男性で、
愛する女性、ミランジョのためにどんな犠牲を強いることも厭わない人。
ボッジは奪われてはいても、ある意味チートのような状態で初めから存在しているのですが、そこにはボッジの適応へのものすごい努力があることを知らされます。
彼がまるで口をきゅっと結んだような笑顔を浮かべているのは、どんなことがあっても泣かないことを決意しているかのようです。
(なんか・・・久しぶりに文章紡いでるからか、翻訳みたいになってる気が・・・(汗))
みずみずしく奥ゆかしい感情表現に癒される
自分の中の幼い心が、お母さんの絶対的な温もりにぎゅ~っと抱き締められるような、そんな温もりが随所に出てくるんですが、心解かれますよね~
油断してると、ほろっときます。
いつも誰かがそっと見守っていてくれて、ふと自分を見つけてくれる。
ボッジの小さな王冠が落ちないように、皆が方々から愛してくれている・・・そんな感じのムードで溢れています。
各キャラクターの背景にある正義、信条、愛の定義・・・ゆっくりとしみこむような滋味深い個性がとても興味深いです。
原作の漫画の方を見るとわかるんですが、作者さんは本当に焦らない人。
今までにどんな作品に触れてきていらっしゃるのか、不思議でなりません。
どういうことですか?これは。ピュアすぎるんですけど。
一コマ一コマにちゃんと意味があって、シンプルで余計な線が一切無く、まっすぐな表現にちょうどいいだけの質量がのっている。
とてもスッキリしていて、なおかつちゃんと流れを掴んで中身を含有しているので、きれいに編み込まれたメルヘンなタペストリーみたいで美しいんです。
タッチが見方によってはちょっと今風ではないところが誤解されがちかもしれませんが、この作品は漫画らしい表現がとても上手いと感じます。
呪いが解かれる瞬間が待ち遠しい
カゲの本当の姿、ミランジョと魔人の怪しい関係、ボッジの”本来あるべき”姿、頂点を極めた王様の見る世界・・・などなど。
普段ファンタジーを避けている自分にとっても、気になる謎がまだまだたくさん残されているので、じわじわとくる世界観を楽しめています。
今後の展開が楽しみです。
【かぐや様は告らせたい ファイナル】
前作を観てから、ずっと楽しみにしていました。
これを観る目的はただ一つ、主演2人のビジュアルを楽しむことです。
他にとくに理由はありません。なぜなら、あまり中身がないからです。
久しぶりにこの世界観観たけど・・・小ネタがちょっと、こっちに理解するだけの元ネタ情報がないので、拾えなかったなぁ。
佐藤さんのアドリブが自分にはちょっとキツイところもあるし。
相変わらず、心の声が多めの顔芸作品でしたが、温度低めのギャグを含めて茶番コメディらしく気楽に観られました。
かぐや様はほんとに欲張り。
ここまでしてもらっても、まだ?まだ満足しないの?
付き合う前の段階でそこまで相手に求めるの?って、正直ちょっと引いちゃった。
メンヘラ気味なので仕方ないとは思うけど、最終的に思ったのはね、かぐや様がやってるのはマインドコントロールだな、って。
ていうか最初からそういう作品じゃん。忘れてたわ。
自分に惚れこませて愛を貢がせることがこの子にとっての目的だから、終始しっかりと計算しているし、妄想が入り込むことはあるけど、誰かを好きになるときに感じる甘い感情は全然なくて。
コミュニケーションが独特なので、愛しあえる恍惚感とか幸福感とかは全然なかったな。
とはいえ、最後の洗脳済み会長から出たメロメロの告白は最高でした。
会長、お疲れさまでした。
【マスカレード・ナイト】
前作のホテルの方を観て、黒木瞳さんが怖かったけどやっぱり迫力あって面白かったので、これも観てみました。
相変わらず、長澤まさみちゃんの気遣いがおしゃれ過ぎて感心したんだけど、
今回は沢村さんの登場でちょっと緊張感が緩んで笑えたのと、さんまさんの決め顔が美しく隠されるシーンは何とも言えぬユーモアがあって面白かったです。
キムタクはもうこれでいいよね。これでいいんよ。
いつものホテルの仮装パーティーで殺人予告、という物騒な設定で、犯行を阻止するためにキムタクが奔走するという内容になっています。
怪しい人が出過ぎていて、いやでも、流石に博多の華丸さんが犯人ってことはないでしょ、あの顔だし!ないない!と思いながら観ていて、
前作で黒木さんが犯人だったことを考えると、今回もなんか女の人くさいぞ、じゃあ麻生さんじゃね?→フラグ
東野圭吾作品って、けっこう病んだ女の人が罪を犯す話多かった気がするし、麻生さんじゃね?→フラグ
ってことで、麻生さんって怒った時のドスの利いた演技がめちゃめちゃ怖いって思うの、私だけでしょうか。
なんだっけ、『翔んで埼玉』でもめちゃくちゃ怖かったんだよね。
自白のシーン、キムタクは圧倒的に圧で〇されてました。
面白かったっす。
【トーキョー製麺所】
レンタル店で見かけたのが縁で観てみた作品。
行ったことのある人には秒でわかる、「あ、ここ〇亀じゃん」というところから興味を魅かれ。
人手が足りな過ぎてほぼ毎日おんなじ面子、というブラックな状況で破綻しかけたうどんチェーン店に、元ホテルマンの鉄壁マイウェイ店長がやってくる、というところからヒューマンドラマが始まります。
あとあとになって気づいたんですが、メインの人達はお名前に色が入っていて、必ず自分の担当色のものを身に着けているので、まるで戦隊ものみたいな雰囲気です。
たぶんだけど、台本的にはけっこう何の変哲もないというか、癖はあるけどシンプルな脚本なんじゃないかなーと思うんですよね。
それが俳優さんの演技と個性でここまで空気感ができるっていうのはすごく興味深いなぁと思いながら観ていました。
とてもリラックスしていて、なおかつ茶番な感じがあって、正解というのもとくになくて緩いあたり、個人的に好きな雰囲気でした。
我が道を行く店長に心底愛想を尽かせ、ガチギレしそうな怒りを抑えながら成り行きを見守らねばならない、そんなバイトリーダーの青井くんの心労を想像するともう・・・ww
ニッチェの江上さんがいい味だしてます。
これ見て〇亀食べたくなって、唐突に食べに行きました。
主題歌やダンスもとても興味深く、楽しい作品でした。
日頃〇亀で働いてる人や中で何やってるかってことにまで意識が向かないので、観た後はドラマがちょっとちらついて、新鮮に感じました。
こんな感じでしょうか。
今回はあんまり深いこと書けなかったなぁ。まいっか。
以上です。