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ももきみどり展2025/作品25


みなさま、おはようございます。
2025年に開催されるももきみどり展↓↓↓

「おのれぼ〜私たちは意志を持つ種である」

にて展示予定の作品を、毎日紹介しています。

展示作品・25 [天へと続く道〜聖獣の住む天空の村コマレス]

本日紹介する作品は「天へと続く道〜聖獣の住む天空の村コマレス」。
アクリル絵の具。2021年作。

【2021年6月11日のブログより一部抜粋】
「天へと続く道〜聖獣の住む天空の村コマレス」が完成した。いくつものアーチが出迎えてくれるマラガの「コマレス村」は、岩山の頂上にぽつんとたたずむ天空の村。アーチをくぐりながらひたすら登る坂道は、

「天へと続く小道」

そのインスピレーションに引きずられ、メインモチーフの「青い道」が生まれた。ぐねぐねと続く石畳の坂道を登りながら、私の心は天へ天へと昇って行く。村の頂上で唐突に尽きる道は、

「そこで終わりでなく、天へと昇る鳥になる」

そのイメージが「青い翼を広げ、この村を見守る守護獣」のモチーフを生んだ。

「視線が、青いルートをたどって下から上へと昇り、やがて青い鳥にたどりつく」

そんな「時間の流れ」のある作品を作りたかった。たぶん私は「物語」を書きたくて、絵を描いているのだと思う。

向かって左の赤い部分はマラガの山岳地帯「アサルキアの山々」。青い鳥の懐に「太陽」が。その光が迷路のような村を包み込んでいる。

さて。コマレス村を訪れたあの日、奇しくもスペインのマラガ内陸部では、厳格なるコロナ規制「ロックダウン(外出禁止令)の前日」だった。

「もし1日遅かったら」

ロックダウンで、コマレスに行くことはできなかった。あの村に出会うことも。そして、この作品が生まれることも。人気のない静寂に包まれた天空の村は、不思議な波動に包まれていた。

「平穏を吸って生きる聖獣たちに、この村は守られている!」

その強いイメージが私を突き動かし、ぶれることなく作品の完成まで導いてくれた。あの日の感動を「何度も反芻して」描き続けた。

当時、スペインは厳しいロックダウン(外出禁止令)が敷かれ、3ヶ月以上も家から出ることはおろか、食料品の買い物すら家から1キロ以内、通りには警察による検問体制が敷かれ、散歩することさえ許されなかった。ゴミを捨てに行くのが唯一の散歩、というまさに狂気的な状況の中、

「パンデミックの裏に、何か大きな邪悪な力が働いている」

のを、直感で感じとっていた。今の社会を、ある方向へ強引に動かそうする手。利権に群がり、事実の隠蔽や情報操作、私欲にまみれる者たち。世界が大きく破壊されていく、社会が根底から崩壊していく「終わりの始まり」を、南スペインの片隅で感じとっていた。

「アートで、自分にできることは何か」

その答えが出たのも、ロックダウンの最中だった。奪われて、痛みと怒りの中で気づくことがある。私たちにとって1番大切なもの、

「それは『命』だ。『自由』だ」

忘れもしない2020年4月1日。軟禁状態のマラガのアトリエの中で、私のアーティストとしての自覚と決意、そして「一日一作プロジェクト」は生まれた。「命を大切にする社会を」を願って、行動する。アート発信する。それが、私にとって生きるということ。

そうして生まれた「一日一作プロジェクト」も、はや5年目。今では私のライフワークになっている。ロックダウンで画材屋にも行けず「身の回りのもの何でも使って」制作し始めたのが始まり。ももアートの原点は、ここにある。

「天へと続く道〜聖獣の住む天空の村コマレス」

この天へと続く道を、一緒に歩いてほしい。魂で。どこにいても「魂の散歩」はできるのだ。ロックダウンで家から一歩も出られなかったあの3ヶ月の軟禁生活の中でさえ。私たちは魂を踊らせ、命を花開かせた。

「自由は、魂の中にあり」

己を死守する。
私は、私を守る。
魂は、誰にも支配されない。

Presentando mis obras para la próxima
exposición en 2025.


★展示作品紹介は明日に続く。
寒い日が続きますが、みなさますてきな1日を!
★ももきみどりの近況はFacebookでどうぞ。
(毎日更新・公開中)

https://www.facebook.com/profile.php?id=100012725379944


展示会のテーマ「おのれぼ」とは?

「己(おのれ)+エボルシオン(進化)」の頭文字をとって「おのれぼ」。ももきみどりの造語。
私たちは、自らの「己道」を歩き、
この世でたったひとつの「己花」を咲かせる、
「意志を持つ種」である!
私たち自身へのエールと、決意を込めて。

日本帰国第一弾、もも展をふるさと豊橋で

2025年春の展示会に向けて、続々と新作を制作中。
展示会の詳細は追ってご案内させていただきます。
みなさまにお会いできるのを、ももきみどり&チームスタッフ一同、楽しみにしております。


【プロフィール】

[ももきみどり/Momo Quimidori]
愛知県生まれ。スペイン在住30年。
2024年、スペインより豊橋へアトリエを移転。
現在豊橋市在住。
アートを通して「命を大切にする社会」の実現に向けて活動中。 

・1997年〜2015年まで、南スペインのマラガを中心に音楽活動を行う。
・2012年〜現在まで、ブログを毎日更新中。
・2015年より、本格的に制作活動に入る。
・2017年〜2020年に、スペインと名古屋で展示会、ライブペイント、ワークショップなどを行う。
・2020年4月1日より、ライフワークである「一日一作プロジェクト」を開始。
・2024年、スペインより豊橋へアトリエを移転。日本に舞台を移してアート活動を再スタート。

日本帰国して制作した第一作「己花」。(2024年)
高さ2メートル半のアーチを制作中。
愛知県豊橋市の自宅アトリエにて(2024年)。

ももきみどりのアートは、
ハグであり、突き上げた拳である。
祈り、希望、感謝、弔い、抗議、強烈なNO、
思いの矢である。

スペイン・マラガ市の共同展にて。
「遊べるアート」「着物ペイント」を出展。(2019年)


【一日一作プロジェクト】

2020年4月1日より「一日一作プロジェクト」をスタート。コロナ規制のロックダウンの中「命を大切にする社会」を願ってアートの制作&発信を開始。
身の回りにあるもの何でも使って一日一作を、
現在も続けている。その数すでに1600作以上。

南スペインの強烈な太陽、光から生まれる
鮮やかな色彩が、ももアートの命。
「アートであそぼ!プロジェクト」
会場で触れる、遊べる、楽しく写真の撮れる
参加性の高いアートを手がける。
「廃材アートプロジェクト」
ダンボール、紙袋、古着、空き瓶、板、石・・・
廃材をアートへ変身させるワークショップを開催。
日本未発表の作品2000点以上が豊橋に集結。
作品と遊んで、触って、写真を撮って、
ももアートで心を、ふわ、ぴか、りん!
一緒にアートでエネルギーアップしましょう!
展示会場でお待ちしています。 


【プロジェクト参加表明】

「地元応援プロジェクト」「命を守るプロジェクト」「パブリックアート」などに興味があります。
全ては想いから始まる。最後の砦は人間力。
私たちの力で、命を、町を、社会を、自分らしく
のびのびと暮らせる世界を作っていきましょう。
ふるさと豊橋へ感謝の気持ちを込めて、
私の町・豊橋を無限の色で彩りたい。
アートは飾りではない。
ももアートは、ハグであり拳(こぶし)である!

アートは人と人を結ぶ。そのエネルギーこそ、アートだ!
El arte une a la gente, esa energía es ARTE!

【2025年の活動予定】

・ももきみどり個展「おのれぼ〜私たちは意志を持つ種である」(豊橋市で開催予定)
・ももきみどり布アート展「もも衣」(名古屋市のギャラリーで開催予定)
・スペイン文化交流「スペインの風」プロジェクトへ参加予定。
(詳細は追ってこのブログ内でご案内致します)

【ブログ】

2012年より12年間続いたスペインブログを、2024年12月、豊橋発信アート活動ブログとしてリニューアルスタート。
ももきみどりの「最新アート情報」をお伝えしています。
(ブログ大整理中のため、2012〜2024年のブログ記事が見られないことがあります。ご迷惑をおかけしております)

【Facebook】

「Momo Quimidori」にて毎日更新中。
ももきみどりの近況はこちらでどうぞ。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100012725379944

【コンタクト】

ご連絡やメッセージはコメント欄へお願いします。
もしくは展示会場へ直接どうぞ。
すてきな出会い、ご縁をお待ちしています。

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