![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162560450/rectangle_large_type_2_9e72668b667bbbc766d644960452d5bc.png?width=1200)
子どもに「謝り方」を教えるべきか?
3児の母で会社員、ももです。
子どもと一緒にいるときに知人に会ったとき「ごあいさつは?」と言うこと、何かいただいたときに「ほら、なんていうの?」と促すことを、どう思われるでしょうか。
親として当然のことだよね、という考え方がある一方で、あいさつや「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉は自分から自然と出るものであるべきだから、親が声をかけると子どもの自主性を損なう、という見方もあります。
わたしはなんとなく後者に近い気持ちだったのですが……
子どもに「謝り方」を教えるべきなのか。
あなたはどう思いますか?
小1長男、またやらかしました。
我が家は一番上が女の子で、学校から電話がかかってくることなんて一度もなく、それはそれは平和に4年生まで進みました。
一方で小1長男、入学して半年との間に何度電話がかかってきたか、もう数えていません。
小さなケガや友達とのトラブルが主な内容です。
(男の子ってこんなに痛い案件が多いものなのか!?)
つい先日も、上の記事のように、言葉より手が先に出てしまい友だちを傷つけたばかり。
「ちゃんと言葉で言う……」と反省しました。
ところがまた、やらかしました。
ぶつかってきた友だちに対し、わざとやってきたと勘違いして、体をつかんで転ばせた、というのです。(あの反省はいずこへ!?)
謝罪の電話での長男の態度
相手の子はクラスの中でも特に仲良しの友だちで、学校にいる間にお互い謝って仲直りしたということでした。
が、相手に痛い思いをさせてしまい、その後の具合も心配なので、お母さんと連絡が取れるように計らっていただきました。
電話をかけようとすると、長男が言うのです。
「〇〇くんにかわってもらって。もう1回あやまりたい」と。
自分から出たこの言葉を聞いて、正直、めちゃくちゃ驚きました。
なぜなら、わたしは彼が、いつもイヤイヤあやまっているような気がしていたからです。
お互いの「ごめんね」「いいよ」
お母さんに電話をして謝罪をしました。
痛みは引いたということで、お母さんにも明るく「気にしないでください」と言っていただき、心底ホッとしました。
そのあとで子ども同士が電話に出て話し始めました(スピーカーで聞いていました)。
長男「転ばせてごめんね」
友だち「いいよ。ぶつかってごめんね」
長男「いいよ」
この会話を聞いて、わたし、とてもステキだと思ったんです。
「ごめんね」という言葉は、わりとすんなり出てくる言葉ですよね。
でも、「『〇〇して』ごめんね」と、あやまる理由を明確に述べて謝罪するって、かなり難しいことだと思うんです。
大人でも、たとえわかっていてもなかなかできないことも多いですよね。
彼らは「謝り方」を教わっていた
わずか6〜7歳の子どもたちがそれをできたのは、学校でのトラブルのたびに、先生が丁寧に「謝り方」を教え、仲直りに立ち会ってくれていたからです。
先生は、子どものケンカだからと軽く扱わず、なにかあれば必ず当人同士を向き合わせ、会話をし、仲直りをする機会を作ってくれていました。
実はわたしはそれを、ちょっとやりすぎでは?と思っていたのですが……
すでに仲直りしていた2人が再びお互いに謝って、許し合うのを見て、自分の考えを改めざるを得ませんでした。
「謝り方」を教わることで、「謝らされる」のではなく、彼らはきちんと自分から謝ることができるようになっていたのです。
あいさつも謝罪もケーススタディ
「あたりまえにできるべきこと」を教えるべきか、ということに対しては、いろいろな考え方があるかと思います。
ただ、今回のケースを目の当たりにして、大人が子どもに「謝り方」や「あいさつの仕方」を教えていくのも、とても大切なのだと知りました。
大人になっても、あいさつができない人、謝れない人って、いますよね。
彼らは純粋に、わからない、うまくできないのだと思うのです。
これまで教えてくれるような、お手本になるような人が、身近にいなかったのかもしれません。
わたしたちが子どもたちに「謝り方」「あいさつの仕方」を教える、見せてやる、というのは、意味のあることだと思うのです。
あいさつも謝罪も、いろいろなシーンがあって、いろいろなやり方があります。
わたしたちも、日々勉強している最中ですよね。
そのケーススタディを、子どもたちにも積極的に見せていきましょう。
どうすれば相手に伝わるか?
どういう態度であれば良い関係が築けるのか?
自然と身につけることに任せるのではなく、伝えていけることはどんどん伝えていったらいいのだと思います。
子どもはきちんと受け取り、自分のものにしていってくれるはず。
わたしたちも手探りをしながら、子どもたちと共に成長していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。