英英辞典のススメ
日本人には「英語を勉強したい人」が多いんです。
中でも「望んではいるが実行に移せずにいる人」が多いように感じます。
では、なぜ実行に移せないのでしょうか。
私の見立てでは、言語学習にはある程度の時間がかかり、身につけるには相応の根性が必要だから、というのが原因にありそうです。
「英会話学校に通って、お金をかければ何とかなるんだろうけど……」と金銭面での問題を挙げる人もいます。
ですが、鎖国していた江戸時代ならともかく、インターネットやAI技術の発達した現在、お金をかけずに英語を学ぶ手段はいくらでもあります。
自習する人には、英語を「読む・書く・聴く・話す」のうち2つ以上を同時に行うことを勧めています。
・聴いて書く「ディクテーション」
・聴いて話す「シャドーイング」
・読んで話す「音読」
名前がついているものはイメージがわかりやすいと思います。
これはいずれもインプット→アウトプットですが、上述されていない「読んで書く」のパターン、つまり「書き写し」はある程度文法がわかってきたときに非常に有効な学習方法なので覚えておいてください(いつか機会があれば詳述します)。
共にインプットである「聞きながら読む」をするのにオススメなのは
・Netflixなどで好きな映画を英語音声/英語字幕で見る
・NHK World-Japan で英語音声を聞きながら書き起こしを読む
後者はシンプルに知識も身につくので、より勉強に適していると思います。
また、ニュースは簡潔でわかりやすく、コンスタントに質の良い英語に触れられます。
いずれの学習においても、間に日本語を挟むことは極力避けてください。
一語一語訳す必要はありません。
知らない言葉があっても気にしないでください。
映画のシーン単位で、あるいはニュース単位で意味がわかればOKです。
「良質な英語に触れること」は、英語を学ぶ上で非常に大事です。
芸事の世界には「守・破・離」という言葉がありますが、英語学習も同じで、まずは基本を学び、そこから崩して自分のものにしていく、というのがお勧めです。
ということで、前置きが長くなりましたが、良質な英語の宝庫として「英英辞典」をオススメしたいと思います。
私は高校生からずっとOxford Advanced Learner’sで勉強していました(私は紙版でしたが、5千円以上するようなので手元に置いて読みたくなるまではインターネット版で十分でしょう)。
他にもCambridge Learner's や Merriam-Webster Learner's がオススメです。
特にMerriam-Websterは早くからオンライン版に力を入れている印象があり、クイズなどのコンテンツが充実しているのでたまに力試しで挑戦すると楽しめると思います。
ごくごく自然な流れ(笑)で告知するのですが、先日私が所属する「〇〇する芸能ちゃん」に『英文クイズA to Z』と題して英英辞典のエントリーの頭に「What is」を付与することによってクイズ形式にしたものを読み上げる動画が上がりました。
こちらはLearner's ではない英英辞典をベースにしているので、ちょっと語彙が難しめですが、このエントリーが参考になったよ、という方は是非とも動画の方をご視聴いただき、併せてYouTubeチャンネルにも登録していただけると嬉しいです!
動画内の問題については、別途解説記事を書こうと思っています。