なるほどスピリチュアル④ こんな風にスピリチュアルを使うと危ないよ
こんにちは！
前回は「チャネリングまではいかないけれどガイドとやり取りする方法」について、レクチャーさせていただきましたが…
▼前回の記事
https://note.com/momo_magentique/n/nbe02bcfe9e01
さて、今回はチャネリングやエネルギーのやりとりの練習についてお伝えする前に、安全面のお話をしたいと思っています。
さて、あなたはスピリチュアルを使う上で心配になっていることはないでしょうか。
例えば…
・やっているうちに正気を失ったりしないかな？
・スピリチュアルに依存したりしないかな？
・変な霊とかに取り憑かれたりしたらどうしよう？
みたいな不安です。
個人的な意見だと、これらの心配というのはスピリチュアルでなくても起こりえることなので、１００％スピリチュアルのせいではないような（例えば、依存したい人は仮にスピリチュアルがなくても、おそらく他の何かに依存したりするのでは？）と感じる部分があります。
ただ「目に見えない世界」であるという特性上、確かに気をつけたほうが良いことも色々あるんですよね。
というわけで、今回は「安全性を確保しながら楽しく使う」ために、スピリチュアルとお付き合いをするうえで守ったほうがよいよ、ということをお話してみたいと思います。
スピリチュアルを使うのは、やめたほうがよいとき
まずは、『そもそも使わない方が良いとき』に関してのお話です。
①心のバランスを崩しているとき
これはなぜかというと、メンタル的にバランスを崩している時は本来の自分よりも波動が下がっているから（波動については後の記事でまたお話します）。
また、波動も上がったり下がったりと安定しにくい状態にあるので、その状態でどこかに繋がろうとすると、変な存在を引き寄せてしまいやすいし、受け取ったメッセージも曲解したり誤解したりしやすいんですね。
気持ちが不安定にこそ、見えない存在の力を借りたり助言が欲しい、と思うのは人情かもしれませんが、自分で繋がろうとするのはあまりお勧めしません。
どうしてもという時には、自分でチャネリングなどはやらず、信頼できそうなプロの霊能者（「当たる！」「能力がスゴイ！」とかよりは、「しっかり話を聞いてくれる」「冷静さがあり、人間性のよさそうな人」がオススメ）を頼ってみるといいと思います。
が。
その「霊能者」に関しても、通常よりあなたの波動が下がっている状態だと、普段なら当たらないような人に当たってしまう、ということも十分ありえます。
ということで、もし身近に信頼できる友人などがいるなら「スピリチュアルで相談に乗ってもらいたいと思っているんだけど、この霊能者の人って、大丈夫そうだと思う？」と客観的な意見を聞いてみるといいでしょう。
そういう人がいないという場合は、一旦スピリチュアルでなく相談に乗ってくれるお仕事をしている人（カウンセラーやセラピストなど）を頼って、先に心の整理をすることをおすすめします。
それでもどうしても使いたいんだよ〜！という場合は、比較的調子の良いときに霊能者を探すようにしましょう。『とりわけしんどい時や、気分のものすごい谷底にいる時に、勢いで頼む』というのは避けたほうがベターです。
②自己肯定感が低い場合
自己肯定感が低いことはいけないことではないのですが、自分のことが好きではないと、無意識に
・誰かに傷つけてもらいたい
・（自分で考えたくないので）誰かにコントロールしてほしい
・必要とされたり優しくされたりして心の穴を誰かに埋めて欲しい
・辛い現実から目をそらして気を紛らわせたい
・あえて辛い状況に自分を置きたい
という思念が強まるため、その思念が「変な存在にコントロールされる」「スピリチュアルや特定の霊能者や依存したり、現実逃避する」「必要以上にトラブルが起きる」みたいな現実を引き寄せやすい傾向があります（これはスピリチュアルを使わなくても、現実の生活でも）。
目に見えない世界は、目に見えるものがある物理世界よりも、『思念の影響力』が色濃く出るため、日常的に先に挙げたような内容に心当たりがあるかも、という場合は、スピリチュアルを使うと、そのトラブルが増幅すると考えてください。
というわけで、スピリチュアルの利用は控えたほうがオススメですし、チャネリングだけでなく、スピリチュアルグッズを使ったり、霊能者に相談に乗ってもらうことも、あんまり推奨しません。
じゃあ、代わりに何をしたらよいかということですが、可能であれば『自己肯定感を高めようとする』ことから始めてみるとよいでしょう。自己肯定感を高めると、悩みの深刻さも激減するため、遠回りのように思えますが、実はこれが一番の近道です。
自己肯定感を高めるなんて簡単にできないよ！と思う方もいるかもしれませんが、ひとまず手近なところでおすすめなのが『見えない世界ではなく、ガッツリ目に見える活動に打ち込む』こと。
おすすめは筋トレやお好きなスポーツやダンスなどの運動系と、あとは、絵を描いたり創作活動をしたりなど自分の内側のエネルギーを表出する表現活動もよいでしょう。運動は心身の軸を整えてくれますし、自分の内的エネルギーをアウトプットすることは、それだけで自己肯定につながるためです。
ちなみに、がっつり自己肯定感を上げたいのなら、自分の本音を見つめてブロックを解除する（これもおいおい説明します）のがおすすめですが、いきなりそこを目指すのはハードルが高い場合もあろうと思いますので、ひとまず自分が心地よいと思えることから始めてみるといいでしょう。
③普段より判断力がない状態のとき
スピリチュアルは、判断力が鈍っている時に扱うと、鵜呑みにしすぎたり、振り回されたり、あるいはそれを人に対してやってしまったりと、種々のトラブルを招く場合があります。
というわけで、冷静になれない時やパニックの時、不安がものすごく強いときなどは避けて、一旦落ち着いてからスピリチュアルを使うようにしましょう。イメージとしては車の運転と一緒ですね。
また、強いショックを受けた直後の状態などの時にも、控えるのがオススメです。というのも、強いショックを受けているときというのは、一時的に非常に刺激を受けやすくなっているため（私は「毛穴が開いている」と表現するのですが）、見えないエネルギーからいつも以上に影響を受けてしまうのです。
太陽の光でも目を痛めてしまうように、それがたとえポジティブなエネルギーであろうと、受け取ること自体が負荷になります。弱っているときには、より一層消耗してしまったり、バランスを取るのが難しくなったりするので、スピリチュアルはいったんお休みにしましょう。
ショックの大きな出来事があった場合は、衝撃が収まるまでは先に進もうとはせず、しばらく立ち止まって、自分が自分の気持ちの処理をある程度終えるまで待ちましょう。
＊
はい、ここまで3つ挙げてきましたが、要は「ネガティブが強かったり、グラグラしている時、自分の軸がしっかり持てていないときは、振り回される方向に行きやすいからやめとこう！」ということです。
「いや、そんな時だからこそ、一刻も早く不安を解消したいから、使いたいんだよ！」と思うかもしれません。その気持ちもわかります。そういう時には、安心できる大きなものに頼って、大丈夫だと思えるようになりたいのが人間の心理ですよね。
ですが、ちょっと脱線しますが…これもとっても大事なことなので知っておいてください。
それは、自分の感情は、自分にしか消化することができないということです。
苦しい、辛い、悲しい、怖い、どうしてよいかわからない。そんな時、つい「誰かに大丈夫だって言われたい」「守ってほしい」「紛らわして欲しい」「どうしたらよいか指示してほしい」と思うのは当然のことです。ですが、実は、他の人にそれをやってもらっても、自分の中のネガティブな感情というのは消えてなくなるわけではなく、単に、自分の中の奥深くに押し込められて、隠されるだけなのです。
ネガティブな気持ちや心の傷は、その人が一人で時間をかけて、その感情を感じる以外に成仏させる方法は基本的にありません。
「自分と向き合いたいけれど、自分一人では難しいから、誰かに手伝ってもらって、やってみたい」という気持ちであれば、スピリチュアルは大変強い味方になってくれるのですが、
「自分は見たくないから、聖なる見えない存在にスーパーパワーで癒してもらおう、自分のわからない力でわからないうちにぱぱーっと解決してもらおう」という思いが無意識にありそうなのなら、それはちょっと危険。
自分よりもスピリチュアルを高い位置に置いてしまい、結果振り回されたり、話をややこしくしてしまうことになることが多いのです。
そういう時には、スピリチュアル以外のものを使ったり、物理的な部分で心身のバランスがとれるようになってから、時期を見て使うようにするのがオススメです。
スピリチュアルを使って、これはやらないで
はい、ちょっと説教くさい話が続きますが、お次は『スピリチュアルを使って、こういうことはやらないでね〜』というお話です。
①求められていないのに人にアドバイスする
はい、これは非常にあるあるなのですが…やめておきましょう！！
というのも、「相手の問題」は結局は相手に必要があって起こっているわけなので、勝手に介入すると、「相手が自分で気づくべきこと」を取り上げるような形になりやすいのです。
「いや、相手が困ってるのに黙って見てられないよ！」とか「絶対今回のメッセージは正しいと思うから、知ってもらいたい！」と思うこともあるかもしれません。
ですが、本来、相手が自分で処理するべきことをあなたが代わりに行うことは『相手の境界線に踏み込む』ことになってしまいます。
スピリチュアルの世界では自分の放ったエネルギーが返ってきます。人の境界線を尊重できなかった行動を取った場合は「自分も境界線を侵害される（自分の人生を誰かのことで振り回されたり、いつも横から誰かに口出しさせたり、自分にとって大事な時間や場所などが他者に踏み込まれるなど）」ということが起こるのです。
というわけで、あなたや相手の人生が結局ややこしくなるだけの場合が多いため、求められていないのにアドバイスするのはやめておきましょう。求められても、相手のためになるのかな、ということをよく考えてしましょう。
それでももしも、相手にど〜うしても伝えたいアドバイスがあるのなら、こんな手順を取ってみてください。
①『伝えたいことがあるんだけど、話してもよいだろうか？』と最初に相手から承諾をもらう（ここで拒否されたら、伝えるのは諦めめましょう。今は伝えるべきタイミングではないということ。それも相手の選択です）
②『（スピリチュアルで得た情報とは言わずに）なんとなく、自分はこう感じたんだけど』と言って伝える
③話し終わったら最後に『単に伝えたかっただけだから、これを聞いてどうするかは自由にしてね』と言いましょう。
（※ちなみに、これはスピリチュアル以外のアドバイスをするときにも非常に使える言い回しなので、試してみてくださいね！）
ちなみに、以前「親しい人に悪い霊がついていたり、スピリチュアル的に悪そうな状況にあるときはどうしたらよいか？」というご質問がありましたが、私はその場合も基本的には伝えなくていいと思います。
仮に悪霊がついていたとしても、前述の通り、それは本人が潜在的に望んでいたり、学びとして必要だから起きている体験だからです。周りの人がなんとかしてあげたとしても、根本的な原因がしっかり解決してなければまた似たようなことが起こるだけですから、自分に影響がないのなら基本的にはスルーでよいと思います。
そして、もうひとつ理解してほしいのが…「それを『相手の問題』だと思っているかもしれないけれど、実は『あなた自身の問題なのかも』ということ。
というのも、この世界はすべてあなた自身の潜在意識の反映に過ぎないので、その現実を作っているのは、その人ではなくあなた。
一見『あの人に悪い霊がついている→あの人が何か気づいて改めなければ！』というように見えるときは、『自分の親しい人が、スピリチュアル的なトラブルを抱えてしまう→私に何か理由がある』という見方もできるのです。あなたがそれを望んでいるから、相手がその問題を持って現れてくれているに過ぎないのかもしれませんよ。
今のその現実を変えたいなら、周りを変えようとするのではなく、あなた自身が変わる必要があるのです。そんな視点を持ってみると、気づきもあるかもしれませんよ。
以上、ケースバイケースのこともありますが、ぜひ『スピリチュアルの使い方』や『人との関わり方』を考える上での参考にしてみてください。
②見えない存在を過剰に敬い、恐縮する
ガイドスピリットをはじめとする「見えない存在」のことを過剰に神聖視する必要はありません。
というか、しないでください(笑)
というのも、必要以上に神聖視すると、盲目になってしまうからです。
ここまで繰り返し伝えているように「スピリチュアルは合ってるか間違っているかわからない情報」。そんな中で、相手を上には置きすぎると「教えてもらったことは絶対なんだ」とか「疑っちゃいけない」「逆らっちゃいけない」等と思ってしまって、自分の中の違和感や本音に蓋をしてしまって、その結果振り回されたりしてしまうことが出てくるからです。
また、特別視しすぎると「特別な存在たちと通じている自分」に酔ってしまい、周りの人を低く見たりする可能性も出てきます。
彼らのことを大した存在じゃないと言いたいわけではないんですよ。もちろん素晴らしくて聖なる存在ではあります。だけどそれは、人間である我々だって一緒のはず。宇宙にある存在は皆、役割と立場は違えど、みんな価値があって尊くて、優劣はないんです。
見えない存在というとイメージしにくいですが、これをちょっと「職場の上司」として置き換えて考えてみると、わかりやすいのではないでしょうか。
・上司だから尊敬しなきゃいけない、部下だからないがしろにしていい、という訳ではない。全員に敬意は払った方が良い
・上司は自分より役職は上だけど、自分より人として価値が高いという訳ではない。
・上司も間違えることもあるし、なんでも鵜呑みにする必要はないから、必要に応じて質問したり、意見を伝え合ったほうが、スムーズにいく
・お互いに不快でない距離間で、フラット＆友好的に付き合ったほうがやりやすい。冗談なども言えたほうが、雰囲気よく付き合える。
はい、この「上司」を「ガイドスピリット」や「神さま」などにも置き換えて読み直してみてください。
こんな感じで付き合うと良いよ、というのがイメージできたでしょうか？
もちろん、人によって正解は違うので、これがあなたにとってベストだとは限りませんが、私のサロンでスピリチュアルの使い方を学んでくださったクライアントさんの多くが「こう考えることで以前よりずっと繋がりやすくなった、見えない世界と付き合いやすくなった」とおっしゃってくださっています。
参考にしてみてくださいね。
③スピリチュアルで人を攻撃する
はい、人に危害を加える目的でスピリチュアルを学ぼうとする人はそんなに多くはないとは思うのですが…これは本当に一番気をつけてほしいこと。
間違っても、意図的に人を傷つけたり攻撃したりする目的で使わないようにしましょう。
これは「相手の気持ちを考えて、やめておこうね」というぬるい話ではありません。先述しましたが、「エネルギーは自分が人に放った物が自分に返ってくる」ので、意図的に誰かに危害を加えた場合は、必ず、自分に害が及ぶことになるから。なので、やめておきましょうね。
ちなみに、危害とはちょっと違うのですが、
チャネリングなどを身につけた時に、例えば人のガイドに勝手に話を聞いたり、どう思ってるかを調べようとしたり…みたいなことをしたくなるという場合もあると思います。それも人情です。
ただ、前述したように「自分がやったことは必ず自分がされる」と考えた時、自分だったらされたくないな、と思うようなことは基本的にやめておきましょう。
また、余談になりますが、スピリチュアル的な能力を使って相手にわからないように何かをした場合でも、潜在的には相手に全部バレてると思ってください。
なぜかというと、この世に存在するものは、潜在意識ではみんな繋がっているため（だからチャネリングができるんですね）。相手は顕在意識では自覚していなくても、潜在的には何となくそれを感じ取るわけです。
これはスピリチュアルでなくてもそうなんですけれど、誰かに関して見えないからわからないだろうと思って相手に対して無礼な方法をとったりすると（例えば見えないところで陰口を言うなど）、相手からなんとなく嫌われたり、物理的に相手からの信頼を失うようなイベントが起きたりします。
相手に知られても後ろめたくない、別に大丈夫、と思えることだけやってくださいね。
逆に、こんなふうに付き合うと良いよ！
ここまで、これはやめろ、あれも気を付けろ、という話ばかりでしたが、ここからは、ではどんな風に付き合うといいのか、というお話をしたいと思います。
ここまで書いた「NG」の逆を行くといいので
・グラグラしているとき、不安な時は使わない
・見えない存在とは、フラットに付き合う
・ネガティブな目的や意図で使わない
ということはまずなんとなくわかっていただけるのではないかと思いますが、加えて話したいのが…
『「ゲーム」の感覚で軽い気持ちで楽しくやる』ということ。
というのも、軽いノリでやるとハードルが低くなるため（心理的な緊張が減り、上手くいかなかったとしても深刻視しないだめ）つながりやすいこと。
そして、楽しんで面白くやると、波動が上がるため、悪い存在とは繋がりにくくて安全というメリットがあるんですね。
面白半分というと、「不真面目にやって、バチが当たらないかな」みたいなドキドキがあるかもしれませんが、決して不真面目ではないんです。『相手や自分に対する敬意』『真剣さ』が根底にあるなら、『深刻さ』や『重々しさ』や『緊張感』は必要ないんですね（これは人生も一緒です）。
相手を軽視していないのなら、ふざけたり、面白いことを言ってみても大丈夫なので、おおらかな気持ちでやって見てください。
また、スピリチュアルの学びが進んでくると、だいたい、気持ちや考え方が
前向きになったり、いい意味で視点が変わったり、今までよりも広い視野で考えられるようになったりと、なにかと変化が訪れます。
もちろんいい変化もありますが、場合によっては、ショックを受けるようなイベントが起こる場合もあるでしょう（例えば、今までよりもあなたの波動が上がったことで、これまで付き合ってきた人たちとなんとなくうまくいかなくなったり、環境が変わったりすることなどもよくあります）。
そんな時、迷ったり傷つくこともあるでしょうが、選択に悩んだ時のヒントとして「5年後の未来の自分が喜んでくれるか」ということを念頭に置くと、ちょっとだけ進みやすくなるかもしれません。
一度で正解を選ぼうとし過ぎず、時には失敗したり、行ったり来たりしてもいいので、自分なりにしっくりいくものを、見つけて行ってくださいね。
さて。
今回の記事でも、あれこれ言いはしましたが、基本的には人生は何をしようと自由だとも私は思っています。
体験しないと人間というのはわからないし、どのルートを通って何を学ぶかは、本当に人によって千差万別で、何を持って正解なのははその人にしかわからないからです。
時にはスピリチュアルを使って人生を拗らせたり、人とトラブルを起こす経験が後になって宝物になることもあるでしょう。自分がグラグラな時にスピリチュアルを使ってうまくいくことも、１００％ないとは言い切れません。だから、正直なところ、確実なことは何も言えません。
この内容を信じて採用するかどうかも、あなた次第。
あなたの道行きにとって参考になりそうなものが一つでも二つでもあれば、私としては、とても嬉しいです。
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