結婚に至らない恋愛
結婚のための交際と、結婚がないと決まっている恋愛を描いたドラマを見ました。
結婚を前提として、結婚(女性側は出産)から逆算する交際。
再婚する気がないバツイチ男性との、結婚という着地点がない恋愛。
今回は、結婚の可能性がないけれど男性としてとても魅力に溢れる相手との恋愛について書きます。
異性として惹かれた相手と恋愛関係になるのは、すごく楽しい。
感情のジェットコースターを味わったり、好きになりすぎないように自制するほどハマっていったり、本当はそんな余裕ないのに駆け引きしてみたり。
傷ついたり不安になったりするけれど、その分幸福感が甘すぎて、時に依存をもしてしまいます。
ドラマの中で結婚に至らない関係性に疑問を抱いた他者から「そんな男やめなよ」というようなセリフが出ますが、このような関係はやめた方がいいのでしょうか。
無駄な経験はない
例えば暴言や暴力がある関係性ならすぐにでも離れるべきです。
また既婚者との不倫関係も別れた方がいいと思います。
ですが、独身者同士の恋愛関係であれば、私は無理に別れる必要はあまりないと考えるタイプです。
それは、別れた方がいいと思っているうちはまだ気持ちがあるからです。
ほとんどの女性は、別れると心底思えば躊躇いなく別れられるので、別れた方がいいかなぁと思っているうちはまだ未練が残ります。
とことんまで関係を続け、どうにもならないところまでやり切って別れる方が私は健全だと思いますし、次に進みやすい。
女性には出産のリミットがあるので、この関係を続けても先がないと思えば判断に迷いが生じます。
でも本当に結婚や出産を目的としそれに向けて行動ができるタイプならば、それができる相手や状況(恋愛ではなく結婚願望が強い男性や結婚相談所など)を選びます。
恋愛関係を選び先が不明瞭でも別れる決心がつかないのは、少なくともその時点ではそれを自分が必要としているのです。
溺れるような恋愛の中毒性とか。
人は、本当に無理なことは続きません。
強いて止めようとしなくても自然に止まるものです。
見る目を養える
人間は経験から学ぶので、メンタルの上下が激しいとか、依存心が芽生えるとか、関係が悪くなると他のことが手につかないとか、そういう恋愛を経験すると得られるものがたくさんあります。
まず、自分がそういう恋愛に向いているかどうかが分かります。
加えて、目の前の男性がどういうタイプなのかの判断基準も持てます。
いわゆるメンヘラ状態になるほど溺れる恋愛で消耗すると、二度とそんな恋愛をしないという学びになります。
好きだけど幸せにならない恋愛はあります。
でも幸せにはならなくても成長に繋がります。
自分は恋愛がしたいのか結婚がしたいのか、男性としての魅力重視なのか家族としての関係性を築けることが大事なのか、刺激と安定どちらを求めているのか、これらはどハマりするような恋愛を通して学べます。
だから、私は「この関係は先がない」と思っても、腹の底から別れると決めるまでは続けるのもアリだと考えます。
過去の経験から思うのは、こういう恋愛は若いときにしかできないししない方がいいということです。
なぜなら、単純にそれができる体力がなくなるから。
天にも昇る気持ちから立ち直れないくらいに落ち込む刺激的な関係は、体力があるからできること。
仕事の後、夜遅くまで連絡を待ったり会ったりする生活は体力があるからできること。
私はもう睡眠時間を削ってまでハマるような元気がないので、穏やかなパートナーシップに幸せを感じながらも、メンタルを病むほどの恋愛を懐かしいと同時に少し羨ましくも感じます。
私は若い女の子に少しでも幸せな恋愛をしてほしいという考えでこの投稿を続けています。
幸せな恋愛には冷静さや相手の見極めなどが有益ですが、「この人を好きになっちゃダメだ」と思うような男性や、冷静さとは真逆の身も心も離れられない関係は、良くも悪くも学びを与えてくれます。
人間として女性としての深みも生まれる恋愛、一概に否定できるものではないと思いますが、いかがでしょうか。
今回のテーマのきっかけになったドラマはこちら
こっち向いてよ向井くん
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