沖縄の焼き物【やちむん】で彩るおうち時間
今年も暑い夏がやってきましたね。
暑くなってくると、南国が恋しくなるという人も多いはず。
南国といえば、そう、沖縄!
もちろん沖縄旅行へ行くのも良いですが
「おうち時間にもっと手軽に沖縄気分を味わいたいな…」と思いませんか?
そんな人におすすめしたいのが、沖縄の焼き物「やちむん」です。
やちむんを毎日の食卓に取り入れてみると、手軽に楽しく、沖縄気分を味わえますよ。
今回は、やちむんの魅力についてご紹介します。
やちむんとは?
やちむんとは、沖縄の伝統的な焼き物です。
沖縄の言葉で「やち=焼き」「むん=物」
つまり「焼き物」を意味することから、沖縄で作られる焼き物を広く「やちむん」と呼ぶようになりました。
ぽってりとした厚みのある形で、沖縄らしい力強い模様や色合いが特徴的。
沖縄旅行の際に、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ここ数年、焼き物好きな人の間で知れ渡るようになり、県外でもやちむんを取り扱うお店が増えています。
パワーがもらえる色使い
やちむんの一番の魅力は、その独特な色使い!
青い海を彷彿とさせるブルーの器や、あえて土っぽい質感を残した、渋い色合いの器。どの器も、見ているだけで沖縄らしい自然や風土を感じられますよね。
有名な焼き物は各地に存在しますが、やちむんほどカラフルで鮮やかな色使いの焼き物は、日本国内では珍しいのです。
沖縄は古くから海外の刺激を受けやすい環境にあったことから、陶芸文化に関しても、独自の発展を遂げてきたのではないかと考えられています。
とくに鮮やかなブルーは、自然に囲まれた沖縄で作るからこそ表現できる、パワーをもらえる色合いです。
どんな料理にも合わせやすい
「やちむんは沖縄料理以外にも合うのかな?」と心配な人もいるかもしれません。
実は、やちむんはどんな料理にも合わせやすいのが魅力のひとつ。
カラフルなやちむんが良いアクセントとなり、茶色っぽい普段のおかずでも、パッと華やかな印象になります。
夏らしく、冷やし中華に合わせてみるのもおすすめですよ。
暑くて食欲がない日でも、色とりどりのやちむんに盛り付けるだけで、なんだか元気が出てくるから不思議です!
丈夫で扱いやすい
やちむんは見た目の可愛さだけでなく、丈夫で扱いやすいのも大きな魅力。
分厚くて持ちやすく、しっかりとした器が多いので、子供が使う初めての陶器としてもおすすめです。
とはいえ陶器なので、雑に扱って高いところから床に落としたり、ぶつけてしまったりすれば、割れてしまうことも避けられません。
やちむんは大量生産ではなく、一つずつ作家の手作業で作られている器です。手作りのぬくもりを感じながら、選んだ器に愛着を持って大切に扱いましょう。
大切にお手入れすれば、何十年も使い続けられる優れものです。
みなさんもぜひ、この夏にお気に入りのやちむんを探してみてください。
やちむんが、毎日のおうち時間を彩ってくれますよ。