ABC…じゃなくてCDEFGAB?
こんにちは!ももんがです。
前回の記事にて
日本の音名、英語の音名をご紹介しました。
↓前回の記事です。
よろしければご覧ください♪
英語の音名はCDEFGABと表します。
アルファベット順のようにABCDEFG…
ではなく、なぜ
Cから始まるCDEFGABなのでしょうか?
英語の音名がアルファベット順のように
ABCDEFG という順番であった場合、
日本の音名に改めると
ラシドレミファソ となります。
そうなると、私たちの馴染み深い
ドレミファソラシドの順番とは違いますね?
では、なぜAがドの音ではなく
ラの音なのでしょうか?
実はこれも、1つ目の記事
「ドレミファソラシドってなに?」に出てきた
イタリアの修道士・音楽教師の
グイード・ダレッツォが決めたのです。
↓1つ目の記事も
よろしければご覧ください♪
当時、男声の出せる1番低い音は、
ヘ音記号の1番下の線に位置する
ソの音とされていました。
このソの音は
ギリシャ文字の「Γ」で記すガンマと呼ばれ、
ガンマの次の音からABC…
というように文字が割り当てられたため、
ソの音(ガンマ)の次のラの音が
Aとなったのです。
そして、様々な種類の音階が生まれた中から、
グラレアヌスという
スイスの音楽理論家によって広められた
ドから始まるイオニア旋法が、
現在の長音階(ドレミファソラシド)として
定着したのです。
だから、英語の音名で表す時は
ドの音を表すCから始まるのですね♪
それでは最後に、英語の音名によく似た
ドイツの音名についても書いていきます。
ドイツの音名は
クラシック音楽で多く使われます♪
ドイツの音名では、ドレミファソラシドを
CDEFGAHC
と書きます。
英語の音名だとBと表していたのが
ドイツの音名だとHに変わっていますね!
どちらもシの音を示すアルファベットです。
これは、もともと
悪魔の音程👿(トライトーン)を
避けるために生まれてきた、
♯(シャープ)、♭(フラット)と
大きく関係があるのです。
悪魔の音程とは?
ダレッツォの作ったドレミの音で表すと、
ファとシの音程のことです😈
この音程は三全音と呼ばれ、
中世からバロック時代の音楽において
最も響きの悪い不協和音として
「音楽の悪魔」と呼ばれ嫌われました😈
1つ目の記事で紹介した中で、
ドレミファソラシドのシの音だけ
加えられるのが遅かったのも、
ファの音とシの音で
悪魔の音程が生まれてしまうからだったのです。
この悪魔の音程がどのようにして
ドイツ語の音名のHにつながるのでしょうか?
次回、♭(フラット)や♯(シャープ)が
生まれた起源とともに
書いていこうと思います♪
また読んでくださると嬉しいです😊
最後までお読みいただき、
ありがとうございました💕
2023.2.26 ももんがの気まま