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YFFF映画祭 アーセン・ヴェンゲル Invincible

長い事観たいと思っていたら
漸く上映される事になった。
トークショーもあるのにこの値段でいいのか?
とりあえず席を確保した。
(到着したらTさん隣で笑ったけれど)

輝かしい頃を振り返り、
選手の獲得話メインかと予想してたら、
そんなの通過点だった。
暗い色彩の回顧録。

 Mercí Arsèneのイベントを「葬式みたい」と
気にしていたことをバッサリ。
こっちが申し訳なくなる。

人生は1mmで違う、って何のこと?
PKの飛ぶ位置?シュートのズレ?
引きずりながら進む。

見知らぬ外国人監督と言われた中
タブルからの無敗優勝。
スタジアム移転しながら債務返済。
すごすぎる! 

それでも
輝かしい無敗優勝のために批判される。
今思えば、あの一部無名なスタメン(失礼)で
毎年毎年CL出続けたよ。
ちょっと良くなったら長期怪我人発生して。
現地にやっと行けても主力怪我中とか普通で。

スタジアムと家の往復しかしてないとか、
真面目な美談かと思っていたら後悔してるとか。
もっと子供が欲しかったとか胸が苦しい。
ワークライフバランスを崩してたのか。
契約延長とか願い過ぎてたのか。

本当観ながらずっと謝ってた。

選手を責めずに守り、
移籍したいなら「人生があるから」と送り出す。
尊敬する上司No.1、永遠のボス。
全部自分が本人の人生考えず勝手に作り上げてたと…
その対比がファーガソンとか。

でもそれでも感謝せずにはいられない。
ほんの少し本人が決断をずらして
延長してくれたから
テタさんもメルティもきてくれたのか。
ロシも回復まで辛抱強く待ってあげて
いい形で送り出せたのか。
自分に出来なかった事をして。
それが1mmかな。あのわからなかった1mm。
いつか本人に会えたなら聞いてみたい。
違っていても「その通りだよ」とか
優しく返事してくれそうだけど。







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