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ダイアンのよなよなメモリー〜外伝②初めての公開イベント〜

初めて交流した『よな木』リスナーの方に緊張をほぐして頂き、期待を胸に会場入りした。

座席は自由で、3席中1席空いていた、前から3列目に着席。舞台が近い!更に期待に胸が高鳴る。

イベントでは来場したリスナーの方々から『ダニー・カコ』を集め、最後に読んで下さる参加型コーナーのサプライズが…

え!?


どうしよう!?


ネタがない!!!


頭は真っ白。
アドリブ激弱。
マリオだったら開始早々、クリボーに当たってゲームオーバー。

足りない頭を抱え、常日頃から思っていた出来事を一つ書いた。
提出しようとスタッフの方を探すと、隣に居た方が「一緒に渡しますよ!」と声を掛けて下さった。

や……優しい…〜パート2〜


ダイアンファン、よな木リスナーは優しさでできているのですか…?


「ありがとうございます、楽しみですね!」とお礼を言うと、奥にいた方が「私、めちゃくちゃダイアン好きなんですけど、周りにダイアンファンが居なくて!」とカミングアウト。

急に親近感が湧き、ダイアンや『よな木』のあれやこれやを沢山話しているうちに、会場が暗くなった。


は…始まる…!!

舞台のスクリーンに映像が映し出された。

ドキドキ…

動いているような、動いていないような映像。

ドキドキ…ドキドキ…

あれ、動いてたのに止まった?戻ってる?

ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…


舞台がパッと明るくなった瞬間、


「どうもーーーーーー!!!」


津田さんとユースケさんが照れ笑いと共に登場。

会場は拍手喝采。

相変わらず映像は映らないまま。

二人曰く、伝説の第一回目のオープニングを流す予定であったが、パソコンがフリーズしてしまったらしい。

会場はどっと笑いが起こった。

良い意味で『ダイアンのよなよな…』らしい、それも含めて『おもろい』幸先良いスタートだと感じた。

それ以降は『よな木』ゆかりのゲストをお迎えし順調に進む。


おいでやす小田さん。
ヌートリアと小田青年の不思議なひと夏の経験。
後日談含めた実体験はラジオでは床をどつきながら笑っていたが、小田さんの気迫がリアルで実際ヌートリアが居たら何もできない自分を想像すると、笑い事ではなくなった。最後は小田さんのR-1優勝を祈念し、激励の拍手。


堀内孝雄さん。
かつてからダイアンファンを公言されていたべーやんさんがビデオレターで登場。
ドライブスルーのネタがお好きらしい。
母がアリスの大ファンで子供の時から聴いていたこともあり、勝手な親近感を抱いた。


武将様ことミサイルマン岩部さん。
武将様の出囃子が鳴った瞬間、会場から嬉しい悲鳴も。
お得意のア・カペラで『よな木』4周年をお祝いされた。
見た目は完璧に武将様だが、話すと同期の岩部さんになるギャップが病み付きだ。


そして最後、ダイアンが会場に「呼んでもいいですか?」とゲストを口にした途端、大歓声が湧いた。


同級生のおさやんさん!

ストーンの話から想像できないくらい、爽やかで清潔感のある、好青年おさやんさん。
銀幕のスターを見るような、キラキラした眼差しを向けつつ、地元トークに耳を傾けた。
退席される際、会場に向かって「これからもダイアンを宜しくお願い致します。」と頭を下げられた姿は、グッと込み上げてくるものがあった。


最後はラジオでお馴染み『ダニー・カコ』。
絞り出して書いた即興ネタなのに、偉いもんで緊張している。

いつもラジオで聴くリスナーの方のラジオネームが読まれる度、ダイアンも会場も「おお…!」と盛り上がる。

ホンマに居てはるんや…!


ずっと一人で、こっそり聴いていたラジオだったが、どんなことも周知の事実である空間に鳥肌が立った。

秘密を共有しているような、不思議な感覚。

初めての体験。


緊張した甲斐も虚しく『ダニー・カコ』は読まれなかった。


『ドアと便器の間が狭すぎるトイレ』


今でも職場のトイレに行く度、思い出すのであった。


つづく

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