夜泣きを大らかに受けとめる魔法のことば
真夜中、次男が夜泣きした。
オムツからおしっこがもれてしまい、パジャマが濡れた不快感がトリガーになったんだと思うけど、次男はもう錯乱状態だった。抱っこしようとしてもダメ、声かけも届かない、ただただぎゃーーー!と号泣しながら床を這いずり回って逃げていく。
2歳8カ月の次男は普段は夜どおしぐっすり眠る子で、こんなことは珍しい。だけどここ3日ほど、夜中に泣いて起きることが続いていた。
もしかして、アップデートかな?ふと、頭をよぎる。
初めての妊娠・育児で右も左もわからない状況のとき、Twitterの育児アカウントに助けられていた。
同じ月齢の子供をもつママたちと繋がっている。住んでいるところも年齢も職業も境遇もバラバラ、顔も知らないママ友たち。出産育児を通してできたネット上の戦友たちである。
育児つらい、とつぶやけば優しい反応がある。今も辛いことを吐き出したいときはTwitterに行く。
「このところ、激しめの夜泣きが続いてる」
「寝不足つら…仕事にならん」
「起きない夫にも殺意」
「もしかして、アプデかな?」
そんなツイートが飛び交う。
Twitterほ育児アカ界隈ではアップデート=子供の成長過程で、それに伴い夜泣き、反抗期、不安定行動などが発生することで使っている。
夜泣きって親も子も不安だし、寝不足や精神的磨耗が激しくてマイナスなイメージがつきまとう。
けど、アップデートっていう言葉によって私は救われた。
そっかぁ、アップデート中かぁ、なら仕方ない。今夜はとことん付き合うよ。
そんな大らかな気持ちになるのだ。
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