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【取材記事】旅に魅了された女性が「生涯旅人」であり続けるために選んだ学び場

「旅を仕事の1つにするトラベルクリエイター」を育てることを目的にTABIPPOが運営する「POOLO JOB」というオンラインスクールがあります。

そこでは3ヶ月かけてSNS発信や写真、取材、ライティング力などをプロの講師から教わり、30人以上の同期と共にスキルを身につけることができます。

今回は、そんなPOOLO JOBの卒業生であり、現在パートナーと日本一周をしながら「一生旅をして生きたい」と願う、トラベルクリエイターのはるごろうさんにインタビューしました。

はるごろうさんは、大学1年の夏にバイトで知り合った仲間と初の海外でタイを訪れ、広い世界の魅力に気づきTABIPPO学生スタッフや、ひとり旅育成プログラムを経験。大学卒業後一度は就職するも、旅がしたくて退職。リゾートバイトで資金を貯めて、24年5月からパートナーと車で日本一周の旅を始めています。

6月下旬にPOOLO JOB3期が終わりましたが、月8本の記事、毎日SNSの更新など、自分の課題をこなすだけで精一杯の受講生が多くいました。そんな中はるごろうさんは、旅をしながらもメンバー全員の記事を読んでフィードバックを行うなど、その積極的な姿勢に参加者から尊敬の声が上がっています。

彼女はなぜPOOLO JOBに入ったのか、これからの未来はどこへ向かうのか、そして熱い原動力はどこから来るのかをお聞きしました。


初海外のタイで旅に惹かれ始め、TABIPPOではるごろうが生まれた



ーーまず簡単な自己紹介をお聞きしてもいいでしょうか?

2024年に24歳になります。長崎県で育ちで、山口県の大学を卒業しました。大学1年生の夏にバイト先の店長に誘われて、店長やお客さんとタイに行ったのが初めての海外旅行でした。その時に旅の魅力にすっかりハマり、タイとカンボジアで年越しをしたり、TABIPPOが開催する世界一周の夢を叶えるコンテスト「DREAM」の運営に携わりました。

大学を卒業して一度は就職したのですが、やっぱり旅がしたいと思い退職。彼と全国5か所で1年間リゾートバイトをしながら資金を貯めて、2024年の5月から日本一周の旅をしています。

ーー店長とお客さんとタイ旅行ってどういうことですか!?笑

大学入ってすぐに居酒屋でアルバイトを始めたのですが、店長が若い頃にいろんな国を回っていた人で、タイに行くけど一緒に行く?と誘われたのがきっかけです。私と店長、常連のお客さんも巻き込んで気がついたら団体旅行になってました(笑)。

高校までは、教室の端の方で本を読んでるようなタイプで、先生にも言われるほど控えめな性格だったんですよ。でも大学で初めて仲良くなった子が海外が好きで、その子の影響もあってタイに行こうと決めたんだと思います。

タイではいろいろ回ったんですが、特に下着をつけずにポールダンスをする女性のお店が印象的でした。当時の日記には「現地の人の文化に触れて、違う価値観を味わって、こんなに知らない世界があることを初めて知った」と書いていました。そのときから海外って面白いかも知れないって思うようになりました。

転機になったタイ旅行

ーーすごく刺激的な時間だったんですね。そこからすぐ旅にハマったんですか?

そうですね。ずっと海外に行くきっかけを探していました。「海外 旅 プラン」ってネットで調べて、タイとカンボジアでタビイクというツアーに参加して年越しをしました。

そのあと友人が「TABIPPOの運営側に入らないか。」と誘ってくれたんですが、勇気が出なくて。でもイベントだけ参加したら面白くて、気がついたら私も運営側に参加していました。

運営側として携わったBackpack FESTA

TABIPPOとはその時からの繋がりです。学生スタッフはPOOLOと同じように、Slackをメインで使っていました。POOLOでは「全員の記事を読んでコメントをする」と決めていますが、この姿勢は学生スタッフの頃に、自分の発言にコメントがくると嬉しかった経験から培われた習慣だと思っています。

学生スタッフをしてると世界一周していたり、海外に行きたい人だったり、すごく多様な人と関わることができました。そういう人たちとずっと一緒にいたからか、いつの間にか自分の中で「旅はワクワクの原動力で、自分らしく生きる上で、なくてはならないもの」になりました。

日本一周直前に漠然と感じていた不安と、見つけた解決策がPOOLO JOBだった

ーー仲間の存在が今のはるごろうさんを作ったんですね。POOLOのことはTABIPPOで活動されてた頃から知っていたんですか?

この間の3月に、知り合いのInstagramのストーリーで初めて知りました。大学の頃からフリーランスや、場所や時間にとらわれない働き方に憧れていたんですが、周りと違う道を選ぶのが怖くて新卒で就職することにしたんです。

社会人として働きながらも、やっぱり旅がしたいとずっと思っていて、彼に日本一周に誘われてから本格的に考えるようになりました。学生の頃から世界一周に憧れているのですが、まずは日本を知ってから海外に行くのも素敵だなと思い、仕事を辞めて2人で1年間リゾートバイトをしながら資金を貯めました。

いざ旅に出た後のことを考えると、お金を稼ぐ術がなく、貯金を崩していく生活に不安を感じていました。それで学生スタッフ時代に知り合った方に相談していると、POOLO  JOBを紹介してもらえて、これだ!と思いその日に入会しました。

ーー講義や課題に対して向上心が強くて、前向きな発言が印象的だったので、はるごろうさんも不安になることがあるんですね。

実は私こう見えてすごく心配性なんですよ(笑)。調べないと気が済まない性格で、可能な限り調べ尽くして、それでも解決しないことは考えないようにしています。明日のことだけを考える。自分に正直に生きる。それが座右の銘です。

課題や日本一周生活で慌ただしくても、全ての記事を読むわけとは

ーー実際にPOOLOに入られていかがでしたか?

1ヶ月目はまだ日本一周前で、時間的に余裕があったので結構いけるなって思っていました。自分がされて嬉しかったことを相手にしたいと思っているので、みんなの記事を読んでコメントをしています。1つ読むと全部読まないと気が済まない性格なのですが、続けるうちに自分の記事を書く時にも、文法や書き方を気をつけるようになって、思わぬ形で私の成長にも繋がりました。

いざ旅を始めてからは、いつどこでするのか、時間や場所の確保が想像以上に大変でした。基本的に車中泊なので、移動時間に車の中で記事を読んだり、カフェで過ごしたり、少しずつ自分に合った方法を探しながらこなしています。

正直この生活をしていると、常にどこか不安になるんですよ。まだ本当に稼げるのか実績も確証もついていないし、仲良さそうに休みの日に歩いてる家族を見ると、会社員を辞めずに働いて生きる幸せもあるよなって考えるんです。

POOLOに入る時に、月5万稼げるようになる。自分の生き方に自信を持つ。SNSのスキルや力を身につけると決めましたが、やっぱり不安になるときもあります。それでも「旅をしながら生きる」のは5年以上前から思い描いてた夢だし、自分で選んだ道なので、しっかり学んで実践できていると思います。

ワクワクとドキドキなこれからのはるごろう

ーーなりたい自分の姿が明確だからこそ、旅と講義の二刀流に取り組めているんですね。今後なにか思い描いてる未来はありますか?

先ほどお話ししたように、あまり先すぎることは考えずに今を生きて、その時の縁や流れに身を任せる生き方を続けていくのかなと思っています。

今のところは1年くらいは日本一周をして、その後リゾートバイトやライターとしてお金を貯めて、彼と世界一周に行く予定です。ただワーキングホリデーにも興味があるのと、世界遺産が大好きなので、国内外問わずいけるところは全て行きたいです。

ーー世界遺産!私京都出身で、平等院と宇治上神社くらいしか知らないんですが、もっとあるんだろうなあ。普段旅の予定はどういう感じで決めているんですか?

京都は清水寺とか二条城とか、たくさん登録されてますよ!基本的には彼と話し合ってざっくりとした日程やルートだけ決めて、細かいことは直前に「明日何する?」って相談しています。

それと特に世界遺産は全部、事前にどんな場所なのか調べてから行くようにしています。学生の頃にアンコールワットに初日の出を見に行ったんですが、綺麗な景色を見ながら、「名前だけで誰がどういう理由で作ったのか、その背景を全然知らないな」って気がつきました。結局何なのかわからないまま終わってしまって、すごく悔しかったので、その教訓を活かしています。

これからは日本一周をして、世界一周をして、途中で形が変わってワーキングホリデーだったり、留学だったり、他にも新しい挑戦をするかもしれない。先のことはわからないけど、旅をしながら生きるっていうのはずっと変わらないので、スキルと経験を身につけて全力で今を生きようと思います。

編集後記
はるごろうさんは常に自分が成長できる環境に身を置き、理想の姿を叶えるために努力し続けています。

「早く行きたければ一人で進め、遠くへ行きたければみんなで進め」

岸田首相や、アル・ゴア元米副大統領などが演説で使用するほど世界中で使われているアフリカの諺です。

仲間と一緒だからこそ、大変な量の課題や、スキルを得るための勉強も乗り越えられたのでしょう。忙しい日常の中でも、5年越しの夢を叶えてキラキラと想いを語ってくれる姿がとても印象的で、私ももっと頑張れるはずだと力を分けてもらいました。


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