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#裁判

「傍聴ブロック」スクープの背景には記者たちの「見えざる連携」があった!尾行して取材した記者の知られざるエピソード

「傍聴ブロック」スクープの背景には記者たちの「見えざる連携」があった!尾行して取材した記者の知られざるエピソード

5月23日に『裁判の「傍聴ブロック」を教育委員会が組織的にやっていた!わいせつ教員事件裁判の裏で行われた工作を暴いた執念の取材』というタイトルの記事を配信しました。

しかしその後、指摘を受けて調べたところ、東京新聞ではなく、共同通信のスクープであることがわかりました。ただ、それでも東京新聞の記者の取材はその価値が決して色あせるようなものではなく、熱意と執念で取材した記者たちの「見えざる連携」とも

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不思議な裁判官人事 最終回 透けて見える“冷遇”

不思議な裁判官人事 最終回 透けて見える“冷遇”

取材・執筆:木野龍逸・フロントラインプレス

 国に不利な判決を出した裁判官は、その後の人事で不利な扱いを受けるのではないか――。そんな“都市伝説”を検証するため、フロントラインプレスは記者2人の取材チームをつくって膨大な数の判決を読み込み、複雑に入り組んだ人事異動との関係を調べてきた。その結果、退官直前に“去り際の一発”と言えるような判決を出す裁判官が実際に存在することや、明らかな左遷と言えそう

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傍聴雑感:岡口裁判官弾劾裁判第二回期日

傍聴雑感:岡口裁判官弾劾裁判第二回期日

昨日岡口裁判官の弾劾裁判を傍聴し、かなりショックを受けました。

今まで勉強してきた手続保障や裁判の公開は全部口先だけのきれいごとだったのかと正直失望を通り越して絶望しかけました。

私は一介の司法試験受験生にすぎず、なにか発言できる立場でもないのでしないでおこうと当初は考えていましたが、
なにしろたった19席しかなかった傍聴席、その現場にいた数少ない傍聴人として、声を上げなければいけないという思

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法廷録音の禁止は憲法違反である

法廷録音の禁止は憲法違反である

「法廷録音」をした弁護士を裁判所が懲戒請求2023年6月29日、大阪家庭裁判所の西川知一郎所長が、裁判所内での無断録音をした弁護士を懲戒請求したとのことです。

対象弁護士は、これまでも法廷録音を求めて裁判所と争っており、約40年ぶりに制裁裁判により過料3万円を言い渡されたこともある方です。

試される弁護士会・日弁連今回は裁判所による懲戒請求ですから、弁護士会(ないし日弁連)が判断をすることにな

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