第二子について
つらつらと書いていくと長くなりそうなので、まずは結論から。
この度、第二子を授かりました。
ここから先は備忘録や自分の心境の変化を記録するためもあり、諸々書き連ねています。
夫と入籍した翌年に結婚式とハネムーン。
それからゆるく妊活を始めた。
元々生理不順だったので生理周期は30〜50日になることも。(酷い時は60日〜)
1年くらいは自己流タイミング、その後専門のクリニックへ通院し3周期分は医師の指導によるタイミング法を試した。
3周期分とはいえ、排卵までがなかなかうまくいかずに半年ほど要している。
その後夫との今後の方針に行き違いがあり半年ほど通院を休むことにした。
その間もゆるーくタイミングは図っていたけど撃沈。
そして30歳を迎え2019年の年明けとともに通院を再開。ここからはAIH法を試すことになった。
そうして3周期目で妊娠することができ、12月に長男を出産した。
45時間に及ぶ陣痛と、無痛分娩という名の激痛分娩(促進剤で何度か母子共に危険な状態になったため途中から麻酔切った)を乗り越え、腕に抱いた小さな命の感動、あの温もりや重みは今でも鮮明に覚えているし一生忘れることはないと思う。
そんな激闘を共にした息子は、まさに眼に入れても痛く無い、口に入れて食べてしまいたいほど愛おしくてしょうがない存在。
出産してから現在8ヶ月が経過して、日に日に可愛さが爆上がりしているのでどうかしていると思う。
まわりは(自然妊娠ができる人ご夫婦)、2人目〜とか考え出していたけど私には考えられなかった。
また不妊治療しないといけないし、時間やお金がかかる。そして今は息子のこともあるからフットワーク軽く通院することはなかなか難しい。
そして何よりも、前述の通り(何度でも言えるけど)息子が可愛くて可愛くて、まだまだこの子との時間を味わいたいという気持ちが強かった。保育園にさえ入れたく無い、離れたく無いと思った。
そんなある日。
産後2ヶ月ごろに一度生理があり、しばらく空いて6月に一度、そのぴったり1ヶ月後の7月にも一度生理が来ていた。6.7月については排卵痛やおりものの変化を感じていたので、しっかり排卵しているのだろうと嬉しく思っていた。私の生理不順の主な原因はストレスだと把握していたので、育休中で社会のストレスはフリーに、毎日息子と過ごすことで幸せホルモンが出まくっていたのかもと、このまま生理周期が整えばいいなと思っていた。
そして8月。予想していた日程より少し遅れたけどまた排卵する・したであろう症状を感じ取っていた。しかしそこから2週間ほど経ち、そろそろ生理が来るはずの日になっても何の音沙汰もない。
あ〜結局排卵せずに消失して、また生理不順かな。最近離乳食の仕込みやあれやこれやしていたら深夜に就寝し、息子に起こされ早朝起床していて睡眠時間短かったしな…
また妊活するなら結局通院しなきゃ駄目だよね。そりゃそうか。もうこのまま1人っ子でもいいけどな。
なんてちょっとショックを受けながら過ごしていたけど…
なんだか、異様に暑い!いや猛暑だけど!寝汗もすごいぞ?猛暑だからか?!
なんだか、腰〜お尻のあたりが痛い!息子との移動手段が毎日抱っこ紐だからか?!(絶賛ベビーカー拒否キャンペーン中)
なんだか、ほんのり胸焼けがする!夏バテかな?!
…
え?いやいやまさか。
えっと、検査薬…は無かったよね。あ、妊活の時買ったけどPCOS(多嚢胞卵巣症候群)にはあまり意味をなさなかった海外製の排卵検査薬が残ってる。
息子を妊娠した時、毎回妊娠検査薬を買っては撃沈して辛い思いをしていたから、妊娠した月もまずは排卵検査薬で様子を見た私。LHサージとやらに反応するので、妊娠時にも濃く陽性が出るとのことで例に漏れずだった。※個人差あり、正しい使い方ではありません
今回はまして半信半疑の中、でも試しに排卵検査薬を使用してみた。
待つまでもなく濃い陽性。
息子の時と同じ。
いや、いやいやいや、まあゆーてこれ排卵検査薬ですし??(じゃあ使うな)
でも、何となく本当は気付いていた。生理予定日に生理が来る気配が無かった時点で、これは…と。女の勘というのか野生の勘というのか、そういう類のものなのかどうかはわからない。
どこかで信じたく無かっただけ。認めたく無かっただけ。
息子との時間に変化が訪れてしまうことが怖かった。私の体調が悪い間はこの子に辛い思いをさせてしまうかもしれないと。それを考えると不安でしょうがなかった。
とは言えもしそうだったらこれはとても幸せなことで。私の身体にとっては奇跡的なこと。目を背けるなんて贅沢なことしている場合じゃ無い!と腹を括り妊娠検査薬を購入。
もちろんあっという間に陽性が出た。
本当に色んな思いが溢れて、夫に話した時号泣してしまった。この時もまだ不安や戸惑いが大きかったから。
自分が長子で生まれ、下に兄弟ができた時4歳で、兄弟を受け入れるのも、兄弟を可愛がる両親や祖父母など、周りの大人を受け入れるのも中々時間がかかったから、息子にも我慢させちゃう、辛い思いさせちゃう…ごめんねごめんねって何度も考えてしまった。
息子の保育園はどうなる?私の仕事復帰は?そんな現実的なこともぐるぐると頭を回って。
それから妊娠5週を過ぎたかな?というタイミングで産婦人科を受診し、めでたく胎嚢が確認できた。心拍はまだわからなかったのでその翌週再診することになった。
婦人科へ行くために、実母に来てもらって息子を見てもらったので、病院から帰ってすぐに報告をしたけど実母も複雑な反応をしていた。何よりも初孫である息子が可愛くてしょうがないらしく、この子にライバルが出来ちゃうね〜と。いや、そこはもっとポジティブな反応で喜んでよ母よ!って思ったけどまあしょうがないかな…(笑)
胎嚢が確認されたエコー写真を見て、ああそうだよね。息子の時、この写真が見たくて見たくてしょうがなかったね。初めて手にした時、感動して涙も出ないくらいなんだか夢見心地だったよね。だけどものすごーく幸せで温かい気持ちになったよね。お腹の中でしっかり守って、元気に産んであげようって心に誓ったよね。
ようやく実感が湧いて、愛おしさも感じられて、この子が産まれて4人家族になったらどんなだろうって、少しずつ想像することができるようになってきた。
だって、PCOSで不妊治療して何度も何度も泣いてきた私が、このタイミングでまさか自然に授かったなんて。絶対に何か意味があるはず。
もしかしたら、息子が「この家いいよ〜なんせあいつらめちゃくちゃ可愛がってくれるからな!早くおいで!」って2人目ちゃんに呼びかけてくれたのかもしれないよね。なんて。
夫も「このうちの様子をもし空から見てたらさ、絶対みんな来たがると思うわ〜!」って。だから来てくれたのかな?
って話をしだすとなんだかスピリチュアルな雰囲気になっちゃうからここまでにしておこう。