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おっさんずラブ-リターンズ-第7話を観た話

とうとう第7話まできてしまいました。
あと2話でこのドラマが終わってしまうことが信じられません。

今回の放送、吾郎ちゃん元気いっぱいで凄まじかったという印象が強かったです。
3歳児恐ろしいですね…
また、それに対する牧と春田の対応の違いも面白かったです。
夕飯に食べたいものにダンゴムシと答える吾郎ちゃんに対して真面目に食べたことがあるのかと聞いたり、ダンゴムシは無理だけどと代替案を出してくれる牧。
ダンゴムシは食べられないと元気よく突っ込む春田。
その違いが観ていて微笑ましかったです。

そして武蔵の吾郎ちゃんへの対応のスマートさにびっくりしました。
吾郎ちゃんの注意を自分に向けてからじいじとあっちで遊ぼうかと自然に吾郎ちゃんを誘導する。
いつになく頼もしい武蔵を見ることができ、今までにないくらい武蔵がいてくれてよかったと感じました。

ですが、そんな武蔵が余命1ヶ月。
ついこの前までは家政夫として牧と春田の家、和泉さんと菊様の家でお仕事をしたり、元気に牧と喧嘩したり…
今になって武蔵のいなくなったおっさんずラブは考えられません。
どうか誤診であることを願うばかりです。

武蔵の体も心配ですが、ちずもかなり大変そうでした…
自分のことを社会人としても、母親としても失格と言うちずが見ていて辛かったです。

そんなちずに対する舞香さんの言葉が今回の話で1番感動しました。
舞香さんの口から出た本当に迷惑という言葉は自分たち家族に対して気を使い、1人で抱え込んでしまっていたちずに対する家族に向けた言葉でした。
ちずが気にしていたこと全てを包み込んで安心させてくれるような素敵な言葉。
普段は営業所を明るく盛り上げてくれるようなムードメーカーという印象の強い舞香さんから出てくる優しさに溢れた言葉には舞香さんらしさと感動が詰まっていました。

そして吾郎ちゃん。
誰かに言われるでもなく自分のお母さんのパンプスを袖で拭いているシーンにはちずが吾郎ちゃんを大切に想うように、吾郎ちゃんもちずのことが母親として大切で、少しでも大変そうなお母さんの役に立とうとしているような印象を受けました。
吾郎ちゃんが拭いているのを誰かが気付くわけでなく、陰ながらちずを支えようとしているあのシーンはちずの日頃の頑張りが報われているようで、観ていてほっこりしました。

そんなシーンについで切なかったのは和泉さんと菊様です。
病院で和泉さんが必死に菊様のもとへ行こうとするシーンは和泉さんが菊様のことを家族のように大切に思っていることがわかる凄く素敵なシーンで、是非菊様にお見せしたいですね。
そしてついに和泉さんに想いを伝えた菊様。
菊様からのキスはそっと唇を押し当てるキスで、和泉さんはそれをただ物理的にあたっているものとして認識しているだけのような気がして切ない気持ちになります。
菊様ひとりがこんなにも辛い思いを背負っているのだから、せめてドラマが終わってしまう前に菊様の今までが報われて幸せになれるような出来事があれば良いなと思います。

最後になってしまいましたが、牧と春田が家族のかたちについて話しているシーンも素敵でした。
まず、ふたりが恋人繋ぎしているという点について。
以前の春田なら誰が見ているかわからないと外で手を繋ぐことすらなかったのに、今では外で堂々と牧の手を握り、牧も振り払うことなくその手を握っていて、更には牧のコートのポケットに握ったまま手を入れているんです。
これがどんなに幸せなことか…
牧と一緒にいることは恥ずかしいことではないという春田の言葉がこんな行動に滲み出ていて凄く嬉しい気持ちになりました。
そして荒井家を見たり吾郎ちゃんの世話をしていて改めて牧との生活を大切にしたいと牧に真っ直ぐ伝える春田からは視聴者である私には想像できないくらい牧を大切にしていることが伝わった気がしました。

ここまで感動に浸ってばかりでしたが、病院でジャイアントベイビーになったり、今回の最後に牧と階段をのぼった後の春田、可愛すぎませんか…
健康でいないとって言ったそばからおしるこ飲もうとするし、長生きの秘訣と言って牧の顔の前で指くるくるしてるし、財布を取ろうとしてるのに右手は牧のポケットの中に入れたままだし…
春田の周りのみなさんが口を揃えて存在が罪と言うのが何となくですがわかってきた気がしました。
それに対する牧の反応も良いんですよね。
春田が何をしても絶対に繋いだ手をポケットから出そうとしないのは見ていて本当に春田のことが大好きなんだと感じられました。

最初に書いたようにあと2話で終わってしまうなんて未だに信じられませんが、1話1話を大切に享受出来ればと思います。

いつもながら読みにくかったと思いますが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
今回は2000字程書きました。

私の投稿がおっさんずラブを観るきっかけの1つになっていれば幸いです。

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