単なるファンだけど・・・
コンドルズをさいたま芸術劇場での公演で久し振りに体感。
YAMI大学 深呼吸学部でのお題で「あなたが今、一番手紙を出したい相手に手紙を書いてください」というのがありました。
今、色んな文章を書きたいのに、あの時に手紙を出したいと思ったお相手が、変わらないキラキラしたオーラを出して、舞台で軽やかなダンスを披露しているのを見たら気持ちがフゥーって引き寄せられてしまって・・・
スズキ拓朗さん、今日はあなたへの憧れを書かせてください。
近藤良平さんという希望に向かう羽を持つ鳥のようにダンスをする方の振付で、重力を忘れる跳躍と軽やかなステップで踊るあなたを見ていたら、ただもうキュンってなって私もキラキラに包まれちゃうんです。
自分の心があなたの軽やかな動きと笑顔に重なって、「あぁ、わたし純粋な大好きって気持ちに包まれている」って幸せになっちゃう。
ダンスってすごいな・・・
共感を信じて、大きく身体全体で希望を表現してくれる良平さん。その意と良平さんへのリスペクトを持ちながら、心からダンスを楽しんでいる拓朗さん。
バカバカしい事を真面目に全力で楽しんじゃうコンドルズ
お互いを反射神経で意識し合う舞台。そのリアルがあるから舞台ってさらに魅せる力が強いのかもしれないですね。
コンドルズで光を放つ拓朗さんをもっと知りたくなり、貴方が主宰するCHAiroiPLIN、演出する舞台を一体どれくらいみたのでしょう。
どれも大好きだけれど、一番強烈に思ったのは寺山修司「星の王子様」。不条理をポップに描く拓朗さんがエンディングを全く変え、「無情」ではなく「希望」を描いてしまった演出。
いつも極限まで解釈を考え、作者の意図と寄り添い、出演者のキャラクターをどうやって活かすかをトコトン考え抜くあなたが「希望」を選んだ。
あの時、希望が欲しかった私はズギュンと胸を打たれてしまいました。
そこから何度も劇場に足を運び、拓朗さんが開催するワークショップ舞台キャストまでやらせてもらって・・・
でもある日から、足が遠のきました。
それは自分がファンとして、追っかけている存在なのが嫌になったんです。私もあなたのように、誰かと一緒に何かを作る存在になりたくなった。
今日、相変わらずキラキラ踊るあなたを見ていたら、やっぱり思うんです。「私も何かを作る存在になりたい。」
私は自分を活かしてあげる術すらも未だ分かっていないようです。だから、未だ何も出来ていないんだけれど・・・
でも今日久し振りに見るあなたのダンスを見て、相変わらずキュンってなって「あーやっぱり大好き!」って叫びたくなるキラキラ純粋な気持ちが溢れるのは嬉しかった。
単なるファンをやっている事を否定する気持ちが出ていたのですが、この気持ちを沸き起こしてくれる、あなたの存在に感謝しかないです。今日の公演も本当にキラキラに包まれて気持ちよかった。
また、見に行きますね!
■コンドルズ 埼玉公演2021新作『Free as a Bird』宣伝動画https://www.youtube.com/watch?v=xKJxypXjtzg