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タテタカコ「箋」リリースツアー@曼荼羅

初めて、タテタカコさんライブに行った。
タテタカコさんの歌声は2年間くらい、毎日ずっと聴いていた頃があった。
今のままじゃいけないって思い立って入れてもらった、社内プロジェクトに参加していた頃だ。
「何も出来ていない」という長年の悔しさが自分に溜まって、洗い流せていない事に気がついたアクションが出発点のプロジェクト。

外資系コンサルさんに付き添ってもらいながら進めつつも、プロジェクトを思い通りに走らせることが出来なくて悔しくて何度も泣いていたけれど、コンサルの皆さんに走り方とエネルギーの持ち方を学ばせてもらった。

タテタカコさんの「道程」は私にとって、あの頃のエネルギーだ。
「信じろ!前を向け!」自分にそういい聞かせていた曲。
結局プロジェクトは立ち上げられなかったけれど、あの力があったことが、今の私の全ての出会いに繋がっている。

今日のタテタカコ ライブの「道程」は力強く、疾走していた。
マスクの下、頭に叩きこまれた歌詞を唱えていたら、メロディに載せられた言葉に再び出会った。
「身体を流れる水たちは 自分に嘘はつけないから」
嘘がつけないから、自分は立ち止まるんだ。

タテタカコさんの歌の力はYouTubeで聴くだけでも響くから、ライブで出会うとどうなるのか?
ワクワクしながら構えてはいたけれど、案の定、感情が揺さぶられまくった。

春の柔らかな緑が大地に生い茂り始め、雪が残る信濃アルプスの山々に響き渡るような「キーン」と透き通った声。
満点の星空を突き破り、心を宇宙まで飛ばす歌声、奏でるピアノはそれを自在に載せながら私の身体に鼓動を与えながら、いっぱいに拡がっていた。

ライブ中、音楽に包まれながら、私は出会った人たちと心の中で再会し、交わした会話を思い出していた。

「私には何もないから・・・」
「え?何を言っちゃってるの?」

自分でコモンズを作って突っ走っている友人(だと私は思っている!)が言ってくれたのを思い出した。

時に重く鳴り響く、お寺の鐘の音のようにドーンと打ち付けるピアノの音色が私の心の奥深くになり始めていた。
「キミは動けるんだよ」とささやきながら・・・

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美味しかった曼荼羅カレー♪

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