美瑛・旭川と母の誕生日
関東地方も梅雨入りとなった。
全国で唯一梅雨がないとされている北海道。
混雑する夏休み時期に入る前に、そして母の誕生月も兼ねて、母と私が大好きである「アスパラ」シーズンである6月に、美瑛・旭川に再訪することにした。
再訪したのは6/7~9。
初日は美瑛で有名な小さな中華料理屋さん「ちゃい」でランチ。
担々麺+小籠包+点心+杏仁豆腐のランチセットを。
このお店はミシュランガイドにも掲載されたそうで、
「まるごとトマトの担々麺」目当てだったが、残念ながら来週からのメニューになりますとのこと。
だがトマトなしでも担々麺、小籠包と濃厚な杏仁豆腐は美味しく、
優しい店員さんの対応でゆっくりといただいた。
また機会あれば、厚切りチャーシュー坦々麺もいいなと思い店を出た。
午後は旭山動物園を再訪。
正門から入ってすぐの「ととりの村」で目の前をカルガモの親子が横切るという嬉しい出来事が!
動物園のブログによるとちょうど生まれたばかりだったようだ!
「あざらし館」ではまだ幼いゴマフアザラシが、
お客さんの見せたキーホルダーをずっと追いかけ続ける、という可愛らしいシーンが見られた。
今日は色々良いシーンにあたったなぁ・・!と思いながら、歩き疲れて旭川駅行きのバスに乗った。
(旭山動物園、広い園内を結構歩くので体力も必要!休憩しつつ余裕を持って予定した方が良いだろう)
2日目の朝は旭川駅の「北彩都ガーデン」のベンチでゆっくりコンビニで買ったサンドイッチを食べる。
旭川駅は大学生時代も旅行で訪れたが、その頃には北彩都ガーデンはなかったし、駅舎も見違えるように綺麗になっていて驚いた!
設計は木構造を得意とする建築家内藤廣さんだという。
やはり旭山動物園の経済効果は大きいか・・!
のんびり朝食を終え、ランチ前までの時間富良野線で終点富良野駅まで。
(富良野線は本数が少ないので私のような電車移動旅行者は入念に時刻確認する必要あり!)
ちょうどこの日6/8からラベンダー畑駅に停車する臨時電車「富良野・美瑛ノロッコ号」が走り始めるとあって、富良野駅も美瑛駅も駅の職員や町長がホームに整列し、太鼓を叩く若者達などで賑わっていた。
発車すると皆が手を振ってくれるので、振り返す(笑)
この雰囲気を味わえたのも良いタイミングだった!
(ノロッコ号はこの日の帰りに私達も乗れたが、車内はとてもレトロなデザインで良かった。
そして再び美瑛駅へ下車。
念願の!美瑛取れたてのアスパラを食すため、予約していた「レストラン・アスペルジュ」へ。
予約時にはスタッフから「今年は寒さでアスパラが不作で、確実に提供出来るか分からない・・」と不安な一言があったが、無事テーブルに運ばれてきた。
見たことがない太さのアスパラ!茹でたてで熱々のアスパラ!
お皿にある自家製のタルタルソースにつけて食すのだが、アスパラ自体がとても甘いので、アスパラだけでも十分。
タルタルソースも美味しいので、それぞれ味わいたく、結局私は別々に口に運んでいた。
とにかく太く大きいアスパラ。
フォークとナイフでアスパラを食べたのは初めての経験だった・・
コース料理全体の味含め忘れられない。
「母の誕生月なので可能ならもう1品」と予約時伝え了解を得ていたのだが
お店にすっかり忘れられていて何も来なかった・・(笑)点は気になったが、美味しかったし、お腹一杯になったので良しとしょう!・・とお店を後にした。
午後からは美瑛観光協会が主催する「美遊バス」半日コースを体験。
このバスもちょうどこの日6/8からシーズンで予約開始であった。
新栄の丘⇒四季彩の丘⇒白金青い池⇒白ひげの滝を3500円で周ってくれる
お得なバス!(シーズン毎に料金は異なる)
「四季彩の丘」は大学時代に美瑛に訪れた時はまだなく、広大な丘に一列に植えられた花の芽に驚いてしまった。
「これをおそらく人の手で・・?!」
この日は写真のように花植えしたばかりで、観光客も少なめだったが、
花が見事に咲き揃うシーズンはバスツアー料金も1000円アップし、混みあうようだ。
私はこののんびりした感じの方がが好きかもしれない。
続いて「白金青い池」へ。
ここも初めて行ったのだが、アップルのCMで世界的に有名になったとか!
天候で「何度行っても青く見えなかった!」という方も多いそうで
真っ青に見えたこの日はまた運が良かった(因みに一緒に行った母がスーパー晴れ女!)
続いて「白ひげの滝」へ。
先程の青い池と同じ、青い水が勢いよく流れていた。
今回初めて利用した「美遊バス」予想外の渋滞があったにも関わらず予定時間通りで終了。
ガイドつきのバスなのだが、ガイドの男性(おそらく本業をリタイヤしたであろうと思われる世代の方)がパワフルで、日本語、英語、中国語で観光や集合場所等ハッキリと丁寧に分かりやすく説明してくれて、楽しく、
予想外にとても満足度が高いツアーだった。(海外からの参加者がほとんどだったので、日本語だけだとかなり厳しい)
海外からのお客さんに私も話し掛けられたりして、それもまた楽しかった。
今回の旅で、満足度を得るには、味や設備だけに限らず、サービスやサービスを提供してくださる方の人柄が物凄く!重要!と改めて感じた。
サービスや良い出逢いも含め、「良い旅だった!」となるのだ。
好きが高じて、飲食店の取材記事の副業を始めた私だが、これからも味以外のサービスや店主さんの人柄、ストーリーも極力丁寧に取材し、記事にしなければ!と改めて思ったのだった。
あのガイドさんは今日も頑張っているだろうか。
明日から私もまた頑張ろう。