私とFREITAGとファッション
しばらくnoteをお休みしていましたが、書きたいことがあったので久しぶりに開いてみました。
テーマは「私とFREITAGとファッション」について、です。
■そもそもFREITAGとは
FREITAGについては、以下公式サイトにまとめられているので、引用しますね。(雑)
https://www.freitag.ch/ja/about
グラフィックデザイナーだったMarkus & Daniel Freitagは、デザインの下書きを持ち運ぶのに最適な、機能性、撥水性に優れた丈夫なバッグを探し求めていました。インスピレーションは、アパートの真ん前のチューリッヒ幹線道路を毎日轟々と走って行く、色とりどりのトラックの群れ。2人は使い古しのトラックの幌、廃棄された自転車のタイヤチューブ、車のシートベルトを手に取り、メッセンジャーバッグを作り上げました。最初のFREITAGバッグは、こうして2人が住んでいたシェアアパートのリビングルームで誕生したのです。どのバッグもリサイクル素材を使用した一点物のアイテムです。
■私とFREITAGの出会い
私がFREITAGと出会ったのは2012年のInstagram。日本で知らない人はいないぐらいFREITAG界で有名なkonitagさんが投稿した一つの写真でした。
「え、何このバッグ。」
白地に七色が入った爽やかなバッグ。R515 Williamsという名前です。それまではOggiやCLASSY.などの女性ファッション誌に掲載されているようなバッグしか所有していなかった私でしたが、このバッグを見た瞬間、何故か胸がときめきました。
これは欲しい。どこで売っているんだろう。
FREITAGの名前すら知らなかった私。この投稿のあと、konitagさんからご丁寧にこのバッグに関する情報をDMでいただいたのですが、実はこれ、「世界で15個限定販売」「調べたらかなりのお値段」だったんですよね。当時は購入すら難しいと思い、泣く泣く諦めてしまいました。(当時購入できなかったことを未だに後悔しているのは言うまでもない。誰かください。買います。)
それが私とFREITAGの出会いです。
※なお、konitagさんとは2011年に大阪で開催されたPerfumeファンが集うDJイベント「はちゃコレ!」にて、初めてお会いしました。見知らぬ同士なのにお互い隣でがっつり踊っていて、その後の飲み会で「邪魔になってませんでしたか?」と声をかけてくださったのも懐かしい話です。
そして更に2年後、konitagさんのInstagramでまたこのバッグを見かけることになります。
やっぱりこのバッグ可愛い。
というか、このブランドのバッグが欲しい。
その夏、偶然が重なりkonitagさんと再会したのですが、そこでFREITAGの話を改めて伺ったことで、バッグ購入への思いがどんどん募っていきました。
ただ新しい1歩を踏み出すにはどんな時も不安が付き物です。そのバッグを購入しても果たして使うのか?など様々な思いが頭を過りました。でも「見るだけはタダよな…」という関西人丸出しの考えで、とりあえずアーバンリサーチ神戸三宮店へ向かったのでした。(アーバンリサーチ神戸三宮店は兵庫県内で数少ないFREITAG取扱店の一つです)
陳列する白い棚に様々な形のバッグ。あまりの多さに棚を見ているだけで目がチカチカします。早速引き出しを開けてみました。
なんだこの匂いは。
一瞬真顔になりますが、これがトラックの幌のにおいということに気づきます。あぁ、そっか。もともとヨーロッパを走っていたトラックの幌だもんな。にしても、臭いな。
店員さんのアドバイスを受けつつ、悩みに悩んでLASSIEというメッセンジャーバッグを初めてのFREITAGとして迎えることにしました。「そこまで大きくないこと」「女性でも使いやすいサイズ」「旅で使いたい」「値段も手頃」というのが購入理由です。
帰り道、スターバックスでコーヒーを飲みながら、LASSIEを眺めていると、自然とにやけている自分がいました。なお、帰宅後「なんでそんな汚いバッグを買ってきたの!しかも臭い!」と家族にものすごい顔で見られたのは言うまでもありません。
■そんなつもりじゃなかった
「見るだけはタダ」から結局購入したメッセンジャーバッグ。買ったからにはお値段分使わなきゃ損という、これまた関西人丸出しの考えで、外出する際はいつも持ち歩くようにしました。相変わらずLASSIEは臭いままですが、その匂いさえ少しずつ心地よくなっていきます。
「他のタイプのバッグも見てみるか。」
これを思ったが最後。FREITAGは一つ一つ幌のカッティングが異なるため、同じものはありません。世界にたった1つだけ、まさに一期一会。良いバッグだな!と思ったら、すぐ購入するしかないんです。当時お付き合いしていた彼(現夫)にも、私は「誕生日プレゼントにFRETAGが欲しい」と言ってしまうほど、FRETAG沼にはまっていったのでした。気づけばFREITAGのバッグたちがクローゼットのスペースを侵食していくではありませんか。おいちょっと待て、そんなつもりじゃなかったぞ。
■FREITAGと女性ファッションの組み合わせ
2013年10月末頃からスタートしたファッションコーディネートサイト「WEAR」をきっかけに、他のSNSでもその日のコーディネートを投稿する人が増えていきました。私もそのうちの一人でして、日々のコーデをWEARとInstagramへ投稿するようになります。
そこでFREITAGはカジュアルなコーデにしか似合わないものなのか?という疑問を抱きます。当時のSNSでは、FREITAGは男性が所有するイメージが強く、OggiやCLASSY.などの女性誌で出てくるシンプルなOLコーデとは合わせている人はほとんどいなかったと思います。
そこで私はFREITAGと女性ファッションを組み合わせて、日々のコーデを作ってみることにしました。パンプスとの相性、普段着る出勤時・プライベートでの服は、どのようなバッグが似合うのかなど、気になることはたくさんあります。誰もやっていないなら、自分自身でやればいい。ある意味実験的な試みでした。
一番気になっていたのはパンプスとの相性。中でもハイヒールパンプスはまさにFREITAGとは真逆にいるような存在だと個人的に思っています。でも、ショルダーバッグと合わせてみるとこれが意外と合うのです。バッグで崩して、バランスが良くなっている気もします。もちろんバッグと靴の色を合わせる方が、コーデとしてはまとまりがよくなります。上記の様に黒パンプスに黒バッグだと、上品な感じになりますね。
こちらはジャケットコーデの場合。私はブラウンのバッグを使用しています。FREITAGはカラフルなデザインが多いのですが、やはり無地だととても使いやすいです。(ただし、FREITAGのブラック・ブラウン・ホワイト系のバッグは希少価値が高く、人気の商品なのでなかなか出会えないのがつらいところ…)
こちらはパリ旅行でフレンチのディナーへ出かけた際のコーデ。ここではバッグを差し色として取り入れてみました。なおこちらはノートパソコン用スリーブでして、あえてクラッチバッグとして使用しています。こんなことができるものFREITAGの面白いところですね。
またFREITAGにはREFERENCE(リファレンス)という一色使いでビジネスシーンでも使えるシンプルなコレクションが別にあります。女性ファッション誌に載るならきっとこのコレクションだろうと思っています。ちなみに値段は優しくありませんが、いつかどこかの女性ファッション誌で特集を組んでほしいと願っています。
更に私は今年からYouTubeで動画を投稿しています。今回のような疑問から、FREITAGと女性ファッションの組み合わせを提案したい!と思い、自粛期間中にコーディネート動画を制作してみました。カジュアルコーデだけではなく、様々なコーデでFREITAGが使えるんだよという内容になっています。
最近、Instagramでも「FREITAGとファッションを掛け合わせたコーデを楽しみにしています!」というお声をいただくことも増えました。ホントに恐縮です。今後も微力ながらも、私なりにFREITAGと女性ファッションの可能性を少しでも発信していけたらと考えています。
■まとめ
今日はFREITAGとの出会い、そしてFREITAGと女性ファッションの組み合わせについて書いてみました。
FREITAGを購入してから、交友関係が広がったり、旅先でFREITAGを取り扱っている店舗を訪れたりなど人生の楽しみが一気に増えた気がします。今所有するバッグ毎に物語があったりもするので、それについてはまた今度お話ししようかなと思います。