誰かの役に立つことを見つける「かせぎ力アップ・レッスン」

「かせぎ力アップ・レッスン」シリーズの第４話です。

その塾では、わからないことがあったら
掲示板で先生に質問が
できるようになっていました。

もちろんMOMOも何度も質問を
書き込んでいたのですが、
ある日、別の生徒が書き込んでいた質問に
目が止まりました。

それは、わからない言葉の意味を
質問している内容でした。

それで、MOMOは、その言葉を
お得意の「検索」で調べてみたのです。

すると、ちゃんとその言葉の意味がわかりました。

まだ先生からの回答はないようです。

MOMOは勇気を出して

「先生ではないのですが、私もわからなかったので
検索で調べてみました。おそらくそれは

〜〜〜〜〜という意味ではないかと思います。

〇〇さん、私もわからない言葉ばかりで
検索しまくっている毎日です。
お互い、がんばりましょうね！」

とコメントしてみました。

（掲示板は、わかる人は誰でもコメントしても
良いシステムだったのです）

すると、相手の方（会ったこともない知らない男性）
は、とても喜んでくれて、ありがとう、と
MOMOはお礼を言われたのです。

MOMOは、なんだか嬉しくなりました。

こんな私でも、誰かの役に立てることがある！

この嬉しい気持ちはなんだろう！

誰かの役に立つってこんなに嬉しいことだったんだ。

それからも、先生からの回答が遅い時などに
MOMOは検索して質問者の方に
答えてあげることをしていました。

ある日、塾の中で飲み会をしようという話になり、
みんなが夜、都内の居酒屋に集まることになりました。

MOMOは小さな子どももいるし、
夜の集まりには行きにくかったのです。

でも、みんなと会って交流したいな・・・・。

そう考えたMOMOは、掲示板に

「私は主婦で、子どももいるので
夜の外出はしにくいです。
同じように子連れとか、昼なら出られる方で
ランチ会をしませんか？

すると、同じように夜出かけにくかったという人たちが
10人ほどコメントをくれて、
MOMOは初めて「幹事」になって

ランチ会を主催しました。

お店を予約して、みんなに連絡して
当日はお金を集金し、司会のように話をして、
ランチ会の段取りをこなしました。

最後にみんなに

「MOMOさん、企画してくれてありがとう！」
と口々に言ってもらって

MOMOはまた嬉しくなりました。

私はまだアフィリエイトでは成果は出てないけど
こういう形で、みんなにできることがあるんだ！

すごいことはできなくても、
今の自分のままでもできることは、ある。

それを見つけていくことで
感謝されるし、そこに自分の居場所ができる。

MOMOは、人脈や信頼、というものを

手に入れる方法を１つ見つけたのです。

「誰かの役に立つことを見つける」。

MOMOは「かせぎ力」レベル２になりました！

それからのMOMOは、塾の中で
だんだんみんなに知られる存在になりました。

成果で出た人、ではなく、
いつもみんなの世話を焼く人、という意味で。

ですが、それはのちにMOMOの大きな財産となるのです。

さて、まだアフィリエイトでは

成果は出ていないMOMOでしたが、
その年の夏に、目が覚める出来事がありました。