消極的感染拡大政策?

積極的感染拡大とは

「感染者をマスク無しで人混みにまぎれさせ、大声を出させる」などと定義します。

一方、消極的感染拡大とは

「感染拡大を阻止出来る方法があるのに『積極的にその手段を使用しない』こと」と定義します。「政府の感染医療の専門家」を含めて「医学的」にこの方針を推奨する人はほぼいないと考えます。

お盆の帰省を国が許可すれば判定は微妙ですね。感染率が高いとわかっている若い人をわざわざ地方へ移動させて、地方の高齢親族と接触させて会食を許すわけですからね。「より積極的に近い消極的拡大」とでも言えば良いでしょうか?

仮に国が許可しても「お盆帰省❗️」は「感染学的」には『絶対に控える❗️』べきです。後は個々や地域で「お盆に帰省させない」取り組みを行うのが良いでしょう。

現在の政府は何か理由があって「消極的感染拡大政策」をとっていると思われます。この決定は「医療専門家チーム」の導いた結論ではなく、「政府の決断」であることを意識しておいて下さい。

旅行業は瀕死の状態のようですが、「今後感染蔓延が長期化すれば」10~20兆円ぐらいGo To トラベルキャンペーンに使用してもなかなか助からないでしょう。

その理由を下記に示します。

理由1)感染蔓延すれば、多くの国民は旅行などしません。安心安全なワクチンなどすぐ出来たことは歴史的にほとんどありません。感染がコントロールされていれば、少しずつ旅行へ行く人が増えるでしょうが、野放しに旅行を推奨していては無理でしょう。厳密に「感染対策」を行っても30%しか感染予防効果はないのですから。『現在の感染対策は「対策無し」に比べて30%しか予防できていない計算です。(無料投稿)』を参照して下さい。

理由2)感染蔓延している国に外国人が旅行になど来ません。感染拡大している国へはまず他国政府が渡航を制限します。仮に政府が解除しても個人的に今までの様には旅行などしに来ないでしょう。

それでも「消極的感染拡大政策」を行った方が良いと政府が判断したなら「感染学的」には心中するしかありません。何度も書きましたが、スペイン風邪の時に「感染コントロールした地域の方がその後10年の経済損失が少ない」という経験があります。このままなら、おそらく「観光業」や「飲食業」なども心中する事になるでしょう。それを承知で選択しているのなら、国民は結果をきちんと見極めて、選挙で判断するべきです。過去の経験では国民がそれほど賢明では無さそうなので、次回の選挙もあてには出来ませんが・・・。

このままでは「危うい」と思っても「変わること」や「政治に声を上げること」を恐れる国民性が再び過去の様な「悲劇」を起こさないことを祈ります。

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