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絵本『しょうぼうじどうしゃじぷた』 わたしの、ぼくの得意なこと
近所に消防署があり、入り口に子供が乗れる小さな消防車の模型が置いてあります。
子供達が小さい時は、前を通る度にしばらく足を止めることになる場所でした。私は親しみを込めて、この可愛らしい消防車を“じぷた“と呼んでいました。
由来はもちろん『しょうぼうじどうしゃじぷた』です。じぷたは、小さな消防自動車で、一生懸命任務にあたるものの、他の大きな消防車と自分を比べ、なかなか自信が持てません。でも、ある事をきっかけに、自分だからこそ出来ることがあると気づき、自信を取り戻して行きます。
『しょうぼうじどうしゃじぷた』は、渡辺茂男さん作 山本忠敬さん絵の作品です。
山本忠敬さんの描く自動車はどこまでも、リアルで、挿絵の色合いや構図にデザイン性があリ、どの絵も素敵です。
小さい頃、車が好きだった我が家の子供たちは、じぷたの他、『ずかん・じどうしゃ』『のろまなローラー』『ひこうじょうのじどうしゃ』どの作品もお気に入りで、何度も読み返していました。