絵本『14ひきのおつきみ』訪れてみたい憧れの場所

14ひきシリーズは、世界17ヵ国で翻訳されている、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そしてきょうだい10匹のねずみの14匹家族のおはなしです。

我が家の下の子も大のお気に入りで、どの本も、何度も何度も読んでいますが、今回は季節柄『おつきみ』を選んで来ました。

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

内容は、14匹が1日かけてお月見の準備をする様を描いています。

14匹が日々を豊かに楽しく過ごすお話の内容と並んで、こちらのシリーズの大きな魅力は、里山の自然の様子を描いた挿絵です。

日本の自然は、ひっそりと穏やかでそこにお邪魔する事を受け入れてくれている印象があります。

また、実際の世界は自分がフォーカスしている以外の事が同時並行で起きていますが、14匹シリーズの挿絵では、いたるところで、生き物や植物がそれぞれの営みを続けています。

いつか、その世界にお邪魔してみたい、というのがかねてからの夢で、14ひきシリーズのいわむらかずおさんがお住まいの栃木県にある【いわむらかずお絵本の丘美術館】は、近々訪ねてみたい憧れの場所の一つです。

文章を読んで楽しみ、絵を眺めて楽しめる、とても豊かな絵本です。