【能登半島地震】大発会まであと2日...日本株への影響?
2024年1月1日16時10分ごろ、石川県能登地方を震源としたマグニチュード7.6、最大震度7の地震が発生しました。
その頃、私は静岡でしたが結構揺れを感じました。
正月から結構大きな地震が来たんだなーくらいで初めは思ってたのですが、
その後、ニュースにて「大津波警報」なるものを見て(たしか5mくらい)
結構深刻さを感じました…。
現在も火災など被害状況が広がっておりニュースを見てるくらいしか出来ませんが、本当に心配です。
とはいえ、震災で大変な事になってるのはわかっているのですが、
大発会があと2日、1月4日から新たな相場が始まってしまいます。
こうした非常に大きな動きやニュースがあると、今回の大発会は大荒れになるかと思うので、今のうちからその事について触れていこうと思います。
3.11 東北の震災の例
まずは過去の例、東北震災時を参考に見てみましょう。
これも状況、規模などは違うのはもちろんありますがあくまで参考で。
2011.3.11の東北の震災時は金曜日の引け前14時46分。
引け前のギリギリのタイミングという事と、みなあまり深刻さに気付いていなかったということもあり、当日の株価はそこまで動かずでした。
そして、土日を挟んで次の3.14から下落を始め3.15の一番安い時には地震発生時から日経平均で1600円(約16%)も下げるという事態に。
こうした下落が重なってくると、みなパニックになり「とにかく売らなきゃまずい」と株価が下落してしまいます。
下記イメージ図。
ただ気を付けて欲しい所は、こうした下落というのはいわゆる「有事の売り」というやつで「金融事情の売り」とは下落の意味が違います。
「金融事情の売り」は例えばリーマンショックでの株価下落、業績悪化による株価の下落などです。
地震関連は「有事の売り」という部類に入ってくるので、株価はそこまでズルズル下がるでもなく、比較的短期間で反発してくるのが一般的です。
なのでどうなるかは読めない所ですが、仮に明後日の大発会時にパニック売りが発生したとしても冷静に慌てないで欲しいです。
原発の状況
そして、一応、原発の状況も知っておきましょう。
震度7を観測した北陸電力の志賀原発が一番心配そうですが、いずれも運転しておらず、原子炉に核燃料はないとの事。
そして石川、福井、新潟の3県に立地する上記6原発について、原子力規制庁は臨時記者会見で「異常は確認されていない」と発表とあったので現状は大丈夫かなと。
ただ、まだ地震も継続して起こっている状況でもあるので今後も警戒が必要そうです。
次にこの北陸、石川で大地震が起こった事による企業への影響を把握しましょう。
経済への影響
まず北陸は電子機器産業の重要地になります。
日本の産業にとって大事な工場が結構あるんですね…。
例えば液晶パネルを生産するジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場、
東芝の半導体製造拠点や
KOKUSAI ELECTRICの半導体製造装置の生産工場、
電源大手のサンケン電気も石川県に国内最大のパワー半導体製造拠点がある。
積層セラミックコンデンサー(MLCC)の主力工場のひとつが福井県にある村田製作所などなど。
とにかくたくさんあります。
現状としては、やはり正月休みの状況という事もあり、確認中という企業が多いようですが今後の影響が心配ではありますね。
復興需要
株式的な目線になると、やはり気になるのが復興へ向けてと防災への意識の再認識。
今までの地震に対する反応であれば、投機的な動きで6072地盤ネット、1813不動テトラあたりに取引が集中しそう。
あとは建設、道路舗装関連。
またホームセンター系の需要も株式市場的には出てきそうですね。
最後に
今回の地震はお正月という事で物理的な被害にまして、精神的なダメージも大きかったと思います。
ニュースで見ているだけの側ではありますが、こんなお正月は初めてです。
私も静岡なので、東海地震への意識が出てきて、、、こわいです。
備えも一応ありますが。
これでこの記事は以上になりますが、
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