3か国も回って本当に何の成果もなく帰国した文在寅に、韓国メディアも持ち上げようがなく混乱するばかりw
面白いことも起きるものだ。韓国の文在寅が中東へ外遊に出て、各国で赤っ恥をかいて回っている話は都度都度追ってきたが、行くには行ったが何も持ち上げるネタが出てこない、ということで、それを報じる韓国の主要メディアの方も混乱している。今日はそれらを比較しながら、改めて文在寅の「外交の天災」っぷりを笑ってみたい。
●文政権のヨイショ新聞ほどメロメロw●
最初は右派で反文政権的な立ち位置にある朝鮮日報の記事になる。
これで「ももっともまともな」印象、なのが実に韓国らしいw
韓国製K-9自走砲、エジプト向け輸出契約ならず
1/22(土) 10:06配信 朝鮮日報日本語版
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)・サウジアラビア・エジプトの3カ国訪問を終えて帰国の途に就いた。北朝鮮による挑発行為や新型コロナウイルス感染症の流行など韓国国内の状況が悪いにもかかわらず、「絶対に行かなければならない」と言って、任期最後の海外訪問に出た文大統領だが、当初の話とは違い、特にこれと言った成果を挙げられなかったと評されている。
今回の3カ国訪問に同行した防衛事業庁の姜恩湖 ( カン・ウンホ )庁長は同日、文大統領がエジプトを出発する直前に記者会見を行い、「韓国・エジプト間のK-9自走砲の契約妥結に関して期待を持っていたが、文大統領は『無理に交渉に臨むのではなく、健全に交渉に臨み、互いにウィンウィンになる(双方に利益が出るようにじっくり交渉せよ)』と指示した」「さらに時間が必要だ」と述べた。政府は以前、今回の3カ国訪問をきっかけに、エジプトで韓国製K-9自走砲の輸出が実現する可能性を示唆していた。だが、両国が20日に署名した了解覚書(MOU)にはこうした内容が盛り込まれていなかった。両国は訪問の最終日まで某所で交渉を行っていたが、見解の違いを縮めることはできなかった。エジプト側は終盤まで契約金額を値切る交渉をしていたという。
サウジアラビアでも防衛産業と原発輸出契約の話はなかった。文大統領はムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会った後、「韓国の原発の技術は世界最高水準の経済性と安全性を持っている」「サウジ原発事業の最適なパートナーになると確信する」と述べた。新たな契約を推進したということだ。だが、ビン・サルマン皇太子は原則論的な回答しかしなかったという。
UAE訪問では、4兆ウォン(約3813億円)台の韓国製弾道弾迎撃ミサイルシステム「天弓-II」の契約が実現した。ただし、今回の契約は、政府が「昨年、契約が事実上完了した」と広報していたものだ。
一部では、「北朝鮮が新年から連日ミサイル発射で挑発し、新型コロナのオミクロン株感染拡大も深刻な状況で、大統領が国外に出るのは適切なのか」との批判もある。文大統領の海外訪問中に北朝鮮は今年4回目となるミサイルを発射し、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を再び検討すると言った。さらに、文大統領がUAEに滞在中、イエメン・フーティ反軍がドローン攻撃をするなど、現地の状況も不安定だった。これに対して、青瓦台(大統領府)は「大統領の外交は大韓民国の国益のためのもの」「成果のある訪問に対する攻撃は政治攻勢だ」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2217c311e8e1896bbe95e0224c8e27d634a0de51
この記事を見て、おや?と思ったのだ。エジプト?文在寅はUAE、サウジだけでなくエジプトにも足を延ばしていたのか?そんなこと中央日報の記事には書いてあったか?と。
で、朝鮮日報の記事を読み進めると、なるほどとその理由がわかった。エジプトではK-9自走砲の輸出契約をもちかけたものの、先方に断られていたのだ。つまり中央日報、カッコ悪くて愛国心が崩壊するから、その件をまるっきり書かずに記事を配信していた、というわけだw
更に笑ったのは、サウジでも原発輸出を断られた件だ。これを中央日報は「努力した」とまるでサウジに脈があったかのように書いていたのだが、朝鮮日報の記事にははっきりと「空振り」だったとわかるように書いてある。中央日報は己の希望、願望体質を何とかしないと、マジでキチガイ愛国読者しか買わなくなるぞ?w
まぁ、日本人が半笑いで説教しても中央日報には響かないだろうから、まずはここを目指して精進せよ、ということで同じネタを取り上げたWoWKoreaと中央日報で比較してやろうと思う。
まず、最初はWoWKoeaだ。
韓国の文大統領、エジプト訪問中のK9輸出契約諦める…「帰国後も交渉は続ける」
1/22(土) 7:46配信 WoW!Korea
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領がエジプト訪問中に、K9自走砲の輸出契約が、事実上難しくなったことが分かった。
カン・ウノ防衛事業庁長は21日(現地時間)午後、エジプト・カイロのプレスセンターで記者団に「今回の歴訪期間内に輸出契約書の署名式ができたらと期待していた。しかし、無理するよりは文大統領の指示に従い、両国がお互いに良い方向で契約を結ぶことが重要だと判断した」とK9の輸出契約ができなかったことを明らかにした。
カン氏は文大統領から「歴訪期間中に成果を出そうと無理に交渉するな。両国間の健全な発展や関係がもっと重要だ。じっくりと交渉するように」という指針があったことを伝えた。
また「昨日夕方から議論した内容には、合意に至る部分がたくさんあった。エジプトには、多様なオプションを選択できるように提案したが、まだ返事がなく、判断する時間が必要だと思う」と述べた。
当初、文大統領のエジプト訪問中に、K9自走砲のエジプト輸出契約が成立するという期待が大きかった。特に、文大統領とエジプトのシシ大統領との首脳会談後、共同報道機関から契約成果が発表されるという観測があった。韓国の大統領府も国産弾道弾迎撃ミサイルシステムである「天弓2」のアラブ首長国連邦(UAE)への輸出、K9自走砲のエジプトへの輸出を今回の歴訪での核心目標に上げていた。
「天弓2」の輸出は確定したが、K9自走砲の輸出契約という知らせは結局聞こえなかった。文大統領は、シシ大統領と首脳会談後に行った共同記者会見で「両首脳はK9自走砲が、エジプトの戦力増強に大きく寄与すると同時に、技術協力や現地生産を通じた両国共存協力の代表的成功事例になるということで意見を共にし、(契約の)最終妥結のため努力することにした」とだけ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3a763c96946b0cc8aa95f7c741e4082e97b5ae3
あまりに基準点が低すぎるが、こっちはまだ「エジプトとの契約には至らなかった」と書いているだけまともだw
続いて「我らが」中央日報だw
文大統領「エジプトとK-9自走砲最終妥結に努力」
1/21(金) 10:56配信 中央日報日本語版
エジプトを公式訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が20日(現地時間)、シーシー大統領との首脳会談で交通インフラおよび国防・防衛産業分野の協力について議論した。韓国大統領のエジプト訪問は2006年に続いて歴代2回目で、文大統領のアフリカ大陸訪問は今回が初めて。
文大統領はこの日、首脳会談後の共同記者会見で「K-9自走砲がエジプト軍の戦力増強に大きく寄与すると同時に、技術協力、現地生産を通した韓国・エジプト間の共生協力の代表的な成功事例になるという意見で一致した」とし「両国は最終妥結のために共に努力していくことにした」と明らかにした。
文大統領は先月13日、オーストラリアを訪問し、1兆900億ウォン(約1040億円)規模のK-9自走砲輸出契約を締結した。エジプトに対する輸出が実現する場合、エジプトは世界で9番目に韓国産K-9自走砲を運用する国となる。
文大統領は今回の歴訪の最初の訪問国アラブ首長国連邦(UAE)では4兆ウォン規模の国産ミサイル防衛体系「天弓II」の契約を終えるなど、任期末に防衛産業分野の協力に注力している。
また文大統領は「ルクソール-ハイダム鉄道現代化事業」などエジプト交通インフラ構築事業の協力に関連し「エジプトに10億ドルのEDCF(対外経済協力基金)限度を新たに設定した」とし「韓国の開発経験を共有してエジプトの交通・水資源インフラ拡充に協力する」と述べた。この事業はエジプトを縦断する5100キロの鉄道を現代化する大規模な国策事業の最終プロジェクト。
文大統領は「韓国・エジプト貿易協定締結のための意味のある進展を始めることにした」とし「今後、エコモビリティー、海洋と宇宙開発のような未来分野で経済協力の地平を広げていくことにした」と明らかにした。
シーシー大統領は「エジプトは韓国の投資を誘致するうえで良い環境を準備する」とし「エジプトの大規模な開発事業とインフラ事業、エネルギー・交通・通信・ICTなどの分野で韓国の投資を奨励するために条件(規制)を緩和する用意ができている」と述べた。
…
https://news.yahoo.co.jp/articles/765b721033e4e502f22c46502a4c9ce504f687f4
なんかもう、中央日報は何を言いたいのかさえ伝わってこない。こんなにわかりにくい文章にしないと、愛国心を保てないのかね?ってか、読者を誤解させてどうするよ、詐欺新聞と呼ばれたいのか、おまエラはよ?
●結局、何の為にこんな時に中東へ行ったのか?それがわからない、が原因か?●
3紙の記事を読んでも、文在寅がなぜに中東へ行ったのか?の理由がまずわからなかった。例えば、UAEならバラカ原発での不祥事があり、欠陥検査キットを送り付けた、というここ最近の「要謝罪事案」へ重い腰を上げて土下座しにいく、なんて一言があれば、中央日報なら「宣言通りに土下座した大統領、よくやった!さすがは外交の天才!」的なヨイショ記事も書けただろうし、その為に前日まで特集記事を組んでUAEネタのオンパレードもできたはずだ。
だが、実際には過去を謝りもせずミサイル防衛システムの売買契約を営業ニダ?え、何それ、そんな話あったっけ?で書きようがなく混乱、みたいな感じで中東ツアーは始まり、すぐにムハンマド皇太子の会談ドタキャンという大ネタが炸裂して全部持っていかれてしまった。
エジプトの方は、文在寅が持ち込んだ見積もり額にまず難色を示され、値切られた上の破談だった為に、中央日報も書きようがなかったようだ。しかも、この結果巡った3か国では何も外交成果を挙げられなかったのだから。お疲れ様以外に何を書けばいい?だったわけだ。そらレベルの低い中央日報の記者がメロメロな内容の記事を書くに決まっている。褒める箇所が一つもなかったのだからなw
これも、事前に中東行きの狙いや最低限のラインを提示されていれば、それなりに準備をして当日を迎えられたはずで、全部空振りになっても想定の内、で済ませることができた。だが、よくわからないうちに飛んで行ってしまい、ドタキャンはされるは、ぼっち飯を食わされるは、の挙句になんら契約もできず帰国、ではね。マジでヨイショのしようがなかったからこうなるしかない、だったわけだ。カッコ悪いよな、韓国ってw
それにしたって中央日報、この記事はひど過ぎだw
●そして文在寅、6泊8日の中東外遊から帰国●
実は、最後の最後にまだ立ち寄る国がありました!文在寅はベイルートにいます!なんて記事が出ることも期待していたのだが、残念ながら今回の中東ツアーはUAE、サウジ、エジプトの3か国で終了だったそうだ。
WoWKoreaの記事になる。
文在寅大統領、6泊8日の中東外遊終え帰国=韓国
1/22(土) 21:51配信 WoW!Korea
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が6泊8日間にわたる中東3か国の外遊を終え、22日に帰国した。
文在寅大統領はこの日午前9時47分頃、キョンギ(京畿)道ソンナム(城南)市のソウル空港に政府専用機の便で到着した。
文在寅大統領は15日に出国し、16日の韓-UAE水素協力ビジネスラウンドテーブルの行事に参加することから外遊日程を開始した。2日間にわたって現地での日程を消化し、18~19日にサウジアラビア、20~21日にはエジプトを訪問した。
外遊を終えた文在寅大統領は出国前、自身のSNSに「外交の力は国民から出て、大韓民国の上昇した国格はすべて国民のおかげ」と記していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88fe8867da3ee4421b292dd58e6bc83336c29bd6
一応、UAEにはミサイル防衛システムの売り込みができたから、とプラスがなかったわけではないんだし、と見てやろうと思えば、なんだよなんだよ、事前に事務レベルでの協議が終わっていて、今回はUAEと調印する「だけ」だったんじゃないか。結局、文在寅は約1週間も国を開け、中東へ物見遊山へ行ってきた、ということじゃないかw
それにしてもWoWKoreaも、何もヨイショすべき箇所がない中、最後の最後に文在寅がSNSで国民に向けての感謝?的な言葉を送りました、な一文を添えて形にしている分、支離滅裂になる中央日報よりはまだ「できる」感はある。いや、それでもメディアとしては「税金を無駄にして旅行に行きやがって」といった批判はするべきだと思うのだがな。
それにしても今回の「文在寅襲来を受けた」中東3か国にとっては、まさに「招かれざる客」だったと総括するしかないだろう。成果が云々以前に、2か国が文在寅にぼっち飯を食らわした点が全てだったのではないだろうか。それもこれも、UAEから事前に国内が不穏な空気になっているので来ないでくれ、と言われていたのを無視して「スケジュールはスケジュルニダ!ウリは行くニダ!」と文在寅が我を通して強行した結果なのだから、空気が読めないにも程がある。これ、文在寅退陣後の新政権は中東との外交に相当困ることになるように思う。間違っても原油の増産なんて話には乗ってもらえないぞ?
それにしても文在寅、どのツラ下げて帰国したんだろうな?無様なもんだよ。
●文在寅が中東で遊んでいる間に、KOSPI大暴落で韓国はパニックw●
いてもいなくても売られていたよ、ということではあったのだろうが、文在寅が中東で恥を晒している間に、韓国の株式市場で暴落が始まっている。防衛線と言われている2900.00をあっさり下回り、ここ1年の最低値まで落ち込んのだそうな。
ハンギョレの記事になる。
KOSPI、米国の金融引き締めの恐怖で1年1カ月ぶりに最低値
1/22(土) 6:49配信 ハンギョレ新聞
米ハイテク株の投げ売り
米国の金融引き締めへの懸念を受け、韓国総合株価指数(KOSPI)が1年1カ月ぶりの最低値を記録した。
KOSPIは21日、0.99%(28.39)安の2834.29で取引を終えた。これは2020年12月29日(2820.51)以来最も低い数値だ。機関投資家と外国人投資家が8647億ウォン(約825億8千万円)の売り越しを記録し、一時2810台に落ちる場面もあった。これに先立って、ニューヨーク証券市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が3.3%下落した影響で、SKハイニックスが4.8%急落するなど、時価総額上位10銘柄のうちサムスンバイオロジックスを除いた9銘柄が軒並み下落した。コスダック(KOSDAQ:店頭市場)指数は1.65%(15.85)安の942.85で取引を終え、下げ幅が一段と大きかった。ソウル外国為替市場でドルに対するウォンの相場は、1.6ウォン高ドル安の1ドル1194ウォン(約114円)で取引を終えた。
同日、台湾証券市場が1.75%、日本の日経平均株価が0.9%下落するなど、アジア証券市場もほとんど下落基調だった。米連邦準備制度(連準)が予想より早く、さらに多い金利引き上げなど早期の引き締めに乗り出すという見通しが投資心理を圧迫している。ニューヨーク証券市場では、ハイテク株の投げ売りが続いた。ナスダック(NASDAQ)指数は、取引開始直後に2%反発したが、取引終了直前に崩壊し、1.3%下落して取引を終えた。ウォール街の有名投資家ジェレミー・グランダムは米国株式市場を「スーパーバブル」状態と診断し、歴史的な株式市場崩壊が進んでいると警告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6c155499c46e24080045dd4eda851c5c3174e7
サウジとの交渉で文在寅が原油増産を決めてこなかったこうなったんだ!的な騒ぎでも起きていれば、それはそれで面白かったのだが、市場も文在寅になぞ何も期待はしていなかったのだろう。今回のKOSPI暴落は、アメリカのFRBが実施するテーパリングの規模と金利引き上げが予想以上に速い為だったようで、そこからハイテクバブルの崩壊が警告されて起きている、ということだったらしい。まずアメリカの市況が暗転し、韓国にその影響が出た、という「毎度の」パターンだったわけだ。
株が低調となったこともあるのか、ドルウォン為替は1200.00の手前で小康状態に入っているが、アメリカに動きがあれば一気にウォン売りに傾くのは間違いがない。何しろ、アメリカは金融引き締めロードに邁進しているので、それはすなわち「ドルの流動性引き締め」を意味するからだ。ウォンを買うバカはいよいよ韓銀だけということになるだろう。
それにしても、あれだけサムスンだ!現代だ!とKOSPIの銘柄を買えと騒いでいた中央日報が、今回の暴落にはまたバックレを決め込んでいる点が情けない。まぁ、この新聞社が隠れる時は韓国にとってあまりに都合が悪い時、だとわかっているので、これで何か叩いてやろうとも思わないが、いくらなんでも自分の記事を読んでオススメ銘柄を買っている読者に対して、お詫びの一言くらいあってもいいんじゃないのか?とだけ突っ込んでおこうか。ほんと、クズしかいないんだよなぁ、韓国って国にはさぁ。
一応、後学の為にネットのコメントを拾っていくと「アメリカの金融引き締めと某国大統領のデタラメな経済政策が、政権末期になって強烈に効いています」というのが秀逸だろう。要するに、文在寅の奇天烈な経済政策がなければ、ここまでアメリカの影響を受けることもなかったろうに、ということだ。それだけが理由ではないが、アメリカの市況に対してKOSPIの下がり幅がとんでもなくデカくなっている様子を見れば、韓国売りでドル確保へ流れやすくした文在寅の責任は大きい、ということだ。
ま、何を今更な話だけどねw