見出し画像

シボレーボルトのリコール、原因はLGの欠陥バッテリーだ!GMは費用全額を請求する意思満々ですw

韓国に関係すると負けフラグ、今では「韓国の法則発動」とまで言われるようになっていることはご存じの通りだ。国レベルでもそう言われる始末なのに、企業ごときが抗えるわけがない、いわんやGMをや、が今日の記事になる。
まぁ、破綻した大宇自動車を取り込む形で韓国へ工場進出しただけでなく、韓国LGのバッテリーまで採用してしまったのだから、GMがこうなってしまったのも「Meant to be」だったということなのだろうが・・・。
何にしても、一連の騒ぎを時系列に沿ってまとめていきたい。
最初はWoWKoreaの記事になる。


GMのEV「ボルト」が7.3万台を追加リコール、LGに賠償請求の方針=韓国報道
8/22(日) 10:54配信 WoW!Korea
「米ゼネラル・モーターズ(GM)は20日(現地時間)、10億ドル(USD)を投じて電気自動車(EV)『シボレー・ボルト』7万3000台を追加リコールすると発表した」との報道が出た。
ロイター通信によるとGMはこうした内容を発表し、バッテリー供給業者であるLGからリコール費用の賠償に関する確約を得る方針だという。
今回の追加リコールの対象は、米国とカナダで販売されている2019年型から2022年型までのモデルとなる。これに先立ちGMは「シボレー・ボルト」について、米国での5万1000台を筆頭に世界で6万9000台のリコールを行っていた。
LGエナジーソリューションのバッテリーを搭載した「シボレー・ボルト」EVで発生した2件の火災が、リコールを決定づける要因となった。
米放送局のCNBCは追加リコール対象まで含めれば、リコール対象となる「シボレー・ボルト」EVのバッテリーモジュールを交換するのにかかる総費用は18億ドルに達すると報道している。
これについてLG側は「顧客企業と共にリコール措置が円滑に行われるよう、積極的に協力している。GM、LG電子、LGエナジーソリューションの3社が共同で進めている原因調査の結果により、支払い額の設定と負担の割合などを決める予定」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/353d8e958638adefaef7d23030eb6d13821a0ec1


この件、リコールが決定したのは昨年11月のことで、約9か月を経て実際にかかった費用の処理は?という段になったという記事だ。
当初の状況がどうだったのか、は過去記事をご覧いただきたい。
当時と今で、対象の台数が増えている点がミソとなる。


LG化学のバッテリー発火でGM電気自動車がリコールへ、そこにウォン高が襲い掛かるw始まるのか財閥からの倒産劇w
https://note.com/momo19992000/n/n6bc9b944bd7e


何にせよGMとしては、リコールとなった原因は韓国LGの欠陥バッテリーである、というスタンスを崩していない。対象となっているのはシボレーボルトで、73,000台あまりのバッテリーの交換が必要となっているが、総額で最終的に18億ドルがかかると見られている。日本円にして約2,000億円弱ということになるこの金額を、GMはその全てをLGへ「賠償請求する」腹積もりでいるようだ。こういう表現になっているのは、加害者(もしくは過失者)LGに対する被害者GMという構図を、より強調する為であろう。

噂では、LGが支払いを拒否しており、GMと対立しているということなのだが、その空気は同じネタを報じる中央日報の記事にも漂っている。とんでもない他人事感なのだ。


GMの電気自動車ボルトEV7万台またリコール…LGに飛び火
8/23(月) 8:37配信 中央日報日本語版
米ゼネラルモーターズ(GM)がシボレーの電気自動車「ボルト」に対し追加リコールを実施すると20日に明らかにした。2020~2022年形ボルトEV7万3000台が対象だ。リコール費用だけで10億ドルに上ると予想される。GMはすでに2017~2019年に販売したボルトEV6万9000台に対しても約8億ドルを投じてリコールを決めている。これに伴い、ボルトEVのリコール対象は14万台に達することになり、18億ドルに達するリコール費用のうちバッテリーを供給したLGの分担金も大きく増えるものとみられる。
GMは今回のリコールの具体的な理由を公開していない。電気自動車にバッテリーを供給したLGはGMと協力して原因調査を進めている。LGは「顧客とともにリコール措置が円滑になされるよう積極的に協力している。GM、LGエレクトロニクス、LGエネルギーソリューションの3社が共同で進めている原因調査の結果により分担比率が決まるだろう」と明らかにした。
LGがGMに供給したのは電気自動車用リチウムイオンバッテリーだ。LGエネルギーソリューションがバッテリーセル、LGエレクトロニクスがバッテリーモジュールを供給した。バッテリーモジュールはバッテリーセルを外部からの衝撃や熱・振動から保護するために一定にまとめてフレーム状にしたバッテリー組立体だ。電気自動車にはバッテリーモジュールを結合して作ったバッテリーパックが搭載される。今後調査を通じて具体的なバッテリー欠陥原因が確認されれば、GM、LGエネルギーソリューション、LGエレクトロニクスの3社の間でリコール費用分担も決まるものとみられる。
これに先立ちLGエレクトロニクスとLGエネルギーソリューションは10日、4-6月期の業績訂正公示を通じ、LGエレクトロニクスが2346億ウォン、LGエネルギーソリューションが910億ウォンの引当金をそれぞれ業績に反映した。GMが発表した2017~2019年のボルトEV販売分6万9000台に対するリコール費用約8億ドルに備えるためだ。
GMは今回発表したボルトEVのリコールまで含め総額18億ドルのリコール費用のうち相当部分をLGに要求する可能性が高いという分析が出ている。実際にGMは「LGからリコール費用賠償の約束を引き出す方針」と公言している。これにあわてているのが年末の企業公開(IPO)を控えているLGエネルギーソリューションだ。
LGエネルギーソリューションは最近相次ぐリコールからなかなか抜け出せずにいる。IPO興行にも赤信号が灯ったとの警告が相次ぐ。LGエネルギーソリューションは昨年末から現代自動車の「コナEV」のリコールを7000億ウォン規模で進行中だ。これと別に今年上半期にはエネルギー貯蔵装置(ESS)バッテリーを交換するリコールも4000億ウォン規模で実施している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfac9f84734cbb101aee7f673f414a40e2cceb91


「飛び火」はないだろ「飛び火」は。LGがやらかしてリコールになっているんだからさぁ、中央日報よぉ。そういうくだらない愛国心が韓国の立場をどんどん悪くするんだっての。LGが賠償の全額支払いで倒産したら、中央日報のせいにもなるんだぞ?GMが怒り、LGの言い分に一切耳を貸さなかった、はありうる話なんだからさ。
しかも、LGの負担が2000億「ウォン」ごときで済むはずがない。実際に、LGの担当者もこういうノリでいるのだろうから、それがいちいちGMの神経を逆撫でしているだろうこともよくわかる。

当然、LGがどう言い訳しようが、事態の深刻さは市場が理解していたようで、LG株の暴落が起きた。
ロイターの記事になる。


韓国LG化学株が10%急落、米GMリコールを嫌気 EV用電池から発火の恐れ
8/24(火) 11:19配信 ロイター
電池大手の韓国LG化学株が23日、前週末比10%超と大幅に下落した。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が発火の恐れがあるとして、同社製バッテリーを搭載した電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」7万3000台をリコール(回収・無償修理)すると発表したことが売り材料となった。GMはこの車両を無期限で販売停止した。
今回のリコールは、EV向け電池などを生産する部門の株式公開(IPO)を進めるLG化学にとって、大きな痛手となった。同部門の上場は延期されるとアナリストはみている。
GMは20日、バッテリーに製造上の欠陥があるとしてEV「シボレー・ボルト」7万3000台の追加リコールを発表した。この1週間ほど前にも、同型バッテリーを搭載した独フォルクスワーゲンのEV車両から出火する事故があったばかり。
GMによると、リコールの費用は10億ドル(約1100億円)の見通し。GMはLG化学に補償を求める方針だ。LG化学製のバッテリーを巡っては、今年2月にも現代自動車が同様のリコールを実施した。
GMによると今回のリコール対象は2019年以降のモデルで、シボレー・ボルトは無期限で販売停止するという。発表を受けてLG化学は、円滑なリコールを行うよう努めているとコメントした。
バッテリーは、LGグループの主要な収益源の1つ。LG化学の今年4―6月期における営業利益のおよそ4割を、EV向けバッテリーが貢献している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23ae1f1c6d95056adfeb1fb9731a014370098758


つまり、世間の目はLGが1000億円「単位」での賠償支払いから逃れられない、と見た結果がこれ、というわけだ。
そして、ここでもサムスン株の暴落などと同じ「韓国売りの一部としてLGも」という温いコメントをしているネットユーザーがいたのだが、さすがに本気でそれを書き込んでいたのなら、あまりにトレンドを知らない田舎者トレーダーだと言っていい。まさかリコールをかけた側のメーカーがその費用を負担しなくて済む、なんてことを考えているんじゃないよな?と心配になってくるレベルだ。「無償交換」とはユーザー側から見れば負担なしで交換なのであって、発生する費用を負担するのはメーカーなんだぞ?おま、バカか?いたいなね。

一方で、GMはLGバッテリーが問題を起こすことを見越して採用していたのではないか?という捻った見方も出ている。そんなに安い金額でEV車用バッテリーを作れるというならやってみろ、でまずシボレーボルトに使いながら、その間に別のバッテリー入手ルートを模索したり、自社開発の道を探っていたのでは?というのだ。
後でも触れるつもりだが、GMは韓国がどういう国なのかをわかり過ぎるほどわかっている会社だ。LGの開発スキルがどの程度だったのかも調査していないわけがない。それでも採用したのだから、裏の狙いがないとは言えない。そう言われてみれば、なるほどと思わされる視点だ。
何にせよ、LGバッテリーが問題を起こせば全てLG自身にケツを拭かせる、最初からそう決めていた、は説得力があるように感じる話だ。

更に、この件はリコールを決めたGM本体のみならず、韓国GMにも「飛び火」することになった。そう、既に出荷しているシボレーボルトだけでなく、今後の製造も中断されるという。当然、その中には韓国GMの工場分も含まれている、ということなのだ。
中央日報の記事になる。


GM、「新型ボルト発売も中断、バッテリー火災徹底した調査から」
8/25(水) 9:58配信 中央日報日本語版
韓国GMが野心を持って推進してきた出口戦略にブレーキがかかった。韓国GMが数万台を予約販売した2022年型ボルトEVとボルトEUVまで米GM本社が発表したリコール対象に含まれたためだ。韓国GMは電気自動車のボルトを前面に出して7年連続赤字から抜け出すという計画だった。だが今回のGMの突然の大々的リコールで赤字脱出は約束できなくなった。
韓国GMは24日、「米GM本社が電気自動車ボルトのリコール対象を6万9000台から14万2000台に拡大し、韓国で予約販売した車の顧客への引き渡し時期もずれ込むほかなくなった」と明らかにした。韓国GM関係者は「米GM本社と(ボルトEVとボルトEUVの)引き渡し時期を議論している。リコール対象車両のため本社の方針に基づいてバッテリー交換後に事前予約した消費者に引き渡すだろう」と伝えた。
ボルトEUVはGM傘下のシボレーブランドで初めての電気スポーツ多目的車(SUV)で、韓国ではオンライン事前契約当日にホームページがダウンするほど関心を集めた。新型ボルトEVは2017年に韓国で発売されたボルトEVのマイナーチェンジモデルだ。
◇LGバッテリー不良問題提起
ボルトの車両火災で触発されたGMのリコールはバッテリー納品企業であるLGエネルギーソリューションと他のLG協力会社に直接的な影響を与えている。GM関係者は「今回のリコール措置を発表しながらこれまで数回あったリコールの時と違った表現があることに注目すべき」と話した。GMが「供給されたバッテリーで負極タブの断線と分離膜の製造欠陥を発見した」「LGからリコール費用賠償の約束を受けるだろう」と明確に言及したという。
このため今回のリコールに対しLGエネルギーソリューションが相当な費用を支払わなければならないとの解釈が出ている。サムスン証券のチョ・ヒョンリョル研究員は「リコール対象車両が増えることによりリコール費用が8億ドルから18億ドルに増加した。LGエネルギーソリューションの最終費用は4230億~5550億ウォンに達するだろう」と予想する。
この数値はGMとLG系列会社の責任の割合を7対3程度として推定したものだ。GMリコール費用を8億ドルと仮定して4-6月期にLGエレクトロニクスは2346億ウォン、LGエネルギーソリューションは910億ウォンをそれぞれ引当金として反映した。先月LGエネルギーソリューションは「(ボルトEV向けに納品された)バッテリーセルはLGエレクトロニクスがモジュール化してGMに納品したもので、一部モジュール製作過程で問題が発生した」と説明した。
◇LGの負担割合増えることも
だがGMがバッテリーを問題視しながらLGエレクトロニクスとLGエネルギーソリューションが負担すべきリコール費用が増えるというのが業界の見通しだ。現代自動車の「コナEV」のバッテリー火災が発生した時もリコール費用をLGエネルギーソリューションと現代自動車が7対3の割合で分担した。
業界では今回のリコール問題がGMだけでなくLGエネルギーソリューションにも長期的な観点から肯定的に作用するものと予想する。瑞靖大学自動車学科のパク・チョルワン教授は「GMで明らかにしたセルの欠陥が自動車火災につながるということは立証されていない。この機会に火災原因を明確にすることだけが今後起こりうる別のリスクに備える方法」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/796f9f8da7c3496252d2486d90a51f6ee0906756


この記事で最も注目すべきはここだろう。

>GMが「供給されたバッテリーで負極タブの断線と分離膜の製造欠陥を発見した」「LGからリコール費用賠償の約束を受けるだろう」と明確に言及したという。

全額LGに払わせる、というGMの強い意志を感じさせているではないか。
韓国GMは韓国GMでこういう状況にあり、今更GM本体も割り当てを増やそうという考えなどなかったはずだが、減らす方向の決定はあっという間だったというw
経緯については過去記事をご覧いただきたい。


GMいよいよ韓国撤退か?遡及法炸裂で出国禁止の社長が韓国事業をやめたい発言w
https://note.com/momo19992000/n/nc91996d41fd4


ある意味、リコール発生で生産割当を削れた、は韓国撤退へのいいきっかけにできるだろう。しかも、同じ韓国のLGが作ったバッテリーの為にシボレーボルトが作れないのだから、いかに過激派集団のGM労組でも騒ぎ立てることができない。今までのように反米も追い風にしてやりたい放題、とはいかないからだ。逆に、工場を動かせ!と騒ぐほどLGに批判が向かうことになってしまう。サムスン同様、LGを敵に回しても韓国では生きにくいだろうし、LGの労組がGM労組を叩き始めることになるかもしれない。ヤクザの抗争のように労組同士で殺し合いになれば面白いが、ま、それはまた別の記事で書くことにしようw

ただ、GMとしてはリコールをかけたものの、LGが欠陥を解消したバッテリーを用意できるとは考えていないだろう。実際、LGをよく知るユーザーからは、火を噴かないバッテリーなどLGでは作れないし、できたとしても数年先だろうという声が出ているほどだ。
つまり、ゆくゆくはGMがシボレーボルトを諦めることになるかもしれない。その決断の時に韓国GMがまだ残っていれば、同時にお払い箱という流れは必須だろう。・・・それ以前に韓国から手を引いているとは思うのだが。

この件、まだまだ続報が出てくる展開になるだろう。だがそれは、過程がどうなるかだけがポイントで、結論は出ているように感じる。GMは自社から韓国と名のつくものを全て削除し、LGは新たな融資先を見つけようと腐心する、だ。

あ、LGには夜逃げエンドもあるんだったねw

サポートいただけると、今後のnoteの活動にブーストがかかります。よろしくお願いいたします。