日誌『神奈川県立近代美術館』
神奈川県立近代美術館葉山館に行ってきた。
11月、初美術鑑賞。
▼生命のリアリズム 珠玉の日本画展
▼オディロン・ルドン版画展
のラインナップ。
加えて特集展示で内田あぐりさんの作品が並べられていた。
まず、ルドンの版画たちを眺める。版画展とスケッチ?のようなものとあったのだが、どちらも作品は白と黒。黒がとても鮮やかだった。黒が鮮やかだと、光を表現する白がより発光して見える。影がつくのもすごい。絵は、デザイン的に観ると私の好みではないけれど版画の白と黒の技術には脱帽。
今月みにいくよていの三菱一号館美術館でもルドンが特集されるはずなので、良い予習になった気がする。
続いてメインの日本画達。
正直日本画に魅力を感じた事はほとんどない。ベタ塗りの色彩が好きじゃないのだろうか。人間の表情が乏しいのが物足りないのだろうか。あまり心が揺れる作品はなかった。
ざんねん。
そしておまけ的な特集展示。
私にとってはここが今日一の盛り上がり。
内田あぐりさん、初めて知った。
ドローイングで表現された身体が、良い。
説明書きにも少し書いてあった(うろ覚え)が、身体のリアリティを描く人らしい。大きなキャンバスを5枚ほど使った作品では、皮のような材質の何か(覚えてくればよかった)で形作られた身体が糸で縫い付けられていて圧巻。
思わず、え〜好きだ〜〜の声が漏れる。人と一緒に来ていてよかった。
入り口近くに展示されていたドローイングの一つに黄色やオレンジで色付けされていたものがあった。展示室に入ってすぐに、内田あぐりさんが身体を描く人だということを認識せずにフラットな状態でみたため、人間なのか、獣なのか、迷い、友人に尋ねた。
なんか、多自然主義的だなぁ。
ついでに、一色海岸の写真をいくつか。
カニ、かわいいな。
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