物語発生ものがたり
解釈が起こらないと、物語って始まらないですね。
さっき、駅への道中
自販機の前で、タバコ吸ってる男性がいたんです。
目が合うと、ちょっと顔を下に下ろした。
「タバコ吸ってる男性」としか解釈が起こってなかったのですが、
よく見ると学生服着てた。
新たな解釈がそこで起こりましたよ。
「高校生がタバコを吸っている!だから、顔背けたのか!!」
さあ!物語の始まりです〜。
昼間の裏道で高校生がこっそりとタバコを吸っている。これは由々しき問題だ。
どこの学生だ?大きなリュックを背負っている。
部活帰りか?部活はなんだ?テニスか?
バレたら停学だぞ…。彼女はいるのか?
学校生活に苛立ちがあるのか?
人間関係うまくいってないのか?
先生との確執?いや、母親か??
うんぬんかんぬん。
すごいです。
想像の飛び火がすごいです。
単なる「タバコ吸ってる男性」
からの
「問題を抱えている高校生」物語
に大変身いたしました。
解釈ってすごいなぁ。
なんにも起こってない風景から
大問題風景に変わりましたね。
解釈が無ければ、物語は起こりませんね。
そして解釈は勝手に起こりますね。
※今回の記事で言いたかったのは、高校生がタバコを吸っていいのか否か?等の道徳的な話ではありません。