クビになりました日記

急に無職になった

30分前にクビを宣告された。海外ドラマで「申し訳ないけど、君は今日でクビだ」「え~!?」私物の入った段ボールを抱えてトボトボ歩く……みたいなシーンを見ては「いやいやこうはならんやろ」と思っていたが、本当にあるんだ。(仕事場に私物は置いていなかったので、普通にリュックだけ背負って帰った)

予兆はあった

「急に」と書いたけれど、まあ予想はできた。ていうか薄々恐れてはいた。ひと月前にも同僚の一人が「お金がなくてこれ以上雇っていられない」と契約解除されていたし、次にカットされるとすればその彼女の次に新顔である私なのだ。順当。

ここまでの流れ

これを読んでいる人(いるのか?)はたいてい私のTwitterを見ている人だと思うのでさらっとしか書かないけれど、2023年の9月からワーキングホリデーとしてイギリスに来ている。2023年11月から2024年6月までウェールズ・カーディフのカフェで働いて、2024年6月にロンドンに引っ越してから30分前までは今の職場で働いていた。英語が流暢でない割には順調にやってきていたと思う。

悲しいこと

何が悲しいって、今の職場(元職場?)は、めちゃくちゃ楽だったのだ。あんなに楽な職場はそうそうない。それが失われたのがとても悲しい。職種にこだわらなければロンドンで仕事を見つけることは(英語がぎこちなく、対人スキルにやや難ありの私の場合も)さほど難しくはない、と、思う。
こんなことなら楽な職場なんて知りたくなかった。もう飲食はこりごりだ!と思って飛びついた求人に運良く拾ってもらって、なかなか気楽で規則正しい生活を送っていたのに。そろそろ人間としてしゃんとしろという裁きか何かかもしれない。
もう一つ悲しかったのは、さすがにクビをいきなり宣告させるとものすごい量の不安が襲ってくるので誰かと話したいのだが、私がクビを宣告されたのはGMT18:30で、日本は午前3時半であった。家族も友人ももちろん寝ていた。一人きりでこの不安を浴び続けるというのはなかなか厳しい。(この日記をだらだらと書いている間にイギリスで唯一私と話してくれる人間が電話をくれた。ありがとう)

嬉しいこと(だるくなってきたので箇条書き)

・明日から何の予定もないが、一応来月1日までは有給扱いなので家で寝ていても給料が出る。
・一部の同僚、明らかに私のことが好きではなさそうだったので嫌われてるな~と思いながらもせめて愛想はよくしようとヘラヘラし、帰ってから自己嫌悪しなくて良い。
・海外ドラマみたいな経験ができた。
・わかりやすい挫折エピソードなので、日本に帰ってからの転職面接で話せるかも ※ここからうまいこと巻き返せれば(転職でも挫折からの克服エピソードとかって聞かれるのか?)


以上です。
私にとっての「いきなりクビシーンがある映画」である『What's Your Number?』を見ながら酒を飲むこととします。
おすすめのクビ映画があれば教えてください。



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